ハローワークの職業相談で実績作り|電話でもアリ!?予約方法や利用の流れを解説

「ハローワークの職業相談って、具体的にどんな相談ができるの?」
「ハローワークの職業相談は、失業手当を給付する上での実績になる?」

このようなお悩みを持っている方もいるのではないでしょうか?

今回の記事では、ハローワークの職業相談を失業手当の実績作りに活用する方法を中心に、ハローワークの職業相談について徹底解説します。

短い時間でハローワークの職業相談を終わらせて、実績作りにするコツなども解説しますので、ぜひ参考にしてください。

目次

ハローワークで失業手当を受け取るには

まず最初に、ハローワークで失業手当を受け取るのに必要な項目について押さえてきましょう。

この章では、

わかること
  • 失業手当の受給資格
  • 失業手当の受給方法
  • 失業手当を受給するための条件

について見ていきます。

失業手当の受給資格

まず失業手当を受給できる資格について、下記に表でまとめます。

スクロールできます
受給資格のタイプ該当者失業手当を貰える条件
一般の離職者転職や独立など、自己都合で退職する方離職の日以前2年間に雇用保険の被保険者期間が12か月以上あること
特定理由離職者以下の条件に一つでも該当する方

・有期労働契約の更新を申し出たが、認められず退職した方

・出産や育児により退職し、受給期間の延長措置を受けた方

・介護など、家庭事情の変化により離職した方

・配偶者や扶養家族との別居生活の継続が困難となり、退職した方

・特定の理由により、通勤が困難になり退職した方

・希望退職の募集に応じて退職した方

離職の日以前1年間に雇用保険の被保険者期間が6ヶ月以上あること
特定受給資格者企業の倒産や解雇により、再就職までの時間的余裕のない中で退職した方離職の日以前1年間に雇用保険の被保険者期間が6ヶ月以上あること

(参照元:基本手当について|ハローワーク)

このように、失業手当の受給資格は、どのように退職したのかによって変わります。

失業手当の受給方法

失業手当の受給方法は以下の手順を踏みます。

  1. 必要書類を準備する
  2. ハローワークで手続きをする
  3. 雇用保険説明会の日程を決める
  4. 失業認定日にハローワークに行く
  5. 失業手当を受け取る

1.必要書類を準備する

失業手当を受給する上で必要書類は下記5つです。

  • マイナンバーカード
  • (上記が無ければ)運転免許証、官公庁が発行した身分証明書、年金手帳など
  • 証明写真
  • 印鑑
  • 本人名義の預金通帳またはキャッシュカード

2.ハローワークで手続きをする

必要書類が揃ったら、現住所管轄のハローワークに、

  • 求職申込
  • 離職票

を持参し、手続きを進めます。

3.雇用保険説明会の日程を決める

ハローワークの担当者から雇用保険説明会のスケジュールを指定されるので、決まった日時に説明会に参加します。

この説明会に参加しないと「失業認定日」が決まらず、失業手当を受けられないので気をつけましょう。

失業認定日とは、ハローワークが失業状態にあることを確認する日のことで、通常は4週間に1回、ハローワークが特定の日を指定します。

4.失業認定日にハローワークに行く

失業認定日に現住所管轄のハローワークに行き、失業認定申告書を提出します。

5.失業手当を受け取る

失業認定報告書が受理されると、通常5営業日以内に指定の口座に失業手当が振り込まれます。

ただし給付制限がある場合は、振り込まれるのは3か月後です。

初回の給付以降は、原則4週間に1回の認定日にハローワークに行き、失業認定を受けることで、継続的に失業手当が受け取れます。

雇用保険の受給期間は、原則離職した日の翌日から1年間です。

その間に妊娠・出産・けが、病気などにより30日以上働けなくなった場合は、働けなくなった日数分の受給期間が延長されます。(最長3年間)

失業手当を受給するための条件

失業手当の受給に申込をしたからといって、それだけで自動的に失業手当が受け取れるわけではありません。

失業手当を受給するためには、ハローワークで求職の申し込みを行った上で、4週間に2回以上、就職活動を積極的に行っていることが条件です。

つまり、すぐに働く意志と能力があるものの離職状態になっている方が、失業手当給付の対象となります。

よって、失業していても下記にあてはまる方は、失業手当を受給することができないため注意が必要です。

  • 病気やケガなどで、すぐに働くことができない方
  • 妊娠・出産などですぐに働くことができない方
  • 結婚などにより家事に専念しており、すぐに働けない方
  • 定年退職をし、しばらくの間休養を取る方

失業手当|求職活動の実績にカウントされるもの

失業手当|求職活動の実績にカウントされるもの

失業手当を継続して受給するためには、求職活動の実績を作る必要があります。

求職活動の実績作り、というと難しい印象を受けるかもしれませんが、ハローワークでの職業相談も実績にカウントされます。

最近では新型コロナウイルス感染症などの影響により、電話での職業相談等も、求職活動の実績にカウントされる場合もあります。

では具体的に求職活動の実績にカウントされるものを見ていきましょう。

ハローワークの職業相談は実績作りになる

ハローワークの職業相談は、求職活動の実績作りになります。

失業手当を受給するためには、毎月の失業認定日のタイミングで、求職活動を行った実績を2回分提示しなくてはなりません。

一般的な転職サイトや転職エージェントは当然ながら、ハローワークでの職業相談も求職活動の一つとして認められています。

つまりハローワークで職業相談をすれば、求職活動の実績に1回分カウントされるのです。

求職活動の実績にカウントされるのは1日に1回分のみですが、失業認定日までに再度相談に乗ってもらえれば、失業手当の継続受給の条件をクリアすることができます。

ただし、ハローワークでの職業相談のみでは前向きな求職活動を行っている旨を明示しにくいため、職業相談のみでは不正受給を疑われる恐れがあります。

転職サイトなども活用し、前向きに求職活動に取り組んでることをアピールしましょう。

電話での職業相談等も実績となる場合もある

電話での職業相談等も、求職活動の実績となる場合もあります。

特に人材派遣会社や転職エージェントから、派遣先企業や転職先企業について紹介を受けるなど、電話でも具体的な話が出ている場合は、求職活動の実績にカウントされやすくなります。

ただし、求人条件についてや選考方法などについての電話での確認をしたなど、求人に関する問い合わせの電話は認められないこともあるので、注意しましょう。

また、すべてのハローワークが、電話でのやり取りを求職活動の実績にカウントするわけではありません。

そのため、必ず現住所管轄のハローワークに、求職活動の実績としてカウントされるのか、問い合わせるようにしましょう。

ハローワークの職業相談について

ハローワークの職業相談について

ハローワークの職業相談について、下記の流れで具体的に見ていきます。

解説内容
  • 職業相談を担当する職員
  • 相談できる内容
  • 申込や予約方法
  • 持ち物

ハローワークの職業相談とは、就職希望者の就職に関する悩み・相談を受け付ける窓口のことです。

担当する職員は、産業カウンセラーなどの資格をもったキャリアカウンセラーであり、求人紹介から仕事の適性に関することなど、幅広い相談が可能です。

またハローワークの職業相談をすれば、失業手当の受給要件である求職活動の実績の1つになるのも嬉しいポイントです。

この章では、ハローワークの職業相談窓口で相談できる内容や申込方法、当日持参する持ち物について説明します。

職業相談を担当する職員

ハローワークの職業相談では、産業カウンセラーやキャリアコンサルタントの資格保有者が相談を受け付けています。

基本的には職業相談を行う職員は担当制ではなく、その都度空いている職員が対応するケースが多いです。

ただし、担当職員を指名することもできるため、もし相性の良い職員に出会った場合、可能な限り継続して指名すると良いでしょう。

相談できる内容

ハローワークの職業相談では、下記のようなことが相談できます。

  • 気になる求人についての質問
  • セミナー・説明会の案内
  • 求職活動の方法、アドバイス
  • 仕事探しについての相談
  • 書類選考の添削や面接対策
  • 企業への紹介状の発行

ハローワークの職業相談では、就職に向けた様々なサポートを行っています。

職業相談では、自分の興味関心のある業界や職種に沿った求人の紹介が受けやすいため、無理やり興味のない求人を紹介されることは少ないでしょう。

おまけに気になる求人が見つかれば、その求人にどれくらいの応募が集まっているか、採用基準は厳しいか、などの詳細な情報を聞き出せることもあります。

また、職務経歴書の書き方や面接対策など、内定に向けたアドバイスも受けられるため、ぜひ有効活用してみてください。

申込や予約方法

ハローワークの職業相談を受ける場合、電話などでの事前予約は不要で、管轄のハローワークに足を運び、職業相談の申し込みを行いましょう。

具体的な申込方法は以下の通りです。

  1. 総合受付にて番号札をもらう
  2. 自分の番号が呼ばれたら総合受付に行く
  3. 職員の方に、職業相談をしたい旨を伝える
  4. 職業相談を受ける

ハローワークの職業相談は、電話等の事前予約が必要ないため、自分のスケジュールに余裕があるタイミングで受けられるのがメリットです。

ただし、当日の混み具合によっては、想定よりもは時間がかかることもあります。

午前中の早い時間帯であれば比較的空いているハローワークも多いため、なるべく早めにハローワークに到着し、受付を済ませるようにしましょう。

持ち物

ハローワークで職業相談を受ける際に必要な持ち物は下記4つです。

  • 雇用保険受給資格者証(必携)
  • ハローワークの求人票(気になる求人があれば)
  • 自分の経歴や職歴を示す資料
  • ハローワークカード(管轄地域による)

上記のうち、雇用保険受給資格者証は必ず持参しましょう。

場合によっては雇用保険受給資格者証がないと、求職活動の実績にカウントされなくなる恐れがあります。

また、気になる求人票があれば、プリントアウトして職業相談に持参し、求人について詳しく質問することも出来ます。

冒頭のリストにあげた以外にも何かしら持参した方が良い持ち物は地域によって異なる可能性もあります。

事前に電話で必要な持ち物を管轄のハローワークに確認してから行くようにしましょう。

ハローワークの職業相談はフリーターにもおすすめ

ハローワークの職業相談はフリーターにもおすすめ

ハローワークの職業相談は、実はフリーターの方にもおすすめです。

というのも、ハローワークの中には、若者に特化した就職支援を行っているところがあるからです。

これまで社会人経験がないフリーターの方でも、正社員として働いていきたいという意欲・意識があれば、ハローワークを活用することで就職先を見つけられる可能性は大いにあります。

また、ハローワークでは職業訓練を通してパソコンや簿記、医療事務、CADなどのスキルを身につけることができ、就職活動時のアピール材料になります。

わかものハローワーク|若者に特化した就職支援サービス

ハローワークには「わかものハローワーク」と呼ばれる、若者に特化した就職支援サービスが受けられる機関があります。

わかものハローワークを利用できる具体的な対象は下記のような方です。

  • 34歳以下で正社員での働くことを目指している方
  • 就業経験がない方
  • 働いたことはあるが、長期間働き続けたことがない方

※以前は45歳未満の方が対象でしたが、令和2年4月より対象年齢が34歳以下に引き下げられました。

わかものハローワークは全国28箇所に拠点を構えており、東京では渋谷・新宿・日暮里に拠点があります。

わかものハローワークでは、以下のような就職支援サービスが無料で受けられます。

  • 就職ナビゲーター(担当者制)による個別支援
  • 正社員就職に向けた就職活動プラン・職業相談・求人紹介
  • ワークショップやグループワーク、セミナーなど勉強になるイベント
  • 入社後のフォロー

詳しくは下記の記事をご参照ください。

【フリーター向け】ハローワークを活用するメリット

【フリーター向け】ハローワークを活用するメリット

フリーターの方が就職活動をするにあたって、ハローワークを活用すると下記のようなメリットがあります。

  • 就職ナビゲーターの方に、就職のための戦略を練ってもらう
  • 職業訓練を受けてスキルを身に付ける
  • グループワークに参加して、同じ状況の就職仲間を作る

また、ハローワーク以外にも下記の転職サイトを使うと就職活動を効率的に進めることができるので、是非ご確認ください。

プロの就職ナビゲーターの方から、個別に就職アドバイスが受けられる

1つ目のメリットは、プロの就職ナビゲーターの方から、就職成功のために個別のアドバイスが受けられる点です。

わかものハローワークでは通常のハローワークと異なり、職員が担当制で個別の就職サポートが受けられます。

担当職員は、企業での人事経験者や、国家資格であるキャリアコンサルタント資格を保有している方がほとんどです。

そのため、フリーターの方でもどうすれば効率よく就職できるのか、知識が豊富です。

一人で就職活動をしていると、基本的なビジネスマナーや履歴書の書き方、社会人としてのコミュニケーションの取り方、言葉遣いなど、分からないことも多いですよね。

そんな場合でも、プロの就職ナビゲーターの方から書類選考対策や面接対策といったサポートが受けられるため、転職活動を有意義に進めることができます。

職業訓練を受けてスキルを身に付けることができる

2つ目のメリットは、ハローワークの職業訓練を受講し、スキルを高められる点です。

ハローワークでは無料で職業訓練を受けられるため、スキルを身に付けながら就職活動を進めることができます。

フリーターの方の就職活動において、不利になりやすいのが「実務経験がない」という点です。しかし実務経験のなさは、スキルを取得することである程度カバーができます。

職業訓練では、Wordやパワーポイントなど基本的なパソコンスキルの取得はもちろん、保育士講座や介護士講座など、様々なジャンルの職業訓練が受けられます。

職業訓練を受けることで「就職のために努力している」というアピール材料になるため、就職活動にプラスの効果があります。

グループワークに参加して、同じ状況の就職仲間を作る

わかものハローワークで定期的に開催しているグループワークに参加することで、仲間を作りやすいのもメリットと言えるでしょう。

グループワークでは、同じようにフリーターの方で就職活動を進めている方と情報交換が行いやすくなります。

同じような状況の方と仲間になることで、就職活動の大変さを分かち合ったり、有益な情報交換をすることができるため、ぜひわかものハローワークのグループワークを有効利用しましょう。

ハローワークの職業相談 利用の流れ

ハローワークの職業相談 利用の流れ

本章では、ハローワークの職業相談を受ける流れについて見ていきます。

職業相談は、

流れ
  1. 窓口で職業相談を受けたい旨を伝える
  2. 呼ばれた窓口に行き、職業相談を受ける
  3. 指定用紙にハンコを押してもらう

の流れで進んでいきます。

1.窓口で職業相談を受けたい旨を伝える

職業相談を受ける1つ目のステップとして、ハローワークの総合受付で職業相談を受けたい旨を伝えることから始まります。

ハローワークの職業相談は電話などでの事前予約は不要で、スケジュールの合う日に直接管轄のハローワークに足を運べばOKです。

管轄のハローワークに行き、総合受付にて職業相談を受けたい旨を職員の方に伝えます。

そうすると受付番号をもらえるので、番号を呼ばれるまで順番を待ちます。

2.呼ばれた窓口に行き、職業相談を受ける

受付番号が呼ばれたら、呼ばれた窓口に行き、職業相談を受けます。

担当職員の方からは、主に以下のような質問を受けます。

  • 直近の求職活動の状況
  • どのような業界、職種を検討しているか

もちろん自分の疑問点や不安点を相談するのも良いでしょう。

希望する場合は担当職員から求人の紹介も受けられます。

もらった求人票を見て興味がある場合は、内容を詳しく聞いていきましょう。

もし興味がなければ、「検討します」と言って、遠まわしに断っても問題ありません。

3.指定用紙にハンコを押してもらう

職業相談を受け終わった後は担当職員の方に雇用保険受給資格者証へハンコを押してもらいましょう。

この押印が、求職活動の実績としてカウントされる記録となります。

雇用保険受給資格者証を忘れてしまうと、最悪の場合、その日の職業相談は求職活動の実績にならなくなる可能性があります。

そのため、職業相談を受けに行くときには、必ず雇用保険受給資格者証を忘れていないか、家を出る前に確認するようにしましょう。

また、わかものハローワークを利用する以外にも、フリーターの方が就職活動をスムーズに進めるためのサービスを以下の記事でいくつか紹介していますので是非お読みください。

ハローワークで職業相談をする際のポイント

ハローワークで職業相談をする際のポイント

ハローワークで職業相談を受ける際のポイントとしては、

ポイント
  • 相談内容をあらかじめ考えておく
  • 経歴や所有資格などを整理しておく
  • 相談する時間帯やタイミングに注意する

の3つが挙げられます。

相談内容をあらかじめ考えておく

職業相談を受ける際のポイントの1つ目は、相談内容をあらかじめ考えておくことです。

求職活動の実績作りのためといはいえ、せっかく時間を作って相談するのであれば少しでも実りのある時間にした方が効率的です。

例えば以下のような観点から、いくつか質問事項を用意しておくことで、職業相談をスムーズに進めることができます。

  • 就職活動の基本的な動き方や流れ
  • 求人企業の待遇や福利厚生などの条件面
  • 未経験でも採用の可能性のある業界について

経歴や所有資格等を整理しておく

職業相談を受ける際のポイントの2つ目は、経歴や所有資格を整理しておくことです。

職業相談を受ける中で担当職員から求人紹介を受けることができるのですが、その際に職務経歴や所有資格が整理されていると、紹介を受けやすくなります。

例えば、これまで書いたことのある職務経歴書や履歴書があれば、それを担当職員の方に提出することで、経歴に合った求人を紹介してもらいやすくなります。

もちろん、求人を紹介されて、あまり興味が持てなければ断っても問題ありません。

履歴書であればコンビニなどでも購入でき、準備するのは簡単です。職務経歴書は難しくても、履歴書だけでもいいので、経歴や所有資格などを整理してから職業相談に臨むようにしましょう。

相談する時間帯やタイミングに注意する

職業相談を受ける際のポイントの3つ目は、相談する時間帯やタイミングに注意することです。

ハローワークの職業相談は事前に予約を行わないため、混んでいる時間帯にハローワークに行くと、職業相談を受けるまでに時間がかかってしまいます。

雇用保険の認定日やイベントがある日は混雑しやすいため、職業相談のみ受ける場合は、そういった日にちは避けた方が賢明です

反対に、受付開始直後の時間帯やお昼やすみの時間帯などは混雑しにくい傾向にあるので、あまり待たずに職業相談を受けられる可能性が高いです。

このように、相談する時間帯やタイミングには注意してハローワークに足を運ぶようにしましょう。

自宅から離れた場所のハローワークを利用するのもアリ

場合によっては、自宅から離れた場所のハローワークを利用するのも一つの手です。

特に地方エリアなど求人をしている企業が少ないところでは、ハローワークに職業相談を受けても思うように求人の紹介を受けることができない可能性があります。

このような場合は、自宅から離れてでも東京都をはじめ大都市圏のように取り扱う求人企業の多いハローワークに足を運び、職業相談を受けるのも一つの手です。

ハローワークは全国どのエリアでも、職業相談を受けることができます。

そのため、求人を探すだけの場合や、職業相談を受けたい場合であれば、無理のない範囲で自宅から離れた場所にある都市圏のハローワークの利用も検討してください。

ただし、失業保険の認定などの手続きを行う際は、所定のハローワークを指定されることもありますので、注意しましょう。

ハローワークの職業相談 具体的な質問内容

質問 具体的な内容

いざハローワークで職業相談を受けようと思っても、具体的にどんな質問を行うべきか、悩んでしまいますよね。

ここでは、ハローワークの職業相談に慣れていない方向けに、ここでは職業相談での質問の具体的な内容をまとめていきます。

よくある質問
  • キャリア全般に関する質問
  • 求人に関する質問
  • 職業訓練に関する質問

ハローワークの職業相談を有効活用できるよう、以下の質問を参考にすると良いでしょう。

キャリア全般に関する質問

キャリア全般についての具体的な質問内容は、下記を参考にしてください。

  1. 履歴書の〇〇の部分の書き方がわからない
  2. 職務経歴書の書き方を知りたい
  3. 自己分析のやり方を知りたい
  4. 精神疾患で退職した場合は、履歴書に書く必要はあるか
  5. 精神疾患を理由に退職した場合は、正直に話すべきか
  6. 大学や役所などの求人はいつ頃出ることが多いか
  7. 欠員募集と増員募集はどちらの方がいいのか
  8. 売り手市場だと聞いているが、〇〇職の倍率はどうか
  9. 今週の新着求人を見たい
  10. 学歴は関係ないと謳う求人が多いが、実際に聞かれた場合どのように対応すべきか
  11. 紹介予定派遣は実際に正社員になれるのか
  12. 残業がどうしてもできないので、定時で帰れる仕事はあるのか
  13. 女性が少ない企業で働きたいが、そのような求人はあるのか
  14. 社員数が少ない企業で働きたいが、そのような求人はあるのか
  15. フレックスタイム制の求人を教えてほしい
  16. 夜勤や残業が多くてもいいので、給料の高い求人を教えてほしい
  17. 研修制度の整った企業の求人を紹介してほしい
  18. 副業可能な求人はあるのか
  19. 求人の平均在籍年数を教えてほしい
  20. 介護と両立できる求人はあるのか
  21. 現在〇〇歳だが、未経験の△△職はこの年齢でも合格実績はあるのか
  22. 自分に向いている仕事がわからないので、どのように考えて就活すればいいか
  23. 面接時に気をつけておくべきことはあるか
  24. 短期間の転職はマイナスになるのか
  25. フルタイムで働くにあたって、就業形態のおすすめはあるか
  26. 新型コロナウィルスの影響を受けて、現在どのような業界がおすすめか
  27. 次を最後の就職活動にしたいので、安定している業界があれば知りたい
  28. 職務経歴書における自己PRの書き方のコツはどんな点か
  29. 職務経歴や面接時における志望動機について、何を伝えればいいか知りたい

求人に関する質問

求人についての具体的な質問内容は下記を参考にしてください。

  1. 増員募集の求人は、相当忙しいのか、それとも業績が拡大しているのか
  2. 欠員補充の募集が多い企業は、離職率が高いのか
  3. 試用期間の有無と、試期間中の給料はいくらか
  4. その企業の交通手段はどのようなものか 最寄り駅はどこか
  5. 夏季休暇や年末年始など、まとまった休暇は取れるのか
  6. 社員旅行などのイベントはあるのか
  7. 退職する方の退職理由はどのようなものが多いのか
  8. どれくらいの頻度で、この企業はハローワークで求人をかけるのか
  9. 求人票に実務経験が必要だと記載されていたが、どれくらいのレベルか
  10. 求人票に書かれている求めるスキルは、どれくらいのレベルなのか
  11. 育休実績はあるのか
  12. 持病があるが、通院の日は有給休暇を取得できるか
  13. その企業では電話対応の頻度が多いか
  14. 自動車を運転する機会はどれくらいあるのか
  15. 来客対応やお茶出しなどの業務はあるのか
  16. 具体的な仕事内容はどのようなものか
  17. 繁忙期・閑散期など、年間のスケジュールはどのようなものか
  18. 住宅手当や家族手当などの具体的な手当て金額
  19. ボーナスは入社後いつからもらえるか
  20. 休日出勤はあるのか、あるとしたら年間何日くらいか
  21. 応募にあたって年齢制限はあるのか
  22. この企業が求めている年代はだいたい決まっているのか
  23. 職場の雰囲気はどのようなものか(静かな雰囲気か、明るい雰囲気か)
  24. 喫煙・禁煙の状況はどうか
  25. 未経験入社の割合はどれくらいか 未経験からでも活躍できるか
  26. 入社前に取っておくべき資格はあるのか
  27. ノルマは厳しいのか
  28. この求人で求めているパソコンスキルはどれくらいのレベルか
  29. 資格を持っているが、実務経験はない、それでも可能か
  30. 正社員と派遣社員、パート社員の方の割合はどれくらいか
  31. 自分の学歴や職歴で受かることができるのか
  32. この会社の雇用制度はどのようなものか
  33. 定年後の再雇用制度はあるのか
  34. ミスマッチを防ぎたいので、労働条件について面接時に質問してもいいのか
  35. 給与は歩合制か、年棒制か、固定給か
  36. 入社前に職場見学をしたいが、可能か
  37. 転勤があるのか、あるとしたらどれくらいの頻度で転勤が発生するのか
  38. 海外転勤がある職場なのか
  39. TOEICの点数など、語学力は必要か
  40. 未経験だが、研修制度やOJT制度はあるのか
  41. この会社は実力主義なのか、年功序列なのか
  42. 給料の具体的な内訳はどのようなものか
  43. いつから働き始めることができるのか
  44. 勤務中の服装は制服か、オフィスカジュアルでもOKか
  45. 新型コロナウィルスの影響を受けていないか
  46. ブラック企業に就職したくないので、具体的な見極め方を知りたい
  47. 入社〇年目に年収△△万円など、年収例はあるのか
  48. その会社に入社したら、1日にどのようなスケジュールで過ごすことになるか

職業訓練に関する質問

職業訓練についての具体的な質問内容は、下記を参考にしてください。

  1. 職業訓練を受けたいときの申込手順はどのようなものか
  2. 職業訓練を受けると就職に有利になるか
  3. 職業訓練の筆記試験の難易度は
  4. 〇〇の職業訓練に興味があるが、今後の開校スケジュールが知りたい
  5. 気になっている職業訓練があるが、失業保険があと〇日で終了するが職業訓練を受講できるか
  6. 失業保険給付前(給付制限)だが、気になる職業訓練に申し込むことは可能か
  7. 職業訓練を受講すると、優先的に就職先を紹介してくれるのか
  8. 職業訓練を受けながらアルバイトなどをしても問題ないか
  9. 職業訓練の給付金と教育訓練給付の違いはどのような点か
  10. 今までの仕事とは違う、未経験の業種の職業訓練に申込みはできるのか
  11. 〇〇の職業訓練に参加した人の就職率はどのようなものか

ハローワークの職業相談を5分で済ませるコツ

ハローワークの職業相談を5分で済ませるコツ

ハローワークの職業相談を「求職活動の実績作り」として活用したい場合、なるべく短い時間で相談を終えたいですよね。

そのような場合は、以下のポイントを試してください。

  • 求人票を持参する
  • 自分の職歴に近い内容の仕事の求人票を貰う

上記のポイントを意識すると、ハローワークでの職業相談を短い時間で済ませることができます。

求人実績作りのために職業相談をサクッと済ませたい方は、なるべく込み入った話にならないように会話内容を工夫しましょう。

求人票を持参する

一つ目に紹介するコツは、求人票を持参することです。あらかじめ求人票を持参することで、ハローワークの職業相談を短時間で済ますことができます。

具体的には以下の手順で進めていくと、短時間で職業相談が短時間で終了します。

  1. 良さそうな求人を見つけ、求人票を発行する
  2. 求人票を持参し、すぐ調べてもらえるような質問をする

1.良さそうな求人を見つけ、求人票を発行する

まずは志望業界や職種など、自分が興味のある分野の求人や条件の良い求人など、良さそうな求人をハローワークで見つけ、職業相談を受ける前までにあらかじめ求人票を発行しておきましょう。

お住まいの地域のハローワークに訪問して求人票を発行することもできますが、自分でインターネットで検索をすることも可能です。

インターネットで検索する場合は、こちらから行うことができます。

調べた求人票を印刷し、職業相談の担当者のところに持参します。

2.求人票を持参し、すぐ調べられる質問をする

求人票を持参したら、職業相談担当者がすぐに調べられるような質問をします。

質問をする際は、就職活動の進め方や職務経歴書の書き方、面接のコツなど、回答に時間がかかりそうな質問は避けるようにしましょう。

すぐに調べられる質問の具体例は下記です。

  • 試用期間と、試用期間中の給料について
  • 休日について(週休何日か、有給はあるのか、産休・育休はあるのか)
  • 勤務時間について(月平均の残業はどれくらいか、年間どれくらいの休日出勤があるのか)
  • 募集対象の学歴について(高卒・短大卒・専門卒など 大卒以外でもOKか)

これらの質問は、担当の方がすぐに調べられる質問です。

このような質問を行い回答してもらったら、「承知しました。いったん持ち帰って検討します」などと返答しましょう。

あとは雇用保険受給資格者証にハンコを押してもらい、職業相談は終了となります。

自分の経歴に近い求人票を出してもらう

ハローワークの職業相談を時間をかけずに終わらせるもう1つの方法が、自分の職歴に近い求人票を出してもらうことです。

職業相談でこれまでの経験と違う業界や職種の求人票を持参したり出してもらったりすると、担当の方は「なぜ違い業界や職種を志望するのだろう」と疑問に思い、会話が続きやすくなります。

そうなると、すぐに職業相談を終わらせられないため、自分の経歴に近い求人票を出してもらいましょう。

自分の経験してきた業種や職種であれば、「今後もそのような仕事で就職したいのだな」と担当者は考え、特に違和感なく求人票を出してくれる可能性が高いです。

このように、自身の経歴に近い求人票を出してもらうことで、職業相談における時短につながります。

紹介状の発行は断る

求人票を発行してもらう際の注意点は、紹介状の発行は断ることです。
紹介状の発行をお願いすると、担当者は求人企業に電話で連絡をし、場合によっては面接のスケジュールなどを調整されることもありますので、余計な時間が発生してしまいます。

また、一度面接日が決まると、面接を受ける義務が発生するため、求人を断りづらくなります。

そうならないためにも、「紹介状を出しましょうか?」「応募しますか?」といった質問に対して、「自分で持ち帰ってゆっくり検討したいので、この場で応募するかどうか決めるつもりはない」とはっきり意思表示することが大切です。

ハローワークの職業相談で注意すべきポイント

とはいえハローワークの職業相談で、早く終わらせたいばかりに、失礼な態度や言動は控えましょう。

職業相談の担当の方も、公共性の高い仕事をしているとはいえ同じ人間です。

あまりにも職業相談を早く終わらせたいという気持ちや態度が前に出てしまうと、担当の方にとっても良い気分ではありません。

担当の方も、あなたが就職できるように必要な手立てを考えているため、社会人として一定の配慮は大切です。

あまりにも不愛想な態度で接し、求人紹介などを断り続けていると、いざ本当に求人紹介をお願いしたい時に、前向きに協力してくれなくなる可能性も0ではありません。

担当の方が求人を紹介してくれた時に、興味のない求人だったとしても「一度持ち帰って検討させてください」や「家族とも相談させてください」などといった、角の立たないように返事をするよう心がけましょう。

このように、職業相談を早く終わらせたい気持ちを出し過ぎない、職業相談の担当の方に配慮を示す、求人を断る際は角の立たない返事をする、という点は注意すべきポイントです。

ハローワークの職業相談【Q&A】

ハローワークの職業相談【Q&A】

この章では、ハローワークの職業相談についてよくある質問について、Q&A形式で回答していきます。

勧められた求人は必ず応募しなきゃいけないの?

ハローワークの職業相談で求人を勧められても、無理して応募する必要はありません。

紹介される求人は、必ずしもあなたの希望に合致するものとは限らず、給与面や仕事内容など、興味を持てない部分があるかもしれません。

そのような場合は、遠慮なく断りましょう。

もしその場で断りにくい場合は、求人票だけもらって、「検討します」と伝えれば問題ありません。

このように、勧められた求人は必ず応募する必要はないので、安心してください。

ハンコなしでも実績になる?

ハローワークの職業相談を失業手当の実績に試用したい場合、ハンコなしでは求職活動の実績にならない可能性が高いので、職業相談を受けたら必ずハンコをもらいましょう。

職業相談を受けると、通常は雇用保険受給資格者証の押印をもって、求職活動の実績にカウントされます。しかし押印がないと、実績としてカウントされません。

ハローワークによっては、雇用保険受給資格者証を忘れた場合でも次回の相談時に持参すればこれまで受けてきた回数分の押印を行なってくれるようです。

しかし、現住所のハローワークが同様の対応が受けられるとは限らないので、必ず雇用保険受給資格者証は忘れず持参しましょう。

管轄のハローワークしか職業相談はできないの?

管轄のハローワーク以外でも、全国どこのハローワークを使っても職業相談を行えます。

働きたいエリアがある場合は、そのエリアを管轄しているハローワークで求人を探した方が効率的でしょう。

また求人検索だけであれば、インターネット上でも可能です。ただし、インターネットでのハローワーク利用でできることは、求人の閲覧と仮登録までです。

実際に職業相談や求人紹介を受ける際は、近くのハローワークに訪問し、正式な登録等を済ませる必要があります。

したがって事前にインターネットで働きたいエリアの求人を検索をしておき、職業相談や求人応募が必要な際にハローワークへ足を運ぶと、時間を有効に使うことがでます。

担当職員の指定は可能?

基本的にはハローワークの職業相談は担当制ではなく、訪問した際に担当者が決まります。そのため、担当職員を指定したとしても、必ずしも応じてもらえるわけではありません。

しかし時間帯によっては、特定の担当者を指名できる場合もありますので、「〇〇さんに職業相談をしてもらいたい」と頼むのも良いでしょう。

相性の良いと感じられる担当者は、転職や就職を円滑に進ませる上で貴重なため、気に入った担当者がいれば指定できるか一度聞いてみてはいかがでしょうか。

ただし当日に担当者をピンポイントで指名するのは、その日のハローワークの込み具合や担当職員の人数などにより、難しい場合が多いです。ただ、男性・女性など、性別で指名する場合は応じてもらいやすい傾向にあります。

ハローワークの職業相談以外での実績作り

ハローワークの職業相談以外での実績作り

ハローワークで職業相談を受ける以外にも、下記の行動によって就職活動の実績作りが行えます。

実績作りに役立つこと
  • 求人に応募する
  • ハローワークのセミナー等に参加する
  • 転職フェアや合同説明会等に参加する
  • 資格取得に向けて勉強を行う
  • 転職エージェントに登録し、面談を行う

上記のように就職に向けて前向きに行動していることを証明できれば、失業手当を受給する際に必要な「実績」を作ることができます。

求人に応募する

実際に求人に応募することは、失業手当受給要件における「実績作り」に該当します。

一回の求人応募につき、一つの実績としてカウントされます。

求人に応募する方法は、ハローワークから求人紹介を受ける以外にも

  • 企業に直接応募する
  • 転職サイトを利用して応募する

などの方法があります。

求人に応募して就職活動の実績を作ることは、

  • 近くにハローワークがない
  • 失業手当の認定日まで時間がない、1日で2回分の実績を作る必要がある
  • 自宅から出ずに就職活動の実績を作りたい

といった場合に向いています。

転職サイト経由での応募や企業へ直接応募することは、1社への応募が1回分の実績になるため、1日で2社の応募をすれば、2回分の実績を作ることが出来ます。

認定日が差し迫っている場合や、2回分の実績を早急に作る必要がある方は、求人応募をして実績作りをしましょう。

20代既卒の人には、就職Shopがおすすめです。以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご確認ください。

ハローワークのセミナー等に参加する

ハローワークのセミナー等に参加することでも、就職活動の実績を作ることができます。

例えば34歳以下向けの「わかものハローワーク」では、定期的に以下のようなセミナーが開催されています

  • 職種を知るセミナー
  • 業界研究セミナー
  • 面接トレーニング
  • 再就職支援セミナー
  • 履歴書・職務経歴書の書き方セミナー
  • 自己分析VPI検査
  • ストレスとの付き合い方セミナー
  • アサーティブコミュニケーション

特に面接トレーニングセミナーは毎週行われているため、受講しやすく、実績作りにおすすめです。

わかものハローワークについて詳しく知りたい方は、下記の記事も是非ご確認ください。

転職フェアや合同説明会等に参加する

ハローワークのセミナー以外にも、民間企業が主催する転職フェアや合同説明会等に参加することで、就職活動の実績を作れます。

転職フェアや合同説明会には多くの企業が集まり、求人活動をしているため、実績作りと同時に行きたい企業を見つけることができるのでおすすめです。

転職フェアや合同説明会は、具体的には下記のようなものがあげられます。

  • マイナビ転職フェア
  • doda転職フェア
  • @type エンジニア転職フェア
  • Re就活 転職博
  • JAIC 正社員就職セミナー
  • クローバー就職フォーラム
  • 保育士バンク!就職・転職フェア

大きなイベントでは100社~200社ほど集まるものもあります。

このように、民間企業が主催する転職フェアに参加すれば、実績作りと同時に企業探しをすることができます。

ただし、民間の転職フェアやセミナーに参加して実績作りを行う場合、以下の3点に注意しましょう。

  • 「参加認定書」を必ずもらう
  • 勉強会や講習などは、求職活動と認められないケースもある
  • 認定日の前日までに受ける

心配な場合は、事前に失業給付の就職活動として認められるのか、管轄のハローワークに相談しましょう。

資格取得に向けて勉強を行う

就職を目指して、資格取得に向けた勉強・受験をすることも、就職活動の実績作りになります。

ハローワークが提供する雇用保険受給資格者のしおりによると、「再就職に資する各種国家試験、検定等の資格試験を受験」が、実績作りとして定義されています。

「再就職に資する」とは、以下の条件を満たす資格である必要があります。

  • 再就職の際に、履歴書に資格としてアピールできる
  • 再就職先の実務において役立つスキルや知識である

つまり、再就職に役立つ資格ということを意味するため、再就職と関連性の薄い資格の取得は、実績としてカウントされない可能性があります。

再就職に役立つ資格は、具体的には下記のような資格が挙げられます。

  • 税理士
  • 公認会計士
  • 中小企業診断士
  • 宅地建物取引士
  • 保育士
  • 栄養士
  • 簿記検定
  • 介護職員初任者研修
  • TOEIC
  • MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)

これらの資格は、再就職後に職場で活かしやすいせる知識やスキルと言えるため、を証明することができるので、実績にカウントされる可能性が高いです。

資格試験受験後は、失業手当申告書と一緒に、受験票や受験料払い込みの控えなど、受験したことを証明する書類を提出すると、ことで実績にカウントされます。

しかし資格取得に向けて「勉強中」としてしまうと、実績作りにはカウントされません。

よって資格取得における勉強等を実績にしたい場合は、以下の点に注意しましょう。

  • 資格取得に向けての勉強だけでは、実績作りにならない可能性が高い
  • 再就職に役立たない資格は、実績カウントにならない

転職エージェントに登録し、面談を行う

転職エージェントに登録し、面談を行うことで就職活動の実績作りができます。

転職エージェントと面談を行ったり、実際に求人に応募したりすることは、「就職活動に前向きに取り組んでいる」と評価されやすく、就職活動の実績作りとして認めるハローワークも多いです。

また実績作りの観点以外にも、転職エージェントを使うことによって、実際に就職活動が成功しやすくなります。

転職エージェントは求職者の転職を成功させることで、企業から紹介フィーを受け取るビジネスモデルです。

よって転職エージェントと、就職を目指す求職者は利害が一致しており、転職エージェント側は求職者に合格してもらうように、職務経歴書作成のアドバイスや面接対策などを積極的に行ってくれます。

もし失業手当を貰いながら就職活動をしている現状を早く抜け出したいなら、ハローワークでの職業相談のと並行して転職エージェントを利用することをおすすめします。

20代におすすめの転職サイトや転職エージェントについては、以下の記事に詳しく書いていますので、是非ご確認ください。

自宅で失業手当の実績を簡単に作る方法

自宅で失業手当の実績を簡単に作る方法

失業手当を受けるにあたって必要な就職活動の実績は、転職サイトを使うことで、自宅でも簡単に作ることができます

手順は以下の通りです。

手順
  1. 転職サイトに登録する
  2. 求人を探す
  3. 実際に応募する

転職サイトは様々ありますが、雇用形態ごとにおすすめのサイトは異なりますので、以下の表を参考にしてください。

正社員リクナビNEXT、マイナビ転職、en転職、doda、@type、Greenなど
派遣社員リクナビ派遣社員、はたらこねっと、エン派遣、アデコなど
アルバイトタウンワーク、マイナビバイト、マッハバイト、フロムエーなど

自分に合った転職サイトにまずは登録しましょう。

登録時に、自分の個人情報や職務経歴、資格、語学力などを入力していきます。

その後、転職サイト内で自分の希望する業界や職種の求人を探します。

応募したいと思える求人を見つけたら応募しましょう。

応募したら、失業手当認定書に応募日を求職活動の日付として記載します。

「〇月〇日、株式会社△△に応募。書類選考の合否待ち」などと記載することで、就職活動の実績を作ることができます。

応募を1件するだけで、求職活動の実績1つにカウントされるため、2件応募すれば2件のカウントとなります。

このように、転職サイトを利用すれば自宅からでも求職活動の実績を作ることができます。

転職エージェントの併用で転職成功率が高まる理由

転職エージェントの併用で転職成功率が高まる理由

ハローワークでの求人紹介と同時並行で転職エージェントを利用することで、転職活動の成功率を高めることができます。

というのも、転職エージェントを活用することで、以下のようなメリットがあるからです。

  1. 専属コンサルタントによる一貫したサポートが受けられる
  2. サポートの質が高く内容が充実している
  3. 自分に合った求人が紹介されやすい

一刻も早く企業から内定をもらい、求職活動を終了させたい方は、ハローワークと転職エージェントを同時利用しましょう。

専属コンサルタントによる一貫したサポートが受けられるため

ハローワークと転職エージェントの併用をおすすめする1つ目の理由は、専属コンサルタントによる一貫したサポートが受けられる点です。

わかものハローワークでは個別担当の方からサポートが受けられるものの、ハローワークにおける職業相談では原則担当者はつきません。

よっていつも同じ担当者からのサポートは受けられないと考えた方が良いでしょう。

その点、転職エージェントでは、一人ひとりに専属のコンサルタントがつくため、求職活動の全面的なサポートが受けられます。

専属のコンサルタントがあなたを内定へと導くために、職務経歴書の書き方から面接のアドバイス、内定後の給与交渉など、ハローワークよりも細かい部分まで求職活動のサポートが期待できるでしょう。

このように、転職エージェントを活用すれば、転職まで一貫したサポートを受けることができるので、転職成功率が高まります。

サポートの質が高く内容が充実しているため

サポートの質が高く、内容が充実している点も、転職エージェントを活用する魅力の一つです。

ハローワークの職業相談ではも求人の紹介は受けられますがハローワーク職員にはノルマがない上に、毎回同じ人が対応するわけではありません。

したがってハローワークでは、どうしても自分に合ったサービスを受けるには限界があると言えます。

一方転職エージェントは、そもそも求職者を企業に紹介して入社してもらわないと、企業から手数料を受け取れないビジネスモデルです。

だからといって転職エージェントは、やみくもに悪い求人を紹介することはありません。

もし「良くない求人ばかり紹介してくる」といった悪評が立てば、転職エージェントの存続自体も危うくなるためです。

したがって転職エージェントでは丁寧にヒアリングを行い、マッチした求人を紹介することに注力しています。

そのため、求職者が企業から内定を獲得できるよう自己分析から志望動機の作り方、職務経歴書の書き方、面接アドバイスまで、幅広サポートが受けられます。

また、面接の日程調整や内定後の給与交渉まで、転職活動全般のフォローもエージェント側が行うため、余計な気苦労や心配が不要なのも嬉しいポイントです。

このように、転職エージェントはサポートの質が高く、内容が充実しているため、転職エージェントを活用した方が合格可能性は高くなりやすいといえます。

自分に合った求人が紹介されやすいため

自分に合った求人が紹介されやすい点も、転職エージェントを活用した方が良い理由です。

ハローワークでは、希望条件のヒアリング後、求人紹介が受けられます。

ただしハローワークの求人掲載は無料であるため、採用コストがかけられない、あるいは採用コストできるだけ抑えたい企業が使用している場合が多いです。

したがって、高い採用コストをかけてでも人材を獲得したい企業が使う転職エージェントと比較すると、どうしても求人の質は低くなる可能性があります。

その点、転職エージェントには、公開求人以外にも、エージェント独自に保有する非公開求人が多数あります。

丁寧なカウンセリングを通してこちらの要望や希望を丁寧に聞いた上で、自分の要望と合格可能性を考えた、現実的な提案が期待できるでしょう。

転職エージェントを活用すれば大量の求人情報の中から、あなたの希望条件に合致し、かつ合格可能性のある求人を提案してるので、転職成功の可能性が高まるのです。

20代におすすめの転職エージェント

20代におすすめの転職エージェント

ここでは、20代の方におすすめの転職エージェントを紹介します。

20代の方におすすめの転職エージェントは、以下の4つです。

  1. マイナビジョブズ20’S
  2. リクルートエージェント
  3. ビズリーチ

ハローワークと同時に転職エージェントにも登録し、転職活動をした方がより転職を成功させやすいため、ぜひ積極的に活用しましょう。

以下の記事も合わせてご確認ください。

マイナビジョブ20’s

マイナビジョブ20’sは、人材大手企業のマイナビが運営する20代・第二新卒に特化した転職エージェントです。

20代・第二新卒に特化しており20代ならではの悩みや要望に精通しているため、転職活動や求職活動のノウハウが無い方にとっても安心して使える転職エージェントです。

また、求人数の全体の80%~90%程度が非公開求人で構成されているのも、マイナビジョブズ20’Sの特徴です。非公開求人の中には好条件の求人も含まれているので、より良い条件の求人を効率よく見つけられるでしょう。

以上を踏まえ、マイナビジョブ20’sは特に以下のような方におすすめの転職エージェントです。

  • 20代の若手・第二新卒、既卒の方
  • 20代で転職活動を初めて行う方
  • 条件の良い非公開求人の情報を知りたい方

マイナビジョブ20’sについては、下記の記事で詳しく紹介しておりますので、是非ご覧ください。

リクルートエージェント

リクルートエージェント

リクルートエージェントは、人材業界最大手のリクルートが運営する転職エージェントです。

リクルートエージェントの最大の特徴は、何といっても抱えている求人数の多さで、約29万件と、人材業界最大の求人数を保有しています。

中には非公開求人も多数含まれているので、好条件の求人を紹介してもらいやすい転職エージェントです。

またリクルートエージェントは、長年培った転職成功の実績があるため、職務経歴書の書き方や面接対策などのサポートも充実しています。

また年収交渉など、企業側への交渉力も積極的であるため、より好条件で転職できる可能性が高いです。

リクルートエージェントは、特に以下のような方におすすめの転職エージェントです。

  • 幅広い求人から企業を選びたい方
  • 実績が豊富なエージェントから転職サポートを受けたい方
  • より良い条件で働きたい方

リクルートエージェントの評判や特徴については、下記の記事で詳しく紹介しているので、是非ご確認ください。

ビズリーチ

ビズリーチ

ビズリーチは高年収求人を豊富に取り扱っているハイクラス層向けの転職エージェントです。

ビズリーチが保有する求人の年収帯は最低800万円以上と高水準です。

  • 新規事業開発
  • 事業企画
  • CXO候補
  • 管理職
  • 外資系企業

などハイクラスな求人を多く抱えているため応募条件のハードルは高いですが、やりがいと高収入の両方が実現した求人を見つけやすいのが魅力です。

またビズリーチを活用することで、各業界に精通した専門性の高いヘッドハンターとつながることができるため、希望の業界や職種が決まっている方にとっては使いやすいエージェントと言えます。

特に以下の点に該当する方は、ビズリーチを活用することでメリットを感じやすいでしょう。

  • 年収600万円以上ある方
  • 外資系企業や大手企業の役職付きなど、ハイキャリアの方
  • マネジメント経験のある方

ビズリーチの評判や特徴については下記の記事で詳細に解説しておりますので、是非ご覧ください。

【まとめ】ハローワークの職業相談で効率的に求職活動を行おう

ハローワーク 職業相談まとめ

今回の記事では、ハローワークの職業相談について、通常の利用はもちろん、失業手当の実績作りやフリーターなど、さまざまな観点から解説しました。

ハローワークの職業相談を受けることで、求職活動の実績を効率的に作ることができるので、是非有効活用してください。

ハローワークの職業相談を活用する以外にも、転職サイトを使って求人応募するなど、自宅に居ながら効率的に就職活動の実績作りは行えます。

また、ハローワークと同時並行で転職エージェントを活用することで、より転職を成功させやすくなります。

転職の成功率を高めたい方はは、下記の記事を参考に、ぜひ転職エージェントの活用を検討することをおすすめします。

この記事を書いた人

浅井 優太のアバター

国公立大学外国語学部英米学科卒業。TOEIC 970点 / IELTS 7.0 / 高校の英語教員免許保有。新卒から大手メーカーの海外営業として働く。

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