「海外営業」って響き、かっこよくて憧れませんか?
- 海外出張に行きまくる生活
- 英語を使ってバリバリ仕事をする
僕自身、新卒からトヨタ系のメーカーで海外営業として働いていますが、イメージ通り海外出張や英語を使った仕事をたくさんやらせてもらってます。
- 海外顧客の来日時のアテンド10回以上
- 海外出張5回
- 全世界の現地法人とのプロジェクトの本社代表2人のうちの1人
今日の朝、部長と話してた先輩が僕のところに来た。
「再来週シンガポール行ってきてだって」突然のシンガポール#海外営業
— ぱーしー@副業する海外営業 (@_tarotarochan) January 24, 2020
グローバルな環境に身を置けたり、異なる文化を持つ外国人と一緒に働く機会の多い海外営業になりたい方も多いかと思います。
この記事では、トヨタ系の大手メーカーで海外営業を務める僕が、次の点について徹底解説します。
- 海外営業って何をやるの?
- 海外営業になるには、どれくらいの英語力が必要なの?
これまでの海外営業の経験を元に、実体験ベースで生の声をお伝えします。
海外営業や駐在・出向を目指す方には非常に参考になるでしょう。
また、純日本人の僕がTOEICで970点のスコアを叩き出したり、英語で交渉ができるようになった経験を元に、効果的な英語学習の方法も解説します。
そして少しでも「海外営業をやってみたいな」と思ってもらえたり、英語学習の参考になれたら嬉しいです。
外資系企業への転職におすすめの転職サイトと転職エージェントは下記の記事にまとめてありますので、こちらも参考にしてみてください。
海外営業が英語を使うのはどんな時?
海外営業の僕が、実務で英語を使うのは次のような場面です。
- 海外の顧客・駐在員とのメール、電話
- 海外の顧客が来日時の対応(通訳)
- 英語での会議
- 書類作成
- 海外出張
もちろんすべての海外営業が上記の仕事をするわけではありません。
英語が得意ではない海外営業もいるので、その人たちは英語を使わない仕事をして、僕のように英語が使える社員で手分けをして上記のような仕事を分担するのです。
だからこそ、英語が使えるだけで海外出張の機会が必然的に多くもなります。
1年目の入社したばかりの頃から、海外出張には3ヶ月に1回くらいのペースで行ってます。
海外営業なので、もちろん営業活動もありますが、業務はそれだけではありません。
海外のお客さんが来社した時には、打ち合わせを進行したり、会社の様々な施設、特にメーカーであれば工場を見学してもらう際のアテンドなどもします。
その際には、通訳として同行して説明を行うことを求められますので、TOEICのような座学の英語力だけではなく、実務で使えるスピーキング力も必須です。
メールや資料作成を英語で行うだけなら辞書を引いたり、ネットで調べたりできるのでまだ楽なのですが、通訳する際や会議で発言する時には、辞書を引く暇などないので実践的な英語力が試されます。
海外営業は成長できる機会が多い
新卒で入社してから海外出張やアテンド同行など、英語を使って働く多くの機会を与えられてきました。
- 海外顧客の来日時のアテンド10回以上
- 海外出張4回
- 全世界の現地法人とのプロジェクトの本社代表2人のうちの1人
これらを通して感じたのは、「海外営業は成長できる機会に巡り会う回数が多い」ということです。
海外営業が成長できる機会
- 海外出張に行って、現地現認
- 海外の上の立場の方と一緒に仕事ができ、ビジネスマンとしての学びが大きい
- 異文化体験ができて、知見が広がる
出張で外国人を相手に営業を行う、現地で需要や現状を把握するのはトヨタ式で言えば「現地現認」です。
来日するお客様や海外で会う方は、社長や部長などの上のクラスの立場の人が多いので、会食などを通じて仕事への取り組み方や考え方へ非常に有益なアドバイスをもらえます。
また、海外出張で異なる文化の方々とビジネスをしながら、VUCA時代には欠かすことのできないソフトスキルの一つである「異文化コミュニケーション能力」も実践を通じて身につけられています。
若いうちから海外に出て働く経験をすることで、ビジネスマンとしてだけではなく人間としての幅も広げられるため、海外営業はとてもおすすめの職種です。
多くのグローバル企業では海外駐在が昇進に有利になることも多く、海外経験は出世する近道でもあります。
海外営業というのは魅力的ですよね。
海外営業に必要な英語力はTOEIC800点が最低ライン
海外営業の仕事を滞りなく行うのに必要な英語力は、TOEICのスコアに換算するなら800点が最低ラインでしょう。
ビジネスで英語を使う上で大切なのは以下の点です。
- 相手の発言をきちんと理解できる
- 自分の意見を伝えることができる
- 自分の領域の専門用語がわかる
- 会話だけでなく、議論ができる
一つのわかりやすい指標がTOEICですが、800点あれば、まずリスニングやリーディングは概ね問題ないでしょう。
ですので、海外営業を目指すのであればTOEIC800点は欲しいところです。
もちろんTOEICの点数と会話力、コミュニケーション能力は必ずしも比例しません。
英語を使ってビジネスをするためには、文章が読めたり英語が聞けたりするだけではなく、自分の意見を主張できるだけの英語力が必要です。
後ほど紹介しますが、日々英語を話す環境に身を置いて英会話力を磨き続ける必要はあります。
ただ、基礎的な語彙力や文法を身につけるためにもTOEIC800点を目指すのは悪い選択肢ではありません。
また、人事部など、配属を決める人たちや管理職の人たちは「仕事で英語を使うならとりあえずTOEICの点数がないとダメだよね」と考えてるケースも多いです。
そういった点を踏まえても、TOEICの点数(錯覚資産)があることで、海外と関わる部署や海外関係の仕事が回ってきやすくなるでしょう。
純日本人の僕が海外営業になれた理由
最大にして唯一の理由それはズバリTOEICです。
僕はTOEIC970点あり、新入社員で最高のスコアでした。
先ほども書きましたが、人事部や、決定権のある管理職の人たち(特に英語ができない人たち)はTOEICができれば仕事で英語が使えると思っています。
そこを狙って、錯覚資産としてTOEICを利用したのです。
海外営業になるための方法
僕が海外営業になれたのは全てTOEICのおかげですが、海外営業を目指す方すべてが高いTOEICのスコアを持っているわけではないですよね。
では、どうやったら海外営業になれるのでしょうか。
海外営業になるためには、次の2点を常に意識しましょう。
- ポジションが空いているかを常に確認
- 英語力を身につける
ポジションが空いているかを常に確認
海外営業を目指す上で大切なのが「ポジションが空いているか」です。
そこまで多くはない席を多くの方で争うので、ポジションが空いている・空きそうかの情報は常に追いかけましょう。
海外営業になるには、大きく2つの方法があります。
- 今の会社で海外営業を目指す
- 転職して海外営業を目指す
1. 今の会社で海外営業を目指す
海外営業のポジションが空いているかどうか、人事部や当該部署の人に聞いてみましょう。
海外営業の特徴として、駐在や出向で突然ポジションが空くことがあります。
絶えず確認することで、「海外営業になりたいのだ」という意志をアピールにもつながります。
ポジションが空いた際に、頭にあなたのことを思い浮かべてもらえるようになっていれば勝利ですね。
2. 転職して海外営業を目指す
海外営業になりたいけど、今の会社ではポジションがない場合は、転職して海外営業を目指す手段を取りましょう。
「海外営業」というポジションで求人を出している企業はたくさんあります。
そのポジションの求人に応募して採用してもらえば、余程のことがない限り海外営業になれるでしょう。
どうしても海外営業になりたいけど、今の会社には空きがないという場合には転職することもお勧めです。
先ほども述べたように、海外営業は成長の機会で溢れているのでぜひ早いタイミングから挑戦してみてください。
【Tips】海外営業に転職するには転職エージェントを使おう
ちょっとしたコツですが、海外営業に転職したいなら転職エージェントを使いましょう。
海外営業の求人はいつでも出ている訳ではありません。
忙しいみなさんの中には、働きながらこまめに求人をチェックするのは難しい方も多くいるでしょう。
その点、エージェントに登録して、海外営業になりたいという意志を伝えておけば、適した求人が出た時に教えてくれます。
また、海外営業、特に外資系の企業の場合には、英語の履歴書や英語の面接が求められることが多いですが、転職エージェントでは履歴書の添削や面接対策を行ってくれます。
ご自身に合った転職エージェントを使うのが一番ですが、海外営業をはじめとするグローバルポジションへの転職を目指している場合は、JACリクルートメントがおすすめです。
JACリクルートメントは、外資系・国内大手企業のグローバルポジションの求人数は業界最大手で、グローバル関連の転職に大きな強みを持ちます。
僕も利用していますが、誰もが知る大手日系企業の海外営業を紹介してもらいました。
求人数のみならず、無料で職務履歴書(レジュメ)の添削から面接対策までしてくれるサポートの質も高い転職エージェントですので、ぜひ利用してみてください。
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無料登録後もお金はかかりません。
英語力を身につける
海外営業になる上で英語力は最低限のスキルです。
営業力やコミュニケーション能力など様々なスキルがあったとしても、英語が使えないとなると不利になることもあります。
僕の先輩は頭の回転が早く、とても仕事ができるのですが、英語が全くできません。その影響もあって周りに比べて出世が遅いです。
今では求人に英語力の基準を設けているところも多いです。
例えば、三菱自動車の海外営業のポジションの募集では必須条件にTOEIC700点と明記されていました。
(エン ミドルの転職より引用)
このように英語は海外営業として最低限のスキルとなっています。
今の会社で海外営業を目指すとしても英語がどれだけできるか(特にTOEIC)は問われます。
ですので英語は必ず勉強しましょう。
TOEIC970点の海外営業がおすすめする英語の学習法
海外営業を目指したいけど、英語力がまだ足りないかもという人も多いですよね。
ここからは僕が実際に使ってみて、本当におすすめする英語の学習法を紹介しますのでぜひ参考にしてください。
スタディサプリ
出典:公式サイト
ます、忙しい社会人にぜひ使って欲しいのがスタディサプリです。
スタディサプリはTOEIC対策用のアプリで、英語初心者から上級者まで幅広く利用されています。
スマホやパソコンさえあれば、どこでもTOEICの勉強ができるので、忙しい社会人でも通勤時間や休憩時間にサクッと勉強できます。
スタディサプリの教材内容も申し分なく、次のようなことが可能です。
スタディサプリでできること
- TOEIC20回分に相当するパート別の演習問題
- 人気講師 関先生の「世界一わかりやすいTOEIC®テストの授業」が約300本閲覧可能
- レベル別単語集の閲覧
- ディクテーションとシャドーイング機能でリスニング力アップ
スタディサプリは、価格も月々2480円〜と良心的な価格にて提供されています。
何冊も問題集、単語帳、文法書を買うと1万円を超えることもありますよね。
それと比較すると、どこでも簡単に勉強できるスタディサプリのコスパはかなり良いです。
飲み会1回分より安いので使いやすいですよね
また、スタディサプリのTOEICプランを利用すると通常980円かかる英会話プランも無料で利用できますので、会話力も同時に伸ばすことができる優れものです。
7日間の無料体験が可能ですので、一旦は無料体験をしてみて、自分に合ってると思えば継続して使ってみると良いでしょう。
7日間の無料体験あり
無料体験期間に解約すれば料金は発生しません
Bizmates
出典:公式サイト
「TOEICはある程度できても会話には不安がある、、」そんな方におすすめなのがBizmates(ビズメイツ)です。
Bizmates(ビズメイツ)は、ビジネス英語に特化したオンライン英会話です。
日常英語とビジネス英語は全く異なります。
たとえ留学していてもビジネス英語で使う言い回しや表現、専門用語を身につけることは難しいです。
Bizmatesは文法や発音だけではなく、「話し方」も教えてくれたり、グローバルビジネスで活躍するために必要な考え方や姿勢も教えてくれます。
他のオンライン英会話に比べると少し高めの価格ですが、それだけの価値はあります。
ビジネス英語を身に付けたい!という方はぜひ利用してください。
英語の勉強に置いて大切なのは「継続は力なり」です。
当たり前ですが、英語はいきなり話せたり読めたりするわけでもありません。少しずつでよいので英語になるべく毎日触れましょう。
レアジョブ
出典:公式サイト
レアジョブは、日常英会話からビジネス英会話まで幅広いレッスンコースを持つ、業界最大手のオンライン英会話です。
レッスンに対する利用者満足度と、コストに対する満足度は、主要オンライン英会話サービスの中でNo.1を受賞しています。
実際に利用していましたが、日常英会話を勉強するならレアジョブ、ビジネス英会話を勉強するならビズメイツがおすすめだと感じました。
コスパよく英語を話したい方は、レアジョブの利用をおすすめしています。
\ 業界最大手の安心感 /
クレジットカードの入力は不要です。
なぜ英語が必要か
社会人でも英語が必要かと言うと、絶対必要ではないものの、英語ができるに越したことはありません。
企業にも寄りますが、日系のメーカーであれば、英語ができる人の方が圧倒的に少なく、TOEICが900点以上の人は体験的には1割以下でしょう。
海外営業でも英語ができない人はいます。
しかし、英語はできると大きなメリットがあります。
英語に限らず、多言語が操れることによるメリットは大きくこの二つだと思います。
- 世界中の人とコミュニケーションが取れる
- 情報の選択肢が増える
1.世界中の人とコミュニケーションが取れる
まず、世界中の人とコミュニケーションが取れることは大きなメリットです。
どんなにスマートフォンが普及し、SNSやテレビ電話が使われるようになっても、Face to Faceのコミュニケーションより優れるものはありません。
業務で言えば、海外の支社や取引先と会議などで自分の思考・アイデアを直接自分の言葉で伝えられることは大きなメリットになります。
通訳などを介してしまうとどうしてもニュアンスや熱量が変わってしまうこともあるからです。
2.情報の選択肢が増える
そして情報の選択肢が増えます。世界で最も話されている言語は英語で、その分、世界中で起こっている出来事がニュースになるのは英語が最も多くなるわけなのでより情報を多く手に入れられます。
日本語に訳されると意図が変わってしまったり、誤訳されたりということもあります。一次情報にリーチできるという点からも英語を使えるというのはメリットになります。
仕事において英語が使えるメリット
- 英語ができる=優秀だと思わせることができる
- 仕事が回ってくる
- 市場価値が上がる
1.英語ができる=優秀だと思わせることができる
英語ができる人が優秀とは限りませんが、優秀だと「思わせる」ことは可能です。
英語、とりわけTOEICはとても有効な錯覚資産とも言うべきものです。
錯覚資産とは以下のようなことを指します。
「人々が自分に対して持っている、自分に都合のいい思考の錯覚」及び、それを引き起こす事実のこと。
ダイアモンドオンライン「林修先生も注目する「錯覚資産」とは? 著者自らがそのポイントを解説」より引用
いわば、思い込みや偏見とも言えるものです。
例えば、新入社員が東大出身だったら「仕事できそう」と思いますよね。
でも東大出身だから仕事ができると言うのは全く相関関係はなく、東大出身でも仕事ができない人はいるはずです。
このように「東大出身」と言う肩書きは「仕事ができそう」と思わせることができる錯覚資産です。
英語で例えるならば「TOEICで970点を取ったことがあります。」と言えば、「こいつは英語が喋れるな」と多くの人が思い込みます。
僕も「TOEIC970点あるから優秀だな」と思わせることに成功しています
実際はTOEICの点数が高い=英語が喋れると言う訳でもありませんが、TOEICの点数が高ければ、「英語で困ったらこの人に聞けばいい」という雰囲気ができるのです。
英語ができて、海外の人とメールや電話でやり取りをしていれば、「優秀そうに見える」効果があり、それによって英語を使った業務が回ってきやすくなるのです。
2.仕事が回ってくる
「英語ができる」は錯覚資産であると言いましたが、その効果もあって英語ができると仕事が回ってきやすくなります。
もちろん、外資系などで周りの人がみんな英語ができるという環境では当てはまりませんが、ほとんどの日系企業では英語ができる人材は貴重です。
僕が新卒で1年目の6月に配属されてから2年目が終わるまでに英語が話せることによって以下の仕事が回ってきました。
- 海外顧客の来日時のアテンド10回以上
- 海外出張4回
- 全世界の現地法人とのプロジェクトの本社代表2人のうちの1人
同期の中でも一番海外出張の回数も多いですし、大きなプロジェクトにいれてもらえています。
どれもそこらの2年目の社員では体験できないようなものばかりです。
もちろん、弊社が大手で、部署も「どんどん海外に行け」という方針であるというのも大きいですが、それも英語ができるからこの会社に入れて、この部署に配属されたわけです。
3.市場価値が上がる
日本では英語を使える人材はかなり貴重です。
そのため、英語を使えるというだけで市場価値はかなり高いのです。
僕もLinkedinでかなりオファーがくるので、英語人材の貴重さがわかります。
例えば、TOEICで900点を超えるのは受験者の約3%しかいません。
TOEICが900点を超えるだけですでに限られた、市場価値の高い人材になるのです。
これだけ限られた人材であるということは、多くの企業が欲しがります。
仕事で身につけた英語以外のスキルや経験と掛け合わせることができればさらに市場価値は上がり、転職してキャリアアップも図りやすくなります。
実際に年収700万円以上の人の48.7%が英語での日常会話や読み書きができるレベルにあります。
年収を上げたい!という人に英語は必須なスキルの一つとも言えます。
終わりに
海外営業と言ってもその役割は会社によって様々です。
僕の場合、早くから海外出張に何回も行かせてもらえたり、大きなプロジェクトに参加せてもらえたりと貴重な体験をたくさんしてきました。
ですので海外営業に配属されてとてもよかったと思っています。
それも全てTOEICで高い点数を持っていたから実現したわけです。
少しでも海外営業に興味がある人は早めに英語を勉強したり、転職エージェントに登録したり、準備をしておくのがお勧めです。
この記事がみなさんに多少なりとも役立っていれば嬉しく思います。
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