僕がリクルートで働いていた際、「出世する人と出世しない人は入社後すぐにわかる」と当時のマネージャーに言われました。
特に、20代での仕事との向き合い方、生活の過ごし方で「こいつは出世する」という若手がわかるのだそうです。
この記事では、リクルート時代に感じた20代で出世する人の特徴についてまとめていきます。
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リクルートで学んだ20代・若手で出世する人の特徴
出世する人と、そうでない人は入社後にすぐわかるそうです。
すぐにわかるといっても、学生時代に特別なスキルを身につけていたとか、経歴がすごいとかそういったことではありません。
リクルートのマネージャーが言っていた「出世する20代の特徴」は次の3点です。
- 仕事に対するスタンスが良い
- 視座が高い
- 目の前の仕事に全力を尽くせる
たとえ、学歴がなくてもスキルがなくても上記の特徴を持つ新入社員であれば、入社してすぐに活躍できる人材に化けるそうです。
一つ一つ紹介していきます。
仕事に対するスタンスが良い
リクルートでは、すべての社員が身につけさせられる「4つのスタンス」と呼ばれるものがあります。
4つのスタンスは以下の通りです。
- 圧倒的な当事者意識
- 考え抜く・やり抜く姿勢
- 広く・深く学び続ける姿勢
- チームとして協働を追求する姿勢
圧倒的な当事者意識は耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか?
何事も自分事として考え、「自分ならどうするか」を考える姿勢のことです。
こういったスタンスは若いうちに徹底して身につけておくべきです。
なぜなら、こういった仕事に対する良いスタンスを持つ人にはたくさんの機会が与えられ、そして成長し、出世していくからです。
スキルや経験ももちろん大切ですが、スタンスという土台がなければその力を十分に発揮することはできないでしょう。
逆にスタンスさえよければスキルも身につきますし、たくさんの経験を積むための機会を手に入れることができます。
リクルートでは、上司からよく「お前はどうしたいの?」と聞かれます。
それほど、リクルートでは当事者意識をもって働くことを大切に考えています。
「仕事に対する良いスタンス」をきちんと身につけて、20代のうちからどんどん出世していける人材へと成長しましょう。
出世する若手は視座が異様に高いです。
新卒リクルート時代に、1年目にもかかわらず組織課題に対して疑問を投げかけたり、事業KPIを変更させようと奮闘している同期がいました。
自分の仕事が会社にとってどうつながっているのかを把握しながら働く人と、自分の仕事を狭い範囲で捉えて仕事をする人ではアウトプットに大きな差が出ます。
また、「組織をよくする」といった視点を持ってメンバーのうちから働くことができれば、マネジメント能力をメンバーながらも身につけていくことができます。
視座を高く持つことは出世するためだけではなく、今後のキャリアを築いていく上でも非常に有益です。
視座を持って働くことは難しく聞こえますが、最初の第一歩としては「上司は何を考えてるか?」を想像しながら働いてみましょう。
例えばAという指示を上司が出したとき、その上司はどんな目的でそのような指示を出したのか、その目的を達成するために自分はどんな働きをしたら上司が楽になるのか、など考えてみるようにしましょう。
このような習慣を身に付けると、自然と高い視座が身についていきます。
ぜひ高い視座を持って働いてみてください。
目の前の仕事に全力を尽くしている
目の前の仕事に全力を尽くすことは簡単そうに見えて非常に難しいです。
特に若手のうちは、雑多なタスクがポンポンと振られてくることが多いでしょう。
そういった環境の中でも、すべての業務に意味を見出して働いたり、一見無駄に見えるタスクに対しても全力を尽くして行うことで後々大きな差が生まれてきます。
目の前の仕事に全力を尽くすようになると、「最後までやり切る力」が身に付きます。
この「やり切る力」は、上司からの評価はもちろん、一緒に働くお客様や同僚のメンバーからの高い信頼につながります。
信頼を築いていけば、重要な仕事が発生したときに周囲から任されることが増えるため、結果として出世に近づいていきます。
また、目の前の仕事に全力を尽くすことで副次的な効果も生まれてきます。
例えば、飲み会の幹事を本気でやった結果、マネージャーに気に入られて個人的な仕事が振ってきたり、議事録を本気で書いていたら上司から認められて、重要な意思決定を下す場に出席させてもらえるようになるなどです。
目の前の仕事に全力を尽くして成果を出すことで次の機会が与えられ、その機会で大きな経験を得ることで成長することができるのです。
スティーブ・ジョブズが言っているように、意味ないと思ったタスクでも全力でやってみることで、最終的に振り返った時に「繋がった」と感じることができるのでしょう。
ぜひ20代の若いうちは無駄に考えすぎず、とにかく目の前の仕事に全力を注いでみてください。
他の企業や業界で出世している人の特徴
ここまでリクルートで出世している人の特徴を説明してきましたが、他の企業ではどんな人が出世しているのでしょうか。
僕は、以前Googleの面接を受けて、落ちました。その際にどんな人がGoogleでは求められているのか、また、Googleと並んでGAFAと称されるApple、Facebook、Amazonではどのような人が求められているのか調べてみました。
求められる能力はたくさんありますが、簡単にまとめると以下の4点です。
- ビジネスレベル以上の英語力
TOEICでいえば900点程度、そして英語で面接できる程度のスピーキングスキル
- 分析的思考力
大規模データを分析して優れた示唆を出したり、物事の本質を素早く見抜いたりできる力
- 戦略思考力
物事の本質を見抜き、目的の達成に向けた筋の良い道筋を描く能力
- 実行力
考えた戦略を素早く、的確に実行できる力
各能力の詳細は「Googleの面接に落ちたので、GAFAで求められる人材を徹底的に調べました。」の記事で説明していますので、参考にしてください。
この能力が求められている=この4つを身に付けていることが出世する人の特徴とも言えますね。
こうしたスキルをGAFAのような世界的な企業を求めているということは、どの企業ももちろん欲しがるはずです。
「英語力・分析思考力・戦略思考力・実行力」を兼ね備えた人であれば、おのずと市場価値も上がってハイキャリアとして転職も可能になります。
出世するためのスキルを身に付ける方法
リクルートで言われている出世する20代の特徴は3つありました。
- 仕事に対するスタンスが良い
- 視座が高い
- 目の前の仕事に全力を尽くせる
また、GAFAで求められる能力は4つありました。
- ビジネスレベル以上の英語力
- 分析的思考力
- 戦略思考力
- 実行力
こうした能力や仕事へのスタンスは1日で習得できるものでもありませんが、習得するための方法はあります。
それが次の3つです。
- 今の仕事で身に付けたいスタンス・能力を意識してみる
- 上司の視点を意識して働く
- 自己投資をする
今の仕事で身に付けたいスタンス・能力を意識してみる
まずは今の仕事の中で上記のスタンス・能力をどうやって身に付けられるかを意識して働いてみてください。
目の前の仕事に全力で取り組んでみたり、今までと視点を変えて、視座を高くすることはすぐにできることです。
最初のうちは仕事で多少手を抜いてしまったり、自分の業務で手一杯になり、自分のこと以外を考えられなくなったりしてしまうこともあります。
ですが、こうした意識を持って働くことで、自分の中で少しずつ仕事への取り組み方は変わってきます。
また、実行力や戦略思考力なども簡単に習得できるものでもありませんが、自分の仕事への意識を変えることで身に付けることも可能です。
「自分で戦略や企画を考案し、素早く実行してみる」「業務に取り掛かる前に、何が本質なのかまず考えてみる」など、小さな取り組みから自分の力を磨いてみましょう。
業務の中で、スキルを習得しようと努力すれば、おのずと仕事への姿勢も評価され、出世への近道ともなるはずです。
上司の視点を意識して働く
高い視座を持つことの重要性を先ほど書きましたが、やはり上司の視点を意識して働くことは出世するにおいて非常に重要です。
これは、上司の媚びるべきという話ではありません。
- 上司は、その上司の方に何を求められているのか?
- 上司が自分に期待しているのはどんなことか?
- 上司が今の仕事に対して大切に考えているのは何か?
- 何をすれば、上司の仕事が楽になるのか?
など、評価者である上司がどのような視点で働いているのかを理解するように努めましょう。
可能であれば、上司の方とミーティングを行い、評価の軸や何をしてほしいのかヒアリングしましょう。
上司の視座で上司の視点を理解して働くことが出来るということは、自分自身を客観視して自分への期待役割を理解することが出来る証です。
自分を客観的に見れることは、周囲から評価され頼られるために非常に重要な要素です。
自己投資する
仕事での努力はとても大事ですが、仕事以外の時間での努力も必要です。
20代は今後のキャリアを大きく左右する最も大切な時間であり、この期間でどれだけ力がついたかで差がつきます。
仕事以外の時間でも自己投資して勉強して、よりスキル形成のスピードを加速させましょう。
20代におすすめの自己投資はたくさんあります。
- 英語学習
- 読書
- 学習サービス
- 筋トレ
英語に関しては、GAFAでも求められているように、グローバル化する社会では当たり前のように必要とされます。
英語が話せることによって、海外出張や駐在という機会に恵まれる可能性も大きくなりますし、業界や職種選びの幅が広がります。
例えば海外営業に英語は必須ですよね。若いうちに勉強すれば可能性が広がるのでおすすめです。
また、論理的な思考力などを身に付ける方法として読書は一番有益です。
本は1,000円程度で深い知識を与えてくれる最強のコスパで、成功しているビジネスマンは必ず読書をしています。
どうしても本を読むのが苦手という人はビジネススキルを学べるサービスも利用してみてください。
グロービス学び放題というサービスでは、動画でロジカルシンキングなどのスキルを解説してくれます。
以下の記事で解説していますので是非参考にしてください。
20代・若手で出世する方法
20代で出世(キャリアアップ)するには、2パターンのルートがあります。
- 社内でキャリアアップする
- 転職でキャリアアップする
リクルートでは、「転職でキャリアアップする」選択をする20代の社員が多かったです。
ここからは、「社内でのキャリアアップ」と「転職でのキャリアアップ」について説明していきます。
社内でキャリアアップする
会社やサービスに愛着があり、長く働き続けてもいいと思えていれば、社内でのキャリアアップを考えてみましょう。
社内でのキャリアアップについては、なんとなくイメージが湧くかもしれません。
きちんと目の前の仕事で成果を出し、リーダー職やマネジメント職に登りつめていくのが一般的なイメージです。
会社によっては社内でキャリアアップをしてほしいと願い、多くの部署を浅く広く経験させるいわゆる「幹部候補生」の育成があるところもあります。
リクルート時代に社内でのキャリアアップを考える際に上司に言われたのが、「目の前の仕事に全力を尽くして身の丈に合わない仕事をもらい続けろ」ということでした。
「目の前の仕事に全力を尽くして身の丈に合わない仕事をもらい続けろ」
リクルートの「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」がまさに象徴していますが、人は機会によって成長しますし、行っている仕事の大きさによって評価されます。
機会を手に入れるためにも目の前の仕事に常に100%をぶつけて、成果を出し続けることが必要なのでしょう。
社内でキャリアアップするためには「目の前の仕事に全力を出し、成果を出し続ける」ことが一番の近道です。
転職でキャリアアップする考え方
転職でキャリアアップする考えも、今では当たり前になってきました。
転職活動では、自分が活躍できるフィールドを主体的に選ぶことができ、ポジションや年収を交渉しながら新たなキャリアを探していけます。
リクルート時代の先輩に「ジョブホッパー」の方がいましたが、約2年ごとの転職を繰り返しながら多くの業界で経験を積み、その人にしか出せない色をリクルートで出していました。
現代社会では「石の上にも3年」などの古臭い考えは全くないので、自分のスキルや経験を様々なフィールドで磨きながらキャリアアップを図っていくのはいい方法だと思います。
会社にもよるかもしれませんが、リクルートは3年足らずでやめていく人がほとんどなので、会社のために働けといった雰囲気は全くなく、自らのキャリアを形成するためにリクルートを使い倒してほしいという感じでした。
そんな社風だからこそ、多くの人がdodaなどの転職サイトに登録したりや転職エージェントと定期的に会って自身の市場価値を確認していました。
僕自身も新卒時から転職サイトに登録したり転職エージェントと会ってきましたので、簡単にキャリアアップするためのおすすめの転職サービスとその使い方を紹介します。
おすすめなのは、「転職する意思が固まる前から定期的に転職サイトに登録したり転職エージェントと会って自分の市場価値を確認し、機会があれば転職をする」という方法です。
転職しようと思ってからでは、求人を選ぶことに多くの時間を費やす必要があるため、なかなか自身の市場価値を分析したり、本当にやりたいことを探すことにほとんど時間を使えません。
だからこそ転職する意志がない段階から、転職サイトに登録したりや転職エージェントと会うようにしましょう。
20代におすすめの転職サイトや転職エージェントは次の通りです。
転職サイト:doda
公式サイト:https://doda.jp/
dodaは、求人の量も質も申し分なく、使い勝手の良い万能型の総合転職サイトです。
求人検索のできる転職サイトの一面だけではなく、キャリアアドバイザーにサポートしてもらえる転職エージェントのサービスも含まれており、両者を併用することで効果的に転職活動を進めることができます。
利用者満足度も90%を超えており、非常に充実したサポートも受けられるでしょう。
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転職エージェント:マイナビジョブ20’s
公式サイト:https://mynavi-job20s.jp/
転職活動が初めてな20代の方であれば、マイナビジョブ20’s以上におすすめの転職エージェントはありません。
職務経歴書の作成や転職活動の面接を人生で経験したことない方にとっては、マイナビジョブ20’sの専門的で手厚いサポートは非常にありがたいでしょう。
他の転職エージェント経由だと職歴や経験がないとの理由で通らない書類も、マイナビジョブ20’s経由なら通るといったことが本当によくあります。
マイナビジョブ20’sに求人を出している企業も、第二新卒や20代の若手社員を求めているので、マッチングが非常にしやすいです。
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ぜひ出世・キャリアアップに向けて、今のうちから転職サイト・転職エージェントに登録して使用してみましょう。
出世するために狙い目の業界・会社の特徴
早いタイミングで出世したいという方は、以下の軸で転職先を選ぶようにすると良いです。
- 成長性の高い業界・会社
- 実力主義の色の強い会社
- 創業から歴史の浅い会社
成長性の高い業界や企業であれば、会社が大きくなるにつれて必要なポストがどんどん生まれてくるので、出世の可能性が高くなります。
実力主義の会社や創業から歴史の浅いベンチャー企業であれば、実力や成果が評価に色濃く反映されるため実力次第で出世のチャンスが多いです。
このような観点から、早いタイミングで出世できるような会社に転職したい方は、
- IT・Webサービスを展開する会社
- 創業3年以内のベンチャー企業、特にベンチャーキャピタルから出資されている会社は有力
- 不動産業界や人材業界など、営業メインかつ実力主義の会社
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20代で出世する人の特徴とキャリアアップの方法まとめ
20代で出世する人の特徴とキャリアアップの方法をまとめてみました。
20代で出世する人の特徴
- 仕事に対するスタンスが良い
- 視座が高い
- 目の前の仕事に全力を尽くしている
キャリアアップの方法
- 社内でキャリアアップする
- 転職でキャリアアップする
出世するためだけでなく、大きく成長するためにも上の3つの観点は非常に大切です。
僕自身20代中頃の時、結果を出すために断酒をしてノンアルコールビール片手に手を動かし続けたこともありました。
また成長する際に転職してみるのも一つ有効な手です。
実際にリクルートの新卒も2〜3年もすると様々な業界に転職をして、元リクとして他の会社で活躍をはじめる方が多くいました。
リクルートではメンバーレベルだけど、他の会社に行けばマネージャークラスになるといった話はよく聞きます。
逆に転職活動をしてみることで、現在の会社でどんなことを成し遂げるべきなのかも見えてくるはずです。
ぜひ今のうちから動き出してみてください。
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