時間の使い方は、人生の使い方です。
時間をうまく使うことさえできれば、人生を何倍にも豊かに過ごすことができます。
1日は1440分だと意識して、丁寧に生きることで人生をより充実させることができるでしょう。
『1440分の使い方 成功者たちの時間管理15の秘訣』は、人生をより豊かにするための方法が具体的に書かれていますのでぜひ読んでみてください。
時間の使い方は、人生の使い方
1440分の使い方 成功者たちの時間管理15の秘訣
本書の論点は、「時間はもっとも貴重な資源である」、そして「1440」という魔法の数字(1日は1440分)を制するものが人生を制するというものです。
いかにしてうまく時間管理を行い、生産性を向上させるのかの具体的な方法が228ページに渡って語られています。
どれもいますぐ行動に移せる内容ばかりなので、時間の使い方や生産性向上に興味のある方は、一読してみるとおもしろいでしょう。
『1440分の使い方 成功者たちの時間管理15の秘訣』で何が学べるか?
時間がもっとも貴重な資源である
「時間がもっとも貴重な資源である」ことは頭では理解していても、なかなかその哲学に沿った行動ができていないのが現実かと思います。
To Doリストの使い方や、スケジュール管理方法などは様々なところで解説されていますが、成果につながる行動に落とし込めていない人が多いのではないでしょうか。
本書を読み、具体的な方法を自分の生活に取り込むことでその現状が打開されるはずです。
もっとも重要なタスク(MIT)に集中しよう
時間管理や生産性向上において重要なことは「優先順位と仕組み」であるといいます。
具体的に言えば、「何に専念すべきか」と「どうやってそれをやり遂げるか」を明らかにすることだそうです。
その際に「もっとも重要なタスク(MIT)」を自分自身が把握しており、MITを中心にスケジュールを組んでいくことが重要だといいます。
最優先事項が決まっていれば、それにもっとも多くの時間とエネルギーを割くべきなのは明らかです。
最優先事項を把握しておくことで、優先順位を含めたスケジュール管理がグッと楽になります。
To Doリストを使うのをやめる
To Doリストは「消えることのないウィッシュリスト」だと述べられており、多くの問題点が含まれているそうです。
問題点とは、数分しかかからないタスクと、1時間以上かかるタスクが混在していることや、重要なタスク以上に緊急度の高いタスクを優先するようになってしまうことだといいます。
これらの問題を解決するには、「重要なことはすべて、やる時間を決め、スケジュール表に入れておく」ことが必要だそうです。
そしてスケジュール表に入れたタスクは「診断の予約」だと考え、必ず実行するようにしなければいけません。
というのも、ほとんどの人は自分で決めた予定をあまりにも簡単に覆してしまうからです。
その予定を病院での診断だと思うことで、後ろにずらすことなく、きちんと予定通り対処してく必要があるのです。
E-3C方式
これは「エネルギー」「記録」「スケジュール表」「集中」の英語の頭文字を表しています。
この式を生活の中で意識することで、生産性は一気に向上するのだそうです。
エネルギー
私たちはどんなに頑張っても時間を増やすことはできませんが、生産性をあげることはできます。
生産性をあげるために大切なのが、同じ時間で10倍のことを成し遂げるためのエネルギーと集中力を高めることです。
エネルギーを高めるためには以下のようなことが必要だと述べられています。
- 睡眠を十分にとる
- 栄養価の高い食品を食べ、運動を欠かさない
- 朝の習慣(運動など)を継続する
記録
記憶に頼るのではなく、ありとあらゆることをノートに記録することが大切だといいます。
ヴァージングループ会長のリチャード・ブランソン氏も常にノートを持ち歩いていたことで有名です。
やるべきことはもちろん、電話や会議のメモ、新しいアイデア、学んだ教訓、好きな名言など、なんでもメモをとりましょう。
スケジュール表
To Doリストではなく、スケジュール表を使うべきだと先ほど述べました。
自分のMIT(もっとも重要な課題)を常に認識し、その予定をスケジュール表に入れておくことで他の雑多なことに紛わされることなく優先していくことが出来ます。
集中
複数のタスクを同時に進行させることなく、一つのタスクに集中することが生産性を高めることにつながるそうです。
また、エネルギーの高まる時間帯(典型的な例は午前中)に、MITなどの優先事項を入れることで同じ1440分を効果的に使うことができるようになります。
『1440分の使い方 成功者たちの時間管理15の秘訣』のまとめ
誰しもが「時間は貴重な資源である」ことは理解しているはずです。
しかし自身の生活を見直した時に、心から時間を大切にできていると言える人は少ないのではないでしょうか。
もしそうだとしたら、この本を読んで毎日の1440分の使い方を見直してみてもいいかもしれません。
時間の使い方は、人生の使い方
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