アメリカの研究で、上司へのストレスが心臓病の原因にすらなりうるという結果が出ています。
皆さんは、上司へのストレスを溜めてしまい、心身ともに限界な状態になってしまってはいませんか?
アメリカの40万人以上の労働者を調査した結果、信頼の置けない環境で仕事をする人は、喫煙、高血圧、糖尿病、質の悪い食生活、肥満、高コレステロールの傾向が高いことが分かった。そして上司こそが、その信頼の置けない環境の原因だった。(上司からのストレスが心臓病の原因になるかもしれない)
とーます君
とびー
チューリッヒ生命が毎年行っている「ビジネスパーソンが抱えるストレスに関する調査」で、「上司との人間関係」は2017年と2018年は1位、2019年では4位とストレスの根元になっていることがわかります。

ビジネスパーソンが抱えるストレスに関する調査
出典:チューリッヒ生命「ビジネスパーソンが抱えるストレスに関する調査」
調査からもわかるように、「上司と合わない」「上司と一緒にいるだけでストレスが溜まる」と感じている方は世の中に非常に多いです。
中には吐き気を感じたり、鬱になってしまう方もおり、上司へのストレスが限界値に達してしまう人もいます。
会社に勤めている以上、性格的に合わない人は間違いなくいるでしょう。
しかし、そんな人が自分の直属の上司だった場合は、とてもツラいですよね…
この記事では、上司との関係でストレスの限界にきてしまった方のために”いますぐできる”対処法をご紹介します。
- 上司が仕事上での主なストレスの原因になっている人
- 上司へのストレスが限界に来ている人
この記事では対処法を紹介していますが、本当にストレスが限界にきている方は転職を検討するのも一つの手段です。
仕事が忙しくて転職活動がする時間がないという方も、ストレスが限界に来て心身ともにやられてから転職活動をしたのでは思うような転職活動はできないでしょう。
時間をかける必要のない
もくじ
上司へのストレスが限界な人のための5つの対処法
ストレスを溜めることは、心身ともに全く良くありません。
ストレスを我慢し続けることで、体調を崩してしまったり、精神的に病んでしまう可能性もあるでしょう。最悪の場合うつにすらなってしまいます。
絶対に放っておかずに、目の前の上司やストレスと向き合って対処してみましょう。
そして、嫌いな上司のために頑張る必要など全くないので適切に対処をして自分を大切にしてください。
↑メンタリストのDAIGOさんも、嫌いな上司のために頑張る必要はないことを科学的に解説した動画も出しているので参考にしてみてください
1.上司との関係は、あくまで仕事上の関係だと割り切って無理に頑張らない
あくまでも上司との付き合いが仕事だけであれば、割り切って働いてみるのもありです。
単なる仕事上の関係だという意識を持つことで、必要以上に上司と仲良くしなくてはいけないという義務感や、嫌われたらどうしようといったストレスから解放されます。
どんなに素晴らしい職場でも、性格が合わなかったり、価値観が違う人は絶対にいます。
だからこそ、すべての人と親密な関係を築くことは不可能なので、そこを無理して頑張る必要は全くありません。
きっぱりと仕事だと割り切って、上司とのやり取りを最小限に抑えたり、無理に頑張ることをやめましょう。
- 仕事だけの関係だと割り切って、無理に良い人間関係を築こうとするのをやめる
2.上司を反面教師にするスタンスで働く
上司の嫌な面が見えてる場合には、将来自分がそのような上司にならないように反面教師にしましょう。
反面教師にするスタンスで上司と接すると、上司と接する機会が学びの場になります。
また、上司の嫌な点を見つけようと脳が働くため、ストレスを感じるのではなく、ポジティブな意欲が働いてくれます。
会社には様々なタイプの上司がいるかと思いますので、自分の上司と他の上司を比較して、良い部分・悪い部分を考えてみてください。
良い部分は積極的に真似をし、悪い部分は「こんなひどい上司にはならないぞ」と考えながら接してみましょう。
どんな時も自分の成長に繋げてみるという積極的なスタンスを持つことによりストレスに感じることが減るかもしれません。
- 上司の嫌なところを反面教師にするスタンスで接することで、ストレスが軽減する
3.上司の良い面を探してみる
反面教師にしようと接する中で、実はこんな良いところがあったのかと気づくかもしれません。
上司といえど相手は普通の人間ですので、悪い面もあれば当然良い面もあるはずです。
上司の悪い面ばかりに目がいって良い面が全く見えなくなっていませんか?
誰でも一度悪い面が気になると、そちらばかりが目立つように思えてきます。
悪い面ばかりを気にして接していてもストレスですし、相手にもなんとなくネガティブな雰囲気が伝わってしまうものです。
無理に好きになる必要は全くありませんが、少しでも尊敬できるところや良いところを見つけられると、上司との関係性が変わるかもしれません。
気が向いたら上司の良い面を探す努力をしてみましょう。
- 上司の良い面を見つけて、ポジティブに接することで、人間関係を少しでも良好にする
4.上司の上司に相談する、会社の窓口に相談する
上司へのストレスが限界に達して、どうにも耐えがたい場合は上司のさらに上司(自分の上司が課長ならばその上の部長に)に相談してみましょう。
上司の上司であれば、ストレスを与えてくる上司へ注意をしてくれたり、何かしらの対策を打ってくれるはずです。
しかし、その二人の関係性が深く、真剣に取り合ってくれない、最悪の場合、自分の相談内容が上司に伝わってしまう等の可能性もあるので注意が必要です。
ケースバイケースではありますが、どちらかといえば会社に設けられている相談窓口や人事部に相談することをお勧めします。
状況がさらに悪化することだけは避けたいものです。
- 上司の上司に相談して、適切な対処をしてもらう
- 会社の相談窓口や人事部に相談して、適切な対処をしてもらう
5.異動を希望する
何をしても事態が好転しない場合は、別の部署への異動を願い出るのも一つの手です。
上司がパワハラ・セクハラをしているなどの問題がない限り、なかなか上司を変えてもらうことはできない場合が多いでしょう。
相談をしても上司の元を外れられない場合は、他の部署、課、チームで自分の力を発揮できるところがある、やりたいことがあるという場合には異動できるか掛け合ってみましょう。
- 異動をして環境を大きく変えるのも1つの手
上司へのストレス対処で気を付けたいこと
これまで以下の5つの対処法を紹介してきました。
- 上司との関係は、あくまで仕事上の関係だと割り切って無理に頑張らない
- 上司を反面教師にするスタンスで働く
- 上司の良い面を探してみる
- 上司の上司に相談する、会社の窓口に相談する
- 異動を希望する
これらの対処法は今すぐできるものなので、ぜひ行ってみてください。
ただ、間違った対処をすると今以上に事態が悪化する可能性もあります。
例えば以下のようなことは絶対にしないでください。
- 上司の指示、アドバイスを完全に無視する
- 上司の嫌なところを真似する、茶化す
- 上司の愚痴を同僚など社内の人にぶちまける
- 不満をストレート上司本人にぶつける
上記のような行動をすると上司の機嫌を損ね、さらなる嫌がらせなどに発展しかねません。
また、噂などが独り歩きして自分の評判が悪くなって働きにくくなる可能性もあります。
特に、飲み会で同僚に愚痴を言う場合などは、誰かがぽろっと上司に言ってしまうことなどがないか気を付けましょう。
また、本人に直接意見するときも気を付けましょう。
本音をぶつけ合ってお互いの不満点を建設的に話し合える関係ならば良いですが、一方的に不満をぶちまけるようなことになれば上司との関係は悪化間違いなしです。
伝え方や内容には気を付けましょう。
上司のストレスに限界なら転職もアリ
上司との関係性をよくしようと努力をしても、部署を異動しても問題が解決しないことも現実としては多々です。
そんな場合には、思い切って転職をしましょう。
一番よくないのが、ストレスを我慢して心身共に壊してしまうことです。
転職をしてしまえば新しい環境の中でのびのび働けるかもしれません。
しかし、転職先でも上司などが原因でストレスを抱えることは避けたいです。
そういうときには転職エージェントを使って徹底的に情報収集をしたり、悩みの相談をしてみましょう。
転職エージェントは手厚く転職活動をサポートしてくれます。
きっと希望に沿った企業を探してくれるはずです。
また、どうやって転職活動を始めたらよいかわからないという人にもアドバイスをくれるので、無料の転職エージェントを使って損はないです。
おすすめの転職エージェントや有益な使い方については以下の記事にまとめていますので時間があれば目を通してみてください。

もし転職をいい出しづらかったり、仕事を辞めることが許されないような劣悪な環境にいる場合には「退職代行サービス」を利用してみても良いでしょう。
おすすめの退職代行サービス「

上司とのストレスが原因で転職をする場合に気をつけたいこと
「思い切って転職をしてみようかな」と考えた人には、気をつけて欲しいことがあります。
それは、上司が嫌で仕事をやめたとはっきり言い過ぎないことです。
転職活動では、書類や面接で退職理由・転職を希望する理由を必ず聞かれます。
その際に「上司が嫌で転職します」と正直に答えるのは避けるべきでしょう。
下手をするとあなた自身の対人能力やストレス耐性を疑われることになります。
転職活動をする場合には「やりたいこと・ビジョンがある」という前向きな姿勢で面接などに臨みましょう。
また、やりたいこと、ビジョンもなしに転職活動はうまく行きません。
しっかりと自身のキャリアについてよく考えてから活動しましょう。
コメントを残す