「このまま同じ会社で働いていていいのだろうか」
「食いっぱぐれない仕事ってどんな仕事なのだろう?」
上記のようなお悩みをお持ちではないでしょうか?
新型コロナウイルスの影響により、世界中で戦後最悪の経済危機に直面しています(※1)。
そのため、仕事を失うかもしれない不安から「将来のキャリアを考え直したい」と感じている方が多くなっています。
将来のキャリアに不安を感じている方は「食いっぱぐれない仕事」に転職しましょう。
本記事では、食いっぱぐれない仕事を徹底的に調べた私が以下を紹介します。
- 食いっぱぐれない仕事の特徴
- 食いっぱぐれてしまう原因
- 男女別の食いっぱぐれない仕事
本記事を読めば、将来の仕事に対する不安が解消されるでしょう。
※1参考:経済産業省 コロナショックと世界経済の状況
食いっぱぐれない仕事は「将来性」のある仕事
結論から言うと、食いっぱぐれない仕事は「将来性」のある仕事です。
単に「食いっぱぐれない仕事」として考えても、挙げられる条件は人によって変わります。
自分の中で「食いっぱぐれない条件」を決めておくことが重要です。
例えば、よく挙げられる条件として以下があります。
- 安定した会社である
- 長期間の雇用が約束されている
- 給料が安定している
- 需要が増えている
食いっぱぐれなく生きていくためには「将来性」と「安定」が必要です。
また、歳を重ねる度に子どもの学費や家の購入などお金が必要になる場面が多数あります。
安定して昇給できるかも重要視されるポイントです。
食いっぱぐれない仕事の特徴
食いっぱぐれない仕事には以下3点の特徴があります。
- 流行に左右されず安定している
- AIに代替されず人間のみができる
- 求人数が多く需要がある
特徴を知ることで、今後転職する場合でも選択を間違えにくくなります。
しっかり抑えておきましょう。
流行に左右されず安定している
流行によって業績が変動する職業の場合、話題に登った際は爆発的に増加しますが、流行が過ぎ去ると低迷したり衰退したりしてしまいます。
また、急成長している業界の仕事や最近生まれた職種は、20年後も同じ仕事を続けられるかはわかりません。
一方で、高齢化社会を支える「介護士」や医療のサポートをする「看護師」は安定しています。
安定した収入をもらい働きたい方は、時代や流行に左右されない仕事を選びましょう。
AIに代替されず人間のみができる
AI(Artificial Intelligence)は、日本語に直訳すると人工知能の略です。
人工知能とは、コンピュータが、人間の知能を真似たシステムのことです。
将来的には、AIの発展によって思考が必要ない、単純作業の仕事はなくなるでしょう。
実際に、野村総合研究所の調査では、日本の労働人口の約49%がAIに取って代わられる可能性があると発表しています。
出典:野村総合研究所 日本の労働人口の 49%が人工知能やロボット等で代替可能に
とはいえ、相手の気持ちをくみ取り、コミュニケーションが必要な仕事や新しい発想が必要な仕事は、人間にしかできない仕事です。
例えば、メーカーの商品開発やアパレルの販売などがあります。
パターン化・機械化することが難しい職業こそ「食いっぱぐれない仕事」といえるでしょう。
求人数が多く需要がある
多くの企業が求める仕事であれば、需要が高いため食いっぱぐれる心配はないと言えます。
特にインフラや生活に必要な資格を必要とする仕事では、求人も一定数あります。
具体的には、少子高齢化の影響もあってか、介護サービスの有効求人倍率は高くなっています。
出典:ハローワーク 職業別の有効求人倍率
求人数が多いということは、同じ業界で培ったスキルを直接活かした仕事ができるため、スムーズなスキルアップにも繋がるでしょう。
食いっぱぐれる原因
仕事がなくて食いっぱぐれてしまう人の原因は以下の3つです。
- 誰でもできる仕事しかしていない
- 与えられた仕事だけしている
- 情報察知能力が低い
食いっぱぐれてしまう原因は仕事や時代のせいではなく、個人の問題かもしれません。
ひとつずつ説明します。
誰でもできる仕事しかしていない
あなた以外の誰でもできる仕事を続けていても、意味がありません。
センスや能力は仕事の中で培われます。
誰でも出来る仕事を続けていても、歳だけ重ねていき、気づいたときには就職できる会社や起業できる能力もないままです。
自分には無理だと思わず、自分の成長やスキルを向上させられる仕事につくことが重要です。
与えられた仕事だけしている
会社や上司から与えられた仕事だけをしていると、食いっぱぐれてしまいます。
仕事は会社や上司の利益になったり、新たな価値を考え創造したりするものです。
与えられた仕事をこなしているだけでは、発見や気づきはありません。
以下のような口コミも見受けられました。
能動的に働き、自分のスキルを高めることを心がけましょう
情報察知能力が低い
政治や経済など社会に対しての情報察知能力が低い場合、食いっぱぐれる可能性があります。
社会情勢を知っておくことで、これからの社会で、どのような仕事が必要になるかなどの判断ができるからです。
さらに、世界のトレンドを知り自分の立ち位置を考えるという視点がないのも危険です。
また、企業への就職面接時やビジネス会話の中で、経済動向や政治についての会話はよく行われます。
相手を理解して話を盛り上げるというスキルも食いっぱぐれないためには重要です。
男性におすすめの食いっぱぐれない仕事
男性におすすめの食いっぱぐれない仕事は以下の3つです。
- エンジニア
- コンサルタント
- インフラ設備技師
IT社会で需要の高い職種や生活に欠かせない職業であれば、今後なくなる可能性は少ないでしょう。
エンジニア|IT時代に引く手あまたの職業
IT技術は、金融、物流、医療、農業など多くの産業で、技術が利用されています。
大手企業では、システムが確立してきていますが、中小企業では、これから導入を始めるという会社も少なくありません。
どの企業でも優れたIT技術者を求めているため、エンジニアのニーズは今後もなくなることはないでしょう。
ただし、エンジニアスクールの影響によってエンジニア自体の母数は増加しています。
どの仕事でも言えることですが、とくにエンジニアは勉強する努力を忘れないようにしましょう。
コンサルタント|個人での開業も可能
新型コロナウイルスの影響による不況は、未だ続いています。
そのため、自社の改善や自身のキャリアを考えるタイミングにしている方が多くいます。
コンサルタントは、経営やキャリアなど種類が多いため、需要が高まっている職業です。
仮に不況が改善されたとしても、自社の改善やキャリアを考えたい方はいるため、仕事がなくなることはないでしょう。
また、実績や経歴があれば個人での開業も可能なため、企業に雇われず働くこともできます。
インフラ設備技師|生活に必要不可欠な職業
ガスや電力、水道などはインフラに直結しており、生活に必要不可欠の仕事です。
主な仕事としては、新規のインフラ整備だと思われがちですが、老朽化した設備の改修も多く行なっています。
とくに水道管は劣化しやすく、壊れると生活への影響が大きいため、メンテナンスが不可欠です。
そのため、インフラ整備だけでなく、点検だけの仕事もあります。
食いっぱぐれたくない場合は、生活に直結した仕事がおすすめです。
女性におすすめの食いっぱぐれない仕事
女性におすすめの食いっぱぐれない仕事は以下の3つです。
- 看護師
- 保育士
- 介護士
女性は、出産や育児で職場を離れることもあるため、資格があると再就職もスムーズです。
看護師|働き口の多い国家資格
医師と同じく人々の健康を守る看護師は、どのような時代でも必要になる職業です。
看護職は、資格取得まで医学や看護学などしっかり学び、難しい試験に合格しなければならない職業です。
知識だけでなく実習などで技術の習得まで大きな努力が必要です。
しかし、一度資格を取得してしまえば仕事に困ることはありません。
事実、厚生労働省の発表によると看護師の求人数は増加傾向にあります(※1)。
食いっぱぐれないために資格取得を検討している方は、看護師も選択肢に入れておきましょう。
※1参考:一般職業紹介状況(職業安定業務統計)
保育士|待機児童問題で売り手市場
待機児童問題もあり、保育園数の少なさは問題視されているところです。
保育士の勤労場所は、幼稚園や保育園だと思われがちですが、最近は保育士が活躍する場所は多くあります。
例えば、店舗の託児所やベビーシッター、病院内の保育施設などです。
資格は必要になりますが、一度取得すれば息の長い職業だと言えます。
介護士|高齢化社会で需要が高まる仕事
高齢化社会となっている日本において、介護士の需要は高まると予想されます。
勤務場所も特別養護老人ホームや病院など多岐に渡り、さまざまなキャリア選択が可能です。
介護士全体の年齢は、40〜45才未満が最も多く、ついで45歳以上50才未満が多いと発表されています(※1)。
魅力は、歳を取っても続けられる点です。
若いうちに就職することにより、キャリアを積むことができ、安定して仕事ができます。
以下のような口コミも寄せられています。
また、介護福祉士というスキルアップのための資格もあります。
介護士をやりながら資格取得の支援もしてくれる企業もあるため、キャリアアップを考える上でもおすすめできる仕事です。
※1参考:平成30年度介護労働実態調査 介護労働者の就業実態と就業意識調査
食いっぱぐれない仕事につくためにできること
食いっぱぐれない仕事につくためにできることは、以下の3つです。
- スクールに通う
- 幅広い情報を集める
- 資格を取得する
自分の市場価値を高めて企業から求められる人材になりましょう。
スクールに通う
20代のうちは未経験転職ができる可能性がありますが、30代以上になると未経験で採用してくれる企業は少なくなります。
30代以降も食いっぱぐれない仕事で未経験職種に就くためには、スクールに通うこともおすすめです。
WEBデザイナーやプログラマーなど専門職に特化しているスクールもあります。
就きたい職業があれば、スクールに通うことも検討しましょう。
スクールで実績をつけたほうが、企業側・求職者側でもミスマッチが生まれにくいというメリットもあります。
幅広い情報を集める
現在食いっぱぐれないとされている仕事でも、突然無くなるかもしれません。
なぜなら、新しい技術やAIの進歩は相当な速度で進んでいるからです。
もちろん、なくなる仕事もあれば誕生する仕事もあります。
常に情報収集をおこない、社会の動きを把握しておきましょう。
また、インターネットや本などで情報を集めるだけでなく、人との出会いも重要です。
新しい価値観などは今までにあったことのない人と会うことで生まれるからです。
多くの方法を使用して情報を集めてみてください。
資格を取得する
資格取得すれば食いっぱぐれることは少なくなります。
就職活動では学歴が大きく影響する場合もあります。
しかし、仕事を行う上で重要なのは「高学歴」ではなく「きちんと仕事を遂行できるか」です。
高学歴でも求めている業務内容を遂行できない人もいます。
資格があれば業務で必要になるであろうスキルの証明につながります。
企業と求職者のミスマッチが起こりにくいと考えられ、採用されやすいでしょう。
転職する
現在の職業を精査する必要はありますが、将来的に食いっぱぐれてしまう仕事だと判断した際には、できるだけ早い転職がおすすめです。
将来的になくなる仕事を続けていても将来食いっぱぐれないスキルが身につきません。
また、仕事上でのモチベーションが上がらないため、何のために働いているかわからなくなります。
楽しく働き、スキルを高めるためにも一度転職を検討してみましょう。
転職エージェントを利用して一歩上の転職をしよう
今すぐに転職したい方は、転職エージェントの活用もおすすめです。
転職エージェントは、求職者一人ひとりに担当者が付き、徹底した転職サポートをしてくれます。
現在スキルがないと思っている方や将来的にどのようなキャリアを築いていけばよいのかわからない方は、相談するだけでも道が開けるかもしれません。
「いきなり転職エージェントを活用するのが不安」という方は以下の記事をご覧ください。
1人でも働けるスキルがあれば食いっぱぐれない
「食いっぱぐれたくない」は誰しもが持つ想いです。
そのため、高いスキルや学歴が必要と考えてしまう方もいるかもしれません。
しかし、本記事で紹介したように以下のような方法で食いっぱぐれない仕事につくことは可能です。
- スクールに通う
- 幅広い情報を集める
- 資格を取得する
- 転職する
「企業に求められる人材」は食いっぱぐれません。
自分の市場価値を高めるような行動をとり、仕事では一生困らないスキルをつけましょう。
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