段取り力って言葉はよく耳にするけど、結局どんな能力なの?
「段取り力」という言葉は、いまいちイメージが湧きませんよね。
ビジネススキルの一つとして捉えられる段取り力ですが、具体的にどんなスキルかを説明できる人は少ないのではないでしょうか?
辞書で調べてみると「段取り」とは以下のような定義がされていました。
事を行う順序や手順。また、その準備。
確かにその通りなんだけど…(笑)
辞書の定義では、段取り力がどのような能力なのかのイメージが全く湧かないかと思います。
本記事で紹介する『いちばん大切なのに誰も教えてくれない段取りの教科書』では、段取り力とは何であり、またどのようにしたらビジネススキルとして身につけることができるのかが書かれています。
これより本書の内容をかいつまんで紹介していきます。
超基本のビジネススキルが身につきます
段取り力とは?
著者の水野学さんは、「段取り力とは仕事をルーティン化すること」と定義しています。
ルーティンといえば、イチロー選手や五郎丸選手といったスポーツ選手のイメージが強いですがビジネスでも重要です。
スティーブ・ジョブズも毎日同じ服しかきていませんでしたが、それも一種のルーティーンです。
彼らに共通しているのは、「本当に集中すべきこと」にすべての力をを注ぐためにそうでないところには一切力を使わないようにしていること。
無駄な選択肢を減らし、頭の中をすっきりさせることが段取り力によってできるようになります。
- 段取り力とはルーティン化すること
- ルーティン化することで本当に集中すべきことに全力を注ぐことができるようになる
段取り力では、何よりも先にゴールをイメージする
段取りを考える前に仕事について考えてみましょう。
水野さんによれば、基本的には以下の3つの要素に分解することができるといいます。
- 目的地を決める
- 目的地までの地図を描く
- 目的地まで歩く
まずは、目的地(ゴール)を決めることがスタートです。
ゴールを決める際には以下のような点を意識するといいと思います。
- 誰がどう喜んでいるのかを映画のように想像する
- 言語のみではなく、ビジュアル化してゴールを考える
ルーティンが余裕を生み出し、仕事の質もあげる
段取り力が物事をルーティン化することだとは先に述べました。
ルーティン化すること、つまりすべての仕事をパターン化することによって心に余裕が生まれます。
ルーティンとは意識せずともできるようなレベルのものです。
ルーティンが増えれば、より頭の中に空白が生まれクリエイティブな領域に脳みそを使うことができるでしょう。
段取りのつけ方
すべての仕事には締め切りがあります。
逆に締め切りがなければそれは仕事ではありません。
締め切りまでに仕事を分解して進めていくことが段取り力ですが、その際には以下のように進めると良いと書かれていました。
- やるべきことを洗い出す
- 締め切りとプレ締め切り(自身で定める締め切り)を確認する
- 洗い出したやるべきことに所要時間を設定する
- やるべきことをスケジュールに入れ込む
自分なりの仕事の始め方を決め、悩むことなく仕事を進められるようになることが大切です。
段取りが大切である本当の理由
段取りが必要である本当の理由は「空白を作るため」です。
仕事をルーティン化することで考えずしてできることが増え、思考を脳の外に出しておくことができます。
考えるべきことと考えなくてもいいことをきちんと分けて行いましょう。
クリエイティブになるためには、日常の雑多な思考やタスクから離れる必要があります。
物事に段取りをつけてルーティンとして取り組むことで無駄な思考を減らし、頭の中に空白を作ることができるのです。
『一番大切なのに誰も教えてくれない段取りの教科書』まとめ
段取り力を身につけることで仕事をより効率よく生産的に進めることができるイメージが湧いたのではないでしょうか?
段取り力はビジネススキルであり才能ではありません。
習慣化することによって誰でも身につけることができるものです。
ぜひこの本を読んで一生役立つスキルを身につけてみてください。
一生モノの段取り力を身につけよう
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