- 「50代まで無職で社会復帰できた人っているのかな?」
- 「50代ニートはこのまま一生、無職生活なのかな…」
このような疑問・不安はありませんか?
近年「8050問題」といった言葉が誕生しているほど、50代ニートの割合が増えてきています。
では、50代ニートはこの先もずっと無職のままなのでしょうか?
結論からいうと、50代ニートでも社会復帰はできます。
50代ニートが社会復帰できる理由は下記です。
- 人手不足の業種が多数存在する
- ニートの方に合った職種がある
- 働き方のジャンルを変えれば選択肢が広がる
とはいえ、30代や40代と比較すると就職するのは難しく「すぐに行動すること」が大切です。
本記事では、50代ニートの方が社会復帰できる方法を徹底的に調べた私が、客観的な意見も交えて解説します。
- 50代ニートのリアルな実状と末路
- 50代ニートが社会復帰する方法
- 50代ニートでも利用できる就職サービス
今日からすぐに行動できる内容を具体的に紹介しているため、50代ニートの方でも社会復帰する近道が分かります。
深刻化する8050問題|50代ニートのリアルな実状
「50歳ニートって実際多いの?少ないの?」「8050問題って何?」と疑問に思った方もいるかもしれません。
近年、若年層よりも高年齢層のニートの割合が多くなってきており、問題視されるようになりました。
その深刻さから「8050問題」という新たな言葉が誕生しています。
8050問題とは「長年引きこもる高齢層ニートとその生活を支える親を指す社会問題」です。
実際、KHJ全国ひきこもり家族会連合会による「50歳以上の引きこもりの割合」の調査によると、下記の結果となりました。
参考元:KHJ全国ひきこもり家族会連合会「引きこもり実態調査報告書」
2004年頃は50歳以上の引きこもりの割合が約0%に近かったのに対し、2019年以降から5%前後に増加しました。
上記の結果から、今後も50歳以上の引きこもりが増えると予想されており、より「8050問題」が深刻化するでしょう。
さらに、KHJ全国ひきこもり家族会連合会による「ニートが住む家族の平均年齢」の調査によると、下記の結果となりました。
参考元:KHJ全国ひきこもり家族会連合会「引きこもり実態調査報告書」
2018年度以降、ニートの家族の平均年齢が65歳を超えており、定年退職を迎えている家庭が増えています。
結構やばい?50代ニートの末路
50代ニートの実状から「このままニートを続けていったらどうなるんだろう…」と漠然とした不安を抱えた方も多いのではないでしょうか。
50代ニートがこの先もニートを続けると、下記のような未来が待っているでしょう。
- 40代ニートの時よりも就職しにくくなる
- 親が高齢になり支援されなくなる
- 結婚の可能性が低くなり孤独となる
ニートを続けた際の近い将来が事前に予測できるため、今日から社会復帰するきっかけに繋がります。
40代ニートの時よりも就職できなくなる
当然のことながら、50代でニートを続けていると40代ニートの時よりも、就職がより厳しくなります。
実際、総務省統計局による「若年者から44歳までのニートの割合」の調査によると下記の結果となりました。
参考元:総務省統計局「労働力調査(基本集計)2021年(令和3年)平均結果の要約」
上記の結果から、若年層と比較すると高年齢層の方が就職できていない現状が分かります。
この調査は40代後半までが対象ですが、50代も含めたらもっと割合は多くなったと思うよ
高年齢層のニートの割合が多い理由として、下記が挙げられます。
- 若年層は経験がなくても、若さを理由に採用されやすい
- 空白期間が長いほど採用されにくい
- ニート歴が長いと就職活動がしにくくなる
上記の理由から、年齢を重ねるごとに社会復帰が難しくなっているのでしょう。
親が高齢になり支援されなくなる
現代では「8050問題」が深刻化しており、支援元で合った両親が年金暮らしとなるため、親の収入に頼る生活がより厳しくなるでしょう。
急いで就職活動を始めても、高齢となった両親の介護を余儀なくされ、就活したくても出来ない状況に陥る可能性もあります。
最近では高齢層のニートがさらに増えてきており「6090問題」に移行しつつあるのが現状です
結婚の可能性が低くなり孤独となる
「社会復帰できなくても結婚しちゃえば…」と思った方もいるかもしれませんが、50代のニートが結婚するのはかなり難しいのが実状です。
20代・30代であれば、比較的可能性はあります。ただ理由もなく50代までニートを続けていた場合、相手に良い印象を与えづらいです。
また、家に引きこもって出会いがない点からも、パートナーを見つけられずに孤独な生活を余儀なくされるでしょう。
50代ニートが社会復帰する方法|正社員は難しい
ここまで、50代ニートの深刻な実状とその末路について説明しました。
「50代ニートが社会復帰は無理なのかな…」「ニート生活から脱出するためにはどうすればいいんだろう?」と考えた方は多いのではないでしょうか。
結論からいうと、50代ニートでも社会復帰できます。
とはいえ、キャリアや年齢的に正社員として採用されるのは難しいでしょう。
実際、労働政策研究・研修機構の「1年前ニートだった方が現在正社員として働いている割合」を調査した結果によると下記の通りでした。
引用:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「第3章 非求職無業者(ニート)の経歴と意識、世帯の状況」
上記の結果から、高年齢層になるほど正社員として就職する難易度が高くなることが分かります。
そのため、まずは正社員以外の働き方を選択すると良いでしょう。
50代ニートから社会復帰する方法は下記です。
- 契約社員として働く
- アルバイトを始める
- 期間工で働いてみる
- 就職サービスを利用する
本章を読めば、50代ニートの方が社会復帰するために今日からするべき行動が分かります。
契約社員として働く
「正社員の面接に落ち続けている…」という方は、まず契約社員として働くと良いでしょう。
契約社員とは「企業と期間を定めた上で雇用契約を結ぶ従業員」を指します。
働き方は正社員と大きな変わりはないよ
契約社員には「無期転換ルール」が存在します。
無期転換ルールとは「同じ会社で5年以上連続で契約更新した場合、その会社に定年退職まで雇用される制度」です。
出典元:厚生労働省「無期転換ルールハンドブック」
契約社員であれば正社員よりも採用されやすい上に、長い目で見た時に正社員になれる可能性が高いです。
アルバイトを始める
「働いたことがないから不安…」と感じる方は、契約社員ではなくアルバイトから始めてみるのも手です。
アルバイトであれば自分の希望する職種に就きやすく、正社員よりも採用されやすいです。
アルバイトでも上記で紹介した「無期転換ルール」の対象となるので、契約社員と同様に長い目で見た時に正社員になれる可能性が高いでしょう。
期間工で働いてみる
「いきなり正社員を考慮に入れるのはハードルが高い…」と思う方は、期間工で働くのも良いです。
期間工とは「工場で製造業にあたる契約社員」を指します。
「期間工」以外に「期間従業員」という名目で募集されていることもあるよ
若年層を積極的に採用する傾向にありますが、繁忙期であれば50代でも採用されやすいです。
各ジャンルの繁忙期の目安は下記です。
- 自動車工場:2月〜3月
- 製造工場:2月〜3月
- 整備工場12月〜3月
工場関連の職種で募集されることが多く、黙々と作業ができるため、コミュニケーションが苦手な方なら働きやすいです。
一方、繁忙期を過ぎると契約が解除されるため、再びニートに戻ってしまう場合があります。
就職サービスを利用する
「自分に合った就職先を見つけたい方」は、就職サービスの利用をおすすめします。
就職サービスは「就職活動する人を支援するサイト」で、あなたに合った就職先が見つかりやすくなります。
各就職サービスは、それぞれターゲット層が異なるため、50代ニートをターゲットにしたサイトを利用すると良いでしょう。
本記事で紹介する就職サービスは、全て「50代ニートの方でも利用できる」サービスです
どうしてもニートから正社員を目指す方法やコツを知りたい方は下記記事を参考にしてください。
職歴なし50代ニートでも利用できる就職サービス
「50代ニートが利用できる就職サービスなんてあるの?」「年齢・ニートを理由に就職サービスの利用を断られた…」このような方も多いのではないでしょうか。
本章では50代ニートの方でも利用できる就職サービスを紹介します。
50代ニートの方でも利用できる就職サービスは下記です。
- FROM40
- 就活エクスプレス
ニートの方向けの求人情報やサービスもあるため、上記サービスを利用すれば社会復帰できる近道となるでしょう。
FROM40|40代・50代向けの求人が多数存在する
公式サイト:https://www.from-40.jp
FROM40は「40〜50代の就職・転職に特化」した就職サイトです。
- 年齢で不採用になる可能性が低い
- 求人ジャンルが多岐にわたる
- スカウトメールが届きやすい
FROM40に掲載されている求人情報は、正社員だけでなく派遣社員やアルバイトなど多岐にわたります。
出典元:FROM40公式HP
40代ニートが正社員に就職できる可能性は若年層と比較すると低いため、働き方の選択肢が多いのはメリットです。
また、FROM40は40〜50代に特化した就職サイトのため、年齢を理由に不採用となるケースはほとんどありません。
「40代を理由に就職サービスの利用を断られた方」「働き方の選択肢が多い方が良い方」には、おすすめの就職サイトです。
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無料登録後もお金はかかりません。
就活エクスプレス|50代までの正社員就職をサポート
公式サイト:https://shu-katu-express.com
就活エクスプレスは「30〜54歳の正社員就職をサポート」する就職サービスです。
- 30〜54歳に特化した就活支援サポートをしてくれる
- 早期就業の支援をしてくれる
- ニートの方に向けたコースが存在する
就活エクスプレスでは、担当のジョブコーディネーターがつき、3か月かけて早期就業を支援してくれます。
出典元:就活エクスプレス
短期集中プログラムも存在しており、グループワークや講師からのアドバイスを通して就活力を向上させていきます。
「何から始めたらいいか分からない方」「自分の強みや合う仕事が分からない方」は利用してみるといいでしょう。
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50代ニートでも働きやすい職種
「就職先が見つからなくて辛い…」「50代ニートが働ける職種ってないのかなぁ」と不安に思うかもしれません。
結論からいうと、50代ニートの方に向いている職種であれば比較的採用されやすいです。
50代ニートの方に向いている具体的な職種は下記の通りです。
- 夜勤関係の職種
- 単純作業な職種
- 介護系の職種
上記に当てはまる職種は未経験でも働きやすく、積極的に人材を採用しています。
「50代ニートでも採用してくれる職種がしりたい方」や「50代ニートでも働きやすい職種がしりたい方」は参考にしてください。
夜勤関係の職種|人手不足により採用されやすい
夜勤関係の職種は、働く需要が少なく常に人手不足なため、50代ニートの方でも比較的採用されやすいです。
具体的な夜勤のある仕事は下記の通りです。
- コンビニやスーパーの店員
- 警備員
- ホテルの清掃員
深夜手当がつくので日中働くよりも時給が高いメリットがある反面、不規則な生活になるデメリットがあるため、慎重に判断しましょう。
単純作業の職種|コミュニケーションが少なく働きやすい
単純作業が多い職種では、覚える工程が少ないため、未経験者でも働きやすいです。
具体的な単純作業が多い仕事及び業務内容は下記の通りです。
- 工場でのライン作業
- 倉庫内の仕分け作業
- 運送業の積み下ろし作業
- 警備員の誘導作業
上記の職種は、基本的に人とのコミュニケーションが少ないため、人と関わるのが苦手な方でも働きやすいです。
一方で、体力を使う作業が多いため、年齢的に体力が落ちている50代の方にとってはキツイと感じてしまうかもしれません。
介護系の職種|体力とやる気があれば優遇される
介護職は、少子高齢化に伴い慢性的な人手不足が続いているため、求人数が多いです。
研修制度がある職場が多く、未経験からでも始めやすいのが強みです。
やりがいを感じやすい仕事である一方で、移乗やオムツ交換など体力が必要となる場面も多いです。
50代ニートによくある質問
50代ニートの方が社会復帰する際に、不安・疑問に思う点を一問一答の形式で紹介します。
不安要素が解消され、社会復帰するモチベーションに繋がるため、気になる点がある人は参考にしてください。
- 引きこもりから脱出するにはどうしたらいいですか?
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引きこもりから脱出するためには「今すぐに行動すること」が大切です。
ニートの場合、空白期間が長くなるほど、就職に不利になります。
自分のできることから、まずは行動を起こしてみましょう。
その際、就職サービスを利用すれば、あなたの就職活動を手厚くサポートしてくれるので活用を検討してみましょう。
じょぶお
本記事で紹介している就職サービスは「全て50代ニートの方を支援してくれる」サービスだよ
- 50代のニートが今から正社員を目指すのは難しいですか?
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結論からいうと、50代ニートの方がいきなり正社員を目指すのは難しいでしょう。
まずは、アルバイトや契約社員から始めて「無期転換ルールを利用」するのが、正社員になる近道なので、検討してみてください。
アルバイトや契約社員の求人を探す際には、就職サービスを活用すると、あなたに合った就職先が見つかりやすいです。
- 50代ニートの女が働ける職種はありますか?
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50代ニートの女性でも、働ける職種はあります。
本記事で紹介した「50代ニートでも働きやすい職種」は男女関係なく、採用されやすい職種です。
その中でとくにおすすめは介護職です。
女性の患者や利用者では、女性職員の介護を希望する方が多いため、女性需要が高い傾向にあります。
そのため、50代ニートの方であっても積極的に採用されやすいです。
また、働きながら資格が取れるため、今後も安定して就職しやすいのも強みです。
50代ニートが社会復帰する方法|まとめ
50代ニートは、年々増加しており「5080問題」が深刻化しています。
50代以降のニートが多い理由として、年齢や空白期間を理由に「働きたくても採用されない」背景があります。
もし、50代ニートを続けていたら、下記のような未来が待っているでしょう。
- 40代ニートの時よりも就職しにくくなる
- 親が高齢になり支援されなくなる
- 結婚の可能性が低くなり孤独となる
50代ニートを脱出して、社会復帰するためには「すぐに行動すること」が大切です。
では、実際に行動に移す場合、何をすれば良いのでしょうか?
50代ニートの方が社会復帰する方法は下記の通りです。
- 契約社員として働く
- アルバイトを始める
- 期間工で働いてみる
- 就職サービスを利用する
50代ニートの場合、いきなり正社員を目指すのは難しいです。
そのため、契約社員やアルバイトから始めて「無期転換ルール」を利用するのが、正社員になる近道でしょう。
契約社員やアルバイトの求人を探す際には「就職サービスの利用」をおすすめします。
50代ニートにおすすめの就職サービスは下記の通りです。
無料で利用できるので、まずは登録してみてください。
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