転職サービスは世の中にたくさんありますね。とりわけ最近はCMでもおなじみのビズリーチが注目を集めています。
- ビズリーチに登録したけどスカウトが全然来ないな
- 何か設定間違ってたりするのかな?
- スカウトが届くようにする方法が知りたい!
転職を考え始め、ビズリーチに登録をしたものの全然スカウトメールがこない。
そんなことありませんか、自分の登録の仕方が悪いのか、自分には市場価値がないのか、活動をする初期段階で不安に感じると思います。
結論からいうと、ビズリーチは登録をしっかりすればスカウトメールは届きます。
現役で人材コンサルタントをしている私が経験談をもとに、ビズリーチからスカウトメールがこない場合の解決方法をお伝えします。
転職活動のやり方はたくさんあり、自分に合った活動方法を見つけ最良の転職を目指ざすことが一番大事です。
すべて読めば、企業からスカウトが来るようになってあなたの希望に合った転職が実現できるでしょう。
どうしてもビズリーチからスカウトが来ない場合は「リクルートダイレクトスカウト」「doda X」などの、他のスカウト型転職サイトを併用して登録しておくのがおすすめです。
ビズリーチでスカウトが来ない原因6選
ビズリーチに登録をしたにもかかわらずスカウトメールが一切こないのには必ず理由があります。
ビズリーチでスカウトが来ない理由は以下の6つです。
それぞれについて詳しく解説します。
スカウトが来ない原因①職務経歴書の情報が不足している
1つ目は「職務経歴書の情報が不足している」ことです。
転職エージェントや企業は一人ひとりの情報をしっかり確認しています。
「経験が抽象的に登録されている人」「情報が現職だけで過去の仕事の情報が不明の人」にスカウトメールは積極的に送りません。
現職のことだけでは経験社数やキャリアに一貫性があるかも不明なので、スカウトを送ることにリスクがあるからです。
特にビズリーチは公式サイトでも職務経歴書の大切さを伝えています。
より多くのスカウトを受け取るためには、職務経歴書を充実させることがポイントです。
引用元:ビズリーチ
自分の経験を細かく登録している人の方が、転職に対して真剣であり、前向きで誠実に見えます。
スカウトは無数に送るものではありません。
転職に対して真面目に取り組んでいる方に送ることを優先しています。
真面目に取り組んでいる基準は登録データの内容をしっかり入力しているかどうかで判断します。
転職エージェントがスカウトを闇雲に行わない理由は、返信があれば必ずきちんとした面談を実施しなければならないからです。
エージェントのコンサルタントは日々面談を行ったり、スカウトメールを送ったり、企業へ訪問したりなど、やる作業が多くあります。
質の高い人材、もしくは企業の求めている人物像にマッチした人に絞ってスカウトを送っています。
スカウトが来ない原因②ヘッドハンターが求める人材とあっていない
2つ目は「ヘッドハンターが求める人材とあっていない」という理由です。
ヘッドハンターや転職エージェントは、企業から求めている人物像や条件(経験についての必須項目と歓迎項目)を具体的な依頼を受けます。
ヘッドハンターやエージェントから採用する場合、企業は転職サイトよりも高い金額を支払うので、即戦力の人でないと採用しません。
スカウトがこない理由としては企業が欲しい人材の経験に満たしていないことが理由です。
エージェントによって、企業が求める人物像や条件の特徴は異なります。
ビズリーチ以外にもなるべく多くのエージェントに登録することで、スカウトされる確率が高まります。
スカウトが来ない原因③希望条件を詳しく入力出来ていない
3つ目は「希望条件を詳しく入力出来ていない」ことです。
自分の経験をしっかり入力していても、希望条件についてはざっくり登録する人がいます。
ヘッドハンターや転職エージェントはまずは経験をチェックしますが、その次には自分が紹介する案件が相手の希望に合っているかを確認します。
希望の入力がないと、紹介する案件に満足してもらえるか分からないので、スカウトメールを送る時に躊躇する時があります。
希望条件もしっかり登録しておくことが大事です。
スカウトが来ない原因④自分の年収が市場の年収レンジと合っていない
4つ目は「自分の年収が市場の年収レンジと合っていない」ことです。要は自分の年収が高すぎるということです。
たとえば27歳で年収1000万円の方がいると、普通はその年収をスタート時から出せる企業はほとんどありません。
素晴らしい経歴や実績を残していても組織構成上のバランスを見て、年収は下がってしまうケースがほとんどです。
インセンティブで稼げる仕事はありますが、約束される金額ではないので、求人票の年収には記載できません。
年齢の割にあまりにも年収が高い人もスカウトメールが届かないことがあります。
スカウトが来ない原因⑤希望が狭すぎる
5つ目は「希望が狭すぎる」ことです。
希望条件が曖昧なことも問題ですが、あまりにも希望が厳しすぎることもスカウトメールが減る原因です。
ヘッドハンターや転職エージェントもキャリア情報を見て、あまりにも希望の範囲が狭すぎると紹介出来る案件は少なくなってしまいます。
希望に関しては狭すぎることも懸念になりますので注意ください。
スカウトが来ない原因⑥ログイン間隔が空いている・登録情報が古い
転職を考えてからビズリーチに登録をしたけれども、ビズリーチにあまりログインしないでそのまま放置していたり、登録している会員情報が古かったりすると、スカウトがかからないようです。
採用担当者がスカウト対象を検索する時に、最終ログイン日時が新しい順に並ぶような検索ロジックが組まれているためです。
そのためログイン期間が空いてしまうと、検索のスカウト対象に引っかかりにくくなり、結果スカウトが来なくなってしまいます。
また登録している会員情報が古いと、仮にスカウト対象に引っかかったとしても、担当者がそのレジュメの信憑性を疑ってしまう可能性があります。
そのため、スカウトを送らない、あるいは送るとしても優先度はかなり下げられることになるでしょう。
ビズリーチでスカウトが来ない時の原因別の対処法
ビズリーチに登録したけど、スカウトメールがなかなか届かな理由は先程の章で上げました。
それぞれ対策があり、その対策を行えば改善されることがあります。
- 職務経歴書の情報が不足している時
- ヘッドハンターが求める人材とあっていない時
- .希望条件を詳しく入力出来ていない時
- 自分の年収が市場の年収レンジと合っていない時
- 希望が狭すぎる時
- ログイン間隔が空いている・登録情報が古い時
それぞれ詳しく解説します。
①職務経歴書の情報が不足している時の対処法
職務経歴書の情報が不足している時には、まず丁寧にきちんと必要事項を埋めていきましょう。
スカウトメールをもらうにあたって最も大切なのが「企業担当者から検索されること」です。
そのため、下記観点から情報を漏れなく・抜けなく入力しているかどうかが大切です。
- 学校を卒業してからの経歴を全て細かく記載する。
- 数字で表せる実績とどんな工夫をしたのかなど、細かい経験や成功体験を記す。
- 直近働いている企業の名前・部署・役職名・部署の人数など、細かく書く。
- 持っている資格は全て書く。
- 経験や強みを記載する。(できれば箇条書きで分かりやすく)
- 自己PRまで入力する。
「2・3・5」は企業の担当者がまず最初に見るポイントでもあるので、必ず入力しましょう。
とくに3は、現職にバレてしまうことを恐れて記載しない方も多くいるので、この情報を盛り込むことが他の候補者との差別化につながるので有効です。
もしあなたも現職バレを避けたい場合は、「企業ブロック設定」ができるので、現職をブロック設定しておけばバレません。
一方注意すべきなのが、たくさんの情報を記載すると同時に、企業担当者が読みやすいように工夫することです。
ただ文章で羅列させるように書いても、企業担当者にとって読みにくいです。
読みづらいという印象を持たれてしまったらスカウトメールが届く可能性は下がってしまいます。
箇条書きを使ったり改行に気を配ったりするだけで格段に読みやすさが違います。
情報量だけよりも細かい気配りによって読まれやすい文章になるので注意しましょう。
②ヘッドハンターが求める人材とあっていない時の対処法
職務経歴書の情報を充実させることで、あなたはスカウトメール候補者として検索されやすくなります。
検索されるようになったら次は「ヘッドハンターからメールを送る対象として選んでもらう工夫」が必要です。
求職者さんの中には、ヘッドハンターが求める人材とあっていない場合は以下のようになっていることが多いです。
- 職務経歴書の経験が浅くなっている
- 抽象的な表現ばかりになっている(具体的に示す)
- 実績が書かれていない
自身の経験を書く時に「〜することの難しさを実感しました」などと浅い表現で終わっていないでしょうか。
その難しさに対してどのように考えて、どう行動したのか、なぜそのような事態になってしまったのかなど深堀して書くことが大切です。
表現が抽象的になってもいけません、できる限り定量的に数値で表しましょう。
極端に言えば「売り上げをすごく上げました」と書くよりも「売り上げを前年の同時期と比べ、3倍にしました」と書いた方がより伝わりやすいですよね。
実績が書かれていない人も多くいます。
どういう学歴か、どの企業で働いていたのかだけではなく、そこでどのような結果を出したのかを必ず書きましょう。
また、実績を書く際には、ただの実績自慢のようにならないようにしましょう。
その成果や実績を出すにあたって、その成果を出すにあたって大切なことは何だったのか、それを実現するために何を工夫し、その結果何を学んだのか、を書くようにしましょう。
企業は職務経歴書を見て、「この人がうちで働いたらどう貢献してくれるかな」と判断します。
もっというと、あなたが「再現性をもって実績を出せる人材なのか?」を判断します。
その際に、どんなことをして、どのような結果を出したのかということが書かれていないと全くわかりません。
ヘッドハンターに自分がどのような人材か伝えるようにアピールすることが鍵になります。
③希望条件を詳しく入力出来ていない時の対処法
希望条件は詳しく記載することを意識するべきです。
- 業界
- 職種
- 年収
- 勤務地
- 役職
など全て選択しておきましょう。
ヘッドハンターや企業も自分たちが欲しい人材を「検索」して探します。
希望職種や業界、語学力やアピールポイントきちんと正しく埋めておけば検索にひっかかりやすくなります。
④自分の年収が市場の年収レンジと合っていない時の対処法
もしかしたらあなたの現在の年収が市場の年収レンジより高い可能性もあります。
20代で年収1000万円の人に対して、企業も700万円のオファーは出しにくいのが実情です。
今の年収より下がっても転職したい気持ちがあれば、どのくらいまで年収を下げてもいいか検討することが大事です。
そして最低必要な年収を希望条件に記載しましょう。出来る限り紹介を受ける案件は幅広くしないと可能性が狭くなってしまいます。
最低年収を条件にし、まずは可能性を広げましょう。
⑤希望が狭すぎる時の対処法
希望をしっかり記載することは大事です。
ただあまりにも厳しい希望を入れてしまうとスカウトを送る方は気を使います。
応募者の経験が、企業の求める人材にマッチした案件なのに、希望と少し違っているという理由でスカウトを送ることを躊躇することもあるのです。
案件を紹介してもらう段階では出来る限る可能性を広げることが大事ですので、あまり厳しい条件は入れないようにしましょう。
ビズリーチは登録をしっかりすればスカウトメールは届きます。
⑥ログイン間隔が空いている・登録情報が古い時の対処法
ログイン間隔が空いている場合や会員登録情報が古い場合は、単純にもっとビズリーチのサイトやアプリにログインする回数を増やすようにしましょう。
WebサイトだといちいちPCを開くのが億劫になってしまいログインしなくなってしまうこともあるかもしれないので、アプリをダウンロードし、アプリでログインするなど、ログイン間隔を空けないよう何かしら工夫をするようにしましょう。
会員情報の更新については、あまり定期的にできることはないかもしれませんが、今の仕事で何か表彰されたり、目標達成をした場合など、何かしらPRできる経験を積んだら適宜更新するように心がけましょう。
なお、ビズリーチには内定につながる可能性の高いと言われるプラチナスカウトもあります。
しっかり対処すればプラチナスカウトを獲得可能です。
それでもビズリーチでスカウトが来ない時は他のスカウト型転職サイトの利用がおすすめ
それでもビズリーチでスカウトメールが来ない場合には、他のスカウト型転職サイトを使うことも選択肢の一つです。
他のスカウト型転職サイトを併用して登録しておくことで、より多くの求人の中からあなたの希望年収や環境、職種に合った職場をみつけられます。
むしろ複数の転職サイトを併用しないと、検討できる求人の種類や幅が狭くなり理想の転職が実現できず、後悔に繋がりかねません。
ここでは「ハイクラス転職」「外資系企業の求人を探す」方向けのスカウト型転職サイトを紹介します。
リクルートダイレクトスカウト|多くの求人から比較検討したい、年収2,000万円を目指したい
公式サイト:https://directscout.recruit.co.jp/
リクルートダイレクトスカウトは「リクルートが運営する、ハイクラス・エグゼクティブ限定の会員制スカウト型転職サイト」です。
ハイクラス・エグゼクティブの方に適している、厳選した優良なヘッドハンターだけがサービスに登録しています。
あなたが登録した経歴情報に応じて、優良なヘッドハンターからスカウトが受けられます。
紹介される求人も年収800万以上のものばかりですので、すでにハイキャリアを歩んでおり、さらなるキャリアアップを目指す方におすすめのサービスです。
リクルートダイレクトスカウトは一切料金がかからないため、とりあえず登録だけしておいて、スカウトを待ってみるのがおすすめです。
運営会社 | 株式会社リクルート |
公開求人数 | 約25万6,000件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国・海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://directscout.recruit.co.jp/ |
※2023年3月時点
\ ヘッドハンティング型 /
無料登録後もお金はかかりません。
doda X|ヘッドハンターからの手厚いサポートを受けたい人
公式サイト:https://doda-x.jp/
doda X(旧:iX転職)は、ハイクラス向けの転職サービスです。
求人は大手からベンチャーまで幅広く、ヘッドハンターの質が高いことで評判が良いサービスです。
そのためビズリーチと併用して登録することで、企業から受けられるスカウトの幅を広げられます。
また、ヘッドハンターを介して企業とやり取りするため、個人情報が勤務先にバレる心配もありません。
登録時に可能な限り情報を入力することで、ヘッドハンターの検索にも引っかかりやすくなり、スカウトの数も増えるのでぜひ意識してみてください(doda X では求人紹介サービスも提供しています)。
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
公開求人数 | 14,693件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://doda-x.jp/ |
※2023年3月時点
\ スカウトの数が多い /
無料登録後に電話がかかってくることもありません。
doda|職場環境や福利厚生など様々な側面から求人をみたい
公式サイト:https://doda.jp/
dodaも、ハイクラスの方にとっても使いやすいスカウト型転職サイトになっています。
案件数が10万件以上と他社と比較して多いので、幅広い年代・キャリアの方に利用されていますが、ハイクラス向け求人も多数揃っています。
また、ハイクラスの方はキャリアコンサルタントの方からも良くしてもらえるので、万全なサポートを受けながら転職活動を進められるでしょう。
特に、初めての転職を考えているハイクラスの方がいればぜひ利用してみてください。
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
公開求人数 | 約14万2,000件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国・海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://doda.jp/ |
※2023年3月時点
\ かんたん3分で完了 /
無料登録後もお金はかかりません。
まとめ:ビズリーチのスカウトが来ない時の対処法
ビズリーチでは登録だけをしてもたくさん案件の紹介があるわけではありません。
スカウトを受ける工夫をし、まずはビズリーチ上の登録内容を充実させます。スカウトが来ない原因別の対処法は以下です。
- 職務経歴書の情報が不足している時
- ヘッドハンターが求める人材とあっていない時
- .希望条件を詳しく入力出来ていない時
- 自分の年収が市場の年収レンジと合っていない時
- 希望が狭すぎる時
- ログイン間隔が空いている・登録情報が古い時
それでもビズリーチでスカウトメールが来ない場合には、他のスカウト型転職サイトを使うことも選択肢の一つです。
他のスカウト型転職サイトを併用して登録しておくことで、より多くの求人の中からあなたの希望年収や環境、職種に合った職場をみつけられます。
むしろ複数の転職サイトを併用しないと、検討できる求人の種類や幅が狭くなり理想の転職が実現できず、後悔に繋がりかねません。
おすすめのハイクラス向けスカウト型転職サイトは下記です。
「自分の経歴・条件を充実させる」「なるべく多くのスカウト型転職サイトを登録する」の2つを意識することで、多くのスカウトを受けながら転職活動を進められるでしょう。
他のスカウト型転職サイトを知りたい方は下記記事を参考にしてください。スカウト型転職サイトを使った転職活動の進め方についても解説しています。
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