年間100冊以上の本を読み、20サイト以上の転職サイトを登録している僕が、2021年最新の「転職やキャリア形成に役立つおすすめ本」を紹介します。
読みやすく、そっと背中を押してくれる本が多めになっています。
ネット上の情報でもキャリア形成に関する情報や転職活動の進め方はわかります。
しかし、本のような体系だってまとまっている情報を数冊頭に入れておくことで、今後ネット上の情報や転職活動を進めていく中で出会う情報を取捨選択するための軸が定まります。
ぜひ一冊でも良いので手に取ってみてください。
それでは厳選した7冊をそれぞれ紹介していきます。
転職を考えたら読むべきおすすめの本7選
転職を考えたら読むべき本として、今回は7冊を選定。
次のような方におすすめできる本だけを選びました。
- 転職するかどうか迷っている人
- 現状の会社に満足していない人
- キャリアについて悩んでいる人
個人的には、上記の悩みを持った時にやるべきこととしては、人に相談するのと自己分析をするのが良いと考えています。
ただし、相談するにも自己分析するにも切り口(考え方の軸)が必要です。
考えるための切り口を持っていれば、適切に考えを進めていくことができます。
僕自身、なんとなく現状にもやもやしていたけど悩みが言語化できない時に、ここで紹介するような本を読んだり、そうだんドットミーのようなサービスを使って相談したりしました。
なんとなくキャリアについてもやもやしている方も多いかと思いますので、ここで紹介する本を何冊か手に取ってみることをおすすめします。
転職の思考法
- 転職に必要な判断軸が手に入る
誰にとっても初めての転職は非常に怖いものです。
それまでの人生では敷かれたレールの上をただ右か左か選択すれば良かったのに対し、転職活動では、「現在の会社をやめて新しい環境に飛び込む」といった意思決定をしなければいけません。
初めての意思決定なので、正しい思考の軸を持っているかどうかで転職活動の成功と失敗ははっきりと分かれてくるでしょう。
著者である北野唯我さんは、下記のような言葉を記しています。
すべての働く人が「いつでも転職できる」という交渉のカードを持てば、結果、今の職場も絶対によくなると確信している
転職の思考法を出版した理由はこれだと述べられていますが、日本では未だに転職をすることがネガティブに捉えられる風潮がある気がしています。
本書では、マーケットバリュー(市場価値)という言葉がなんども出てきますが、これを意識できているか否かでキャリアの形成に大きな差が出てくるそうです。
ぜひこの本を手に取って、マーケットバリューの高い人材になり、そしていつでも転職できる人材を目指してください。
転職と副業のかけ算
- 次世代サラリーマンの思考法が身につく
年収1,000万、副業年収4,000万のmotoさん(@moto_recruit)の初著作である、こちらの本ですが「令和を生きるサラリーマンのバイブルになる」こと間違いなしです。
転職と副業を掛け合わせて、生涯年収を上げる考え方や、常に自分を商品として捉えて働いていくことはこれからの時代で必須の考え方になると思います。
本書で刺さった言葉としては下記の3点がありました。
- サラリーマンでいることもメリット
- 企業に依存するな
- 常に自分の値段を把握しておくことが大切
ぜひ本書でそれらの意味を確認してみてください。
『あなた』という商品を高く売る方法
- 次世代サラリーマンの思考法が身につく
キャリアを築いていく上で欠かすことのできない考え方が紹介されています。
具体的には、「常に自分自身の商品価値を意識し、それを高めていくことのできるものだけが生き残っていける」というものです。
自分という商品の価値を高めていくことが有意義なキャリアを築いていくためには必要なのだといいます。
本書で響いた言葉は下記の2つです。
- 競争を避けて、好きなことをし続けろ
- 戦わずして勝て
マーケティングの視点を持ってキャリア形成を考えていく上で大きな示唆を与えてくれる一冊です。
苦しかった時の話をしようか
- 自分自身をより深く理解することの大切さがわかる
僕がもっとも尊敬するマーケターの森岡毅さんによるキャリアについて書かれた一冊です。
世界は決して平等ではないと彼は述べており、イケメンもいれば頭の良い人もいる、貧しい家庭に生まれた人もいれば何一つ不自由なく幼少期からずっと生活している人もいます。
その現実をまずは受け入れて、その世界の中でどのようなポジションを取り、どうやってキャリアを築いていくのかを必死に考えることが最重要課題なのだと言います。
「自分と向き合うこと」は非常に大切であるにもかかわらず、学校教育の中ではほとんど教えられません。
キャリアを形成する上で自分自身を深く理解することは何よりも重要ですので、ぜひこの本を読んでその大切さを痛感してみてください。
ニューエリート グーグル流・新しい価値を生み出し世界を変える人たち
- 新しい時代のエリートの定義がわかる
僕はこの本を読んでエリートの定義が180度変わりました。
現代社会に生きる私たちは、「どのように働き、生きるのか」をきちんと考え、時代に合わせて自らをアップデートさせなければいけません。
そんな時代の中で新しい「エリート」と呼ばれる人たちが現れていると言います。
具体的には下記のような人々です。
- 大きな問題を解決できる人
- コミュニティを作れる人
- 社会貢献している人
- フォロワーが多い人
従来のエリートとは全く違う価値観、思考、考え方をするニューエリートとはどのような人で、どうすればそうなれるのか。
これからの時代の中心となる人に読んでもらいたい一冊です。
転職をしていく上でもニューエリートを目指してキャリアを形成していくことは重要ですのでぜひ一読してみてください。
「仕事ができる」とはどういうことか?
- スキルがコモディティ化した世界で、「仕事ができる」人になる方法がわかる
楠木さんの本は毎回本当にハズれません。
この本も、難解な概念をウィットに富んだ比喩などを使いながら丁寧に解説してくれていました。
概要をまとめると次の通りです。
- 仕事ができるとは、センスがあること
- スキルのデフレと、センスのインフレ
- センスの正体は具体と中小の往復運動
令和を生きるビジネスマンは必読の一冊だと思います。
サイエンスだけでなくアートも、スキルだけでなくセンスも、論理だけでなく直感も。
左脳型人材が活躍する時代が終わり、右脳型人材が輝ける時代がすぐそこまで来ています。
ぜひその時代を見据えて本書を手に取り、これからの時代を生き抜く武器を手に入れてください。
科学的な適職
- 「好きを仕事に」などの世の中で叫ばれているキャリアアドバイスに科学的根拠を持ってメスを入れている
『科学的な適職』では、幸福度が最大化される”適職”を科学的根拠に基づいた方法で見つける術を紹介してくれています。
実に60本以上の海外論文を引用しており、データとファクトに基づく信頼のおける内容でした。
現職にもやもやしている人、就職・転職を控えている人にぜひ読んでいただきたい内容です。
科学的な適職を僕なりにまとめてみます。
- 主題:幸福が最大化される “適職” を科学的に見つけるための方法や思考法について
- 概要:下記の現実と理想のギャップを埋める方法が書かれている現実:バイアスや準備不足のせいで多くの人がキャリア選択に後悔している
- 理想:科学的根拠に基づく幸福度の高い適職を見つけてそれに就く
転職を考えている人には特に刺さる一冊です。
ぜひキャリアを考える上でも読んでみてください。
本の要約サービス flier (フライヤー)
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転職活動の進め方
転職を少しでも考えていたり、ご自身のキャリアで悩んでいる方はまず、転職サイトに登録しておくことがおすすめです。
例え転職に強い意思がなくとも、現段階での自分の市場価値や、どういった企業・職種からのオファーがあるかを把握しておくことが重要です。
そうすることで、今の仕事に対するスタンスや身につけるべきスキル・経験もより明確になってくるでしょう。
転職サービスは世の中にたくさんあるのでどれがいいかわからないという方は「doda」を利用することをおすすめします。
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転職を考えたら読むべき本 まとめ
転職やキャリア形成に役立つおすすめ本を厳選して7冊紹介いたしました。
今回紹介した本はどれも、転職やキャリア形成を考えている人であれば参考になるものばかりです。
どれも自信を持っておすすめできる本ばかりですので、ぜひ手に取ってみてください。
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