社会人1年目って不安や悩みが多いですよね。
社会人になると、学生の頃とは生活が大きく変化し、責任が出てきます。
社会人生活はお金や仕事、人間関係に悩むこともあり大変です。
実際私も社会人1年目の時は、お金や仕事、人間関係、プライベートとあらゆることで悩んでいました。
しかし、自分の悩みの原因に向き合って適切な対処をすることで、社会人2年目以降はほとんど悩むことがなくなりました。
そこで本記事では、社会人の実態と悩みあるあるを紹介します。
- 社会人1年目の給料や税金について
- 社会人1年目のよくある悩み
- 辛くなった時の解決策
社会人1年目の生活に不安がある方は、本記事を読むことで悩みから解放される解決策がわかるようになるでしょう。
社会人1年目のお金について紹介
本章では、社会人1年目の平均年収や税金について解説していきます。
会社に勤めると、所得税や厚生年金、社会保険料が給料から引かれます。
- 「社会人になったらいくらもらえるかな」
- 「毎月いくら引かれるの?」
上記のような悩みをお持ちの方はぜひ本章の内容を参考にしてみてください。
社会人1年目の平均年収
最終学歴ごとの平均初任給は下記の通りです。
最終学歴 | 平均初任給 |
---|---|
大学院修士課程修了 | 約23.8万円 |
大学卒 | 約21.0万円 |
高専・短大卒 | 約18.3万円 |
高校卒 | 約16.7万円 |
参考元:厚生労働省 学歴別にみた初任給
最終学歴が大学卒の場合初任給が約21万円なので、12ヶ月で約250万円になります。
年2回のボーナスも加わるので、大学卒社会人1年目の平均年収は250〜300万円程度でしょう。
ただ最初のボーナスは入社から数ヶ月での支給になり、正確な査定ができないため、少ない支給になることが多いです。
最初のボーナスは支給しない企業もあるので、さらに年収が低い可能性も考えられます。
社会人1年目の税金や保険料
社会人になると納税や派遣料の支払いが必要で、会社に勤めると、厚生年金や社会保険に加入します。
基本月給21万の場合、差し引かれる税金や保険料は下記表の通りです。
金額 | 計算方法 | |
---|---|---|
厚生年金 | 約19,000円 | 基本給×18.3%の半分 |
健康保険料 | 約10,000円 | 基本給×5% |
雇用保険 | 約630円 | 総支給額×0.3%(一般の事業の場合) |
合計 | 約29,630円 |
基本給と残業代などの手当を合わせた総支給額から控除額を差し引いた金額を「手取り」と呼びます。
学生時代の所得によっては所得税や住民税も必要です
上記の計算から、手取りは「総支給額の8割程度」と考えておくと良いでしょう。
社会人1年目のよくある悩み
社会人になると、学生の頃にはなかった「責任」を抱えることになります。
社会人1年目では慣れない生活のなかで、ビジネスマナーを覚えたり、業務をこなしたりしなければいけません。
また、人間関係に不安を感じたり、慣れない仕事を辛く感じたりする人も多いです。
本章では社会人1年目のよくある悩みを以下3つのジャンルに分けて紹介していきます。
- 金銭面・生活面に関するよくある悩み
- 人間関係に関するよくある悩み
- 仕事や業務に関するよくある悩み
「あるある」な悩みと対処法を紹介しているので、新生活に不安がある方は本章の内容を参考にしてみてください。
金銭面・生活面に関するよくある悩み
金銭面・生活面に関する悩みは以下3つがよくあります。
- 手取りが少ない
- 貯金ができない
- 1人暮らしが厳しい
それぞれの悩みを以下より紹介していきます。
手取りが少ない
金銭面の一番の悩みは「手取りが少ない」ことです。
実際に手取りが月給21万の場合、下記の控除額が引かれます。
平均初任給 | 約210,000円 |
(控除額) | |
厚生年金 | 約19,000円 |
健康保険料 | 約10,000円 |
雇用保険 | 約630円 |
おおよその手取り | 約180,370円 |
基本月給21万の場合、手取りは総支給額の8割程度である約18万前後になります。そのため、引き落とし後の口座残高に、社会の過酷さを痛感する方は少なくないでしょう。
一人暮らしの場合、ここから家賃や生活費を出さなければいけないので、学生の頃のようにはお金を使えません。
貯金ができない
貯金ができない主な原因に以下3つが挙げられます。
- 家賃・生活費が高い
- 交流にお金がかかる
- 貯金する目的が明確にない
東京の場合、1Kの家賃相場は6〜10万で、食費や水道光熱費、通信費には約5万円かかります。
そのため、手取りの半分以上は家賃・生活費に当てなければいけません。
食費を節約しようと思っても、会社内での交流も必要なので、外食や飲み会で使いすぎてしまうこともあります。
人間関係も大切なので、断り続けるのは難しいですよね。
そもそも「車を買う」「一人暮らしをする」などの貯金する明確な目的がないと、なかなか続けられません。
上記の貯金ができない原因を踏まえて、貯金する方法を紹介します。
社会人1年目で無理なく貯金する方法は下記の通りです。
- 収支を管理する
- 貯金用口座を作る
- 貯金の目標を作る
社会人1年目から貯金をしたい方は上記の方法を試してみてください。
一人暮らしが厳しい
社会人になって実家を離れ一人暮らしを始める方も多いですよね。
慣れない仕事で大変なのに、家では慣れない家事をしなければいけません。
始めは慣れないかもしれませんが、徐々に習慣化してしまえば面倒な掃除や洗濯も日常的にできるようになります。
人間関係に関するよくある悩み
人間関係に関する悩みは以下3つがよくあります。
- 上司や先輩と合わない
- 年の近い人がいない
- 質問のタイミングがわからない
それぞれの悩みを以下より紹介していきます。
職場の人間関係で悩んでいる方は、下記の記事も参考にすると良いでしょう。
上司や先輩と合わない
指導係の上司や先輩と合わないと辛いですよね。
実際に「上司と合わない」と感じる社会人1年目は多いようです。
担当の指導係が決まっていると相談がしやすいなどのメリットがある反面、教え方が自分に合わない場合もあります。
「とりあえずやってみて、わからなければ教えるよ」というやり方の人もいれば、1から10まで教えるやり方の人もいます。
担当の上司・先輩が自分にあったやり方ではないこともあるので、勇気を出して要望を伝えてみるのがおすすめです。
年の近い人がいない
職場によっては、年の近い人が周りにいないこともあります。
相手に合わせて愛想笑いや相槌をしていると、精神的に辛いですよね。
一緒に働く人と年が離れていて会話に困っている方は、共通の話題を探してみてください。
質問のタイミングがわからない
「わからなかったら聞いてね」に悩まされている人は多いと思います。
タイミングを間違えてしまうと怒られる可能性もあるので、聞きにくいですよね。
上司や先輩に質問する時は、先に相手の都合を聞くことをおすすめします。
仕事や業務に関するよくある悩み
仕事・業務に関する悩みは以下3つがよくあります。
- 暇な時間が多い
- 覚えることが多い
- タスクが重い
それぞれの悩みを以下より紹介していきます。
暇な時間が多い
入社1年目はできる業務が少ないため、暇な時間ができてしまうこともあります。
「たくさん仕事をしたい」という方には苦痛な時間ですよね。
しかし実際は、上司があなたの業務負担を考え、あえて業務量を減らしている可能性もあります。
手が空いてしまう時間が多い場合、まずは上司や先輩に相談すると良いでしょう。
覚えることが多い
社会人になるとビジネスマナーが必須になります。
名刺の受け渡しや言葉遣いなど学生の頃には教わらないことが常識となるので、覚えるのが大変です。
研修内容にビジネスマナーがなければ、自分で本などを使い覚える必要もあります。
会社以外でもマナーや常識を求められるので、ビジネスマナーなどに関する本は1冊持っておくのがおすすめです。
おすすめのビジネス書を紹介しているので、下記の記事を参考にしてみてください。
タスクが重い
入社1年目は暇な時間が多い方がいる一方で、反対に業務をたくさん与えられる可能性もあります。
業務内容によっては、責任の重い内容や理不尽なクレームを受けることも少なからず存在します。
一般的には指導係がフォローに入るシステムになっていますが、教育体制が整っていない会社だとフォローなしで業務をこなさなければなりません。
業務内容と自分の能力に大きな差がある場合は勇気を持って上司に相談するのがおすすめです。
仕事が辛いと感じた時の解決策
慣れない社会人生活に疲れてしまうと、身体的・精神的に倒れる可能性もあります。
仕事が辛いと感じたら、倒れてしまう前に気持ちが楽になる方法を用意しておくのがおすすめです。
そこで本章では、仕事が辛いと感じた時の解決策を4つ紹介します。
- ストレスを解消する
- 睡眠時間を確保する
- 相談相手を作る
- 転職する
仕事が辛いと感じている方は、ぜひ以下の内容を参考にしてみてください。
ストレス解消|趣味を見つける
ストレスを解消する方法は人それぞれですが、趣味がストレス解消という方が多いです。
ゲームやスポーツ、アニメ・漫画などの趣味に熱中することで気持ちを切り替えられます。
他にもマッサージでリフレッシュしたり、好きなカフェやお店を見つけたりするのも気持ちを切り替えるのにうってつけです。
ストレスを解消する方法を持っていない方は、ぜひこの機会に新しい趣味を見つけてみてください。
睡眠時間を確保する|平均的な睡眠時間は6〜8時間である
厚生労働省の調査した日本成人の「一般的な平均睡眠時間」は6〜8時間とされています。
個人差がありますが、標準的とされる6〜8時間の睡眠時間は確保できると良いでしょう。
睡眠不足・過眠は病気のリスクがあったり、記憶力や作業効率にも影響があったりするので、仕事で最高のパフォーマンスをするためにも、適度な睡眠時間の確保が大切です。
相談相手を作る|アドバイスがもらえる可能性がある
気持ちが辛いときはひとりで抱え込まず、人に話すのがおすすめです。
上司や先輩に相談しにくいことであれば、同期や家族に相談するのも良いです。
相談をすることで、自分では考えられなかったアドバイスをもらえるかもしれません。
転職する|第二新卒は転職に有利である
会社での待遇に不満がある場合は転職するのもおすすめです。
実は第二新卒は転職に有利です。
企業では若手人材の需要が高いので、第二新卒の転職活動は難しくありません。
第二新卒枠を狙えば、若さやポテンシャルの高さから採用されやすいので、未経験業種にもチャレンジできます。
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転職に興味がある方は、第二新卒向けの転職サイトをまとめた記事を参考にしてみてください。
まとめ|社会人1年目の実態・悩み
社会人1年目は慣れない生活では以下のような悩みや不安があります。
具体的な社会人1年目の悩み・不安は下記の通りです。
- 金銭面・生活面に関する悩み
- 人間関係に関する悩み
- 仕事や業務に関する悩み
思ってたよりも手取りが少なかったり、人間関係に疲れてしまったりと大変ですよね。
仕事で辛いと感じたら、ひとりで抱え込まずに相談するようにしましょう。
また、辛いと感じた時の解決策も覚えておくことが大切です。
仕事が辛いと感じた時の解決策は下記の通りです。
- ストレスを解消する
- 睡眠時間を確保する
- 相談相手を作る
- 転職する
現在の職場環境にどうしても耐えられないと感じた時は「転職すること」も選択肢のひとつです。
特に社会人1年目は第二新卒扱いされるため「転職に有利」です。
転職に興味がある方は「第二新卒向けの転職サイトをまとめた記事」を参考にしてみてください。
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