TOEIC学習の黒船的アプリとして突如日本に現れたSANTA TOEIC。
AIを利用したパーソナライズ学習を実現し、「最短時間で、最高効率の、TOEIC学習」を提唱する次世代型のTOEIC学習を提供しています。
SANTA TOEICは、どのようなビジョンで運営され、どんな魅力のあるサービスなのでしょうか。
日本に上陸して間もないSANTA TOEICを調査するため、じょぶおたくメンバーで運営会社のLangooさんを取材してきました。
今回取材を受けてくださった方
Langoo株式会社 CEO 文鎔柱さん
Langoo株式会社 マーケティングマネージャー 佐藤亮太さん
Langoo社について
Langoo
Langooは教育✕テクノロジーで新しい英語学習を実現するEdtech事業会社です。
テクノロジーの力で英語学習にイノベーションを起こし学習をより身近なものにすることで英語を学ぶ人をサポートします。(Langoo公式HP)
語学ができなくて可能性が途絶えてしまう人を減らしたい
じょぶおたく:
Langoo社は、テクノロジーを駆使して英語学習にイノベーションを起こそうとしているそうですが、具体的にどのような課題を解決して、どんな世界を目指したいと考えているのでしょうか?
文:
Langooは、語学ができなくて可能性が途絶えてしまう人を減らしたいというビジョンがあります。この思いは、僕の原体験から来たものです。
僕は韓国の大学を卒業後、2011年に日本に来ました。何名かの韓国人と一緒に日本に来て語学を学んだのですが、いまでも日本にいるのは僕を合わせて2人のみ。
韓国に帰国した仲間の多くは「日本語が話せない」ことが一番の理由になっていました。
語学ができなければ、「ここで何をするか?」を考える段階に進めません。たとえ就職しようと思っても、そこには言語の壁があるので。
つまり、語学ができなければその先のやりたいことにたどり着けないんです。だからこそ、Langooを通して語学ができずに可能性が途絶えてしまうことをなくしたいと思うようになりました。
じょぶおたく:
CEOの文さんには原体験があるのですね。来日する際から日本での起業を考えていたのですか?
文:
元から起業をしようと思っていたわけではありません。本当は韓国の大学を卒業後に食品開発の企業に韓国で就職する予定でした。ただその時に親とも相談をして、一度国外に出て1年間ほど勉強してみることにしたんです。
そこで来日して、語学学校で1年間勉強した後に日本で就職活動をしてみたんです。そしたら全部落ちてしまいました。全然日本語が話せなかったんですよね。
そこで進路を変更して大学院に進学して「経営」を学ぶことにしたら経営が面白くて。そんなバックグラウンドもあり現在に至ります。
いままでのTOEIC学習は効率が悪い
じょぶおたく:
直近日本でリリースされたばかりの「SANTA TOEIC」についても教えてください。SANTA TOEICが他のTOEIC学習サービスと違う点はどこにあるのでしょうか?
文:
僕自身、TOEICを通算10回くらい受験してきたのですが、受験するたびに毎回問題集を1から解いてって勉強するのって無駄だと思ったんですよね。
できる問題は置いといて、できない問題を集中して勉強する方が絶対に効率がいいじゃないですか。
だからSANTA TOEICでは、問題を解くたびに独自のAIが学習者の理解度や弱点を正確に分析して、最適なカリキュラムを構築していきます。なのでこれまでにはない効率的な学習が可能です。
キャッチコピーにもなっている「最短時間で、最高効率の、TOEIC学習」がSANTA TOEICの一番の強みであり、他のサービスとの違いだと思います。
じょぶおたく:
すでに理解している部分を何度も学習するのって効率悪いですもんね。すでに700点や800点などの高得点を取得している方には特に魅力的な学習スタイルな気がしました。
文:
そうなんです。ただ、SANTA TOEICはまだ英語学習を始めたばかりの人にも実は好評だったりします。
弊社のインターン生で英語の文法が全くできない子がいたのですが、話を聞いてみると1から文法を勉強していくよりも、実践問題を通して学習したいって言うんですよ。
じょぶおたく:
実践を通して学習していくのは確かに効率がいいですもんね。
文:
SANTA TOEICでは、そのようなニーズにも応えられるようになっており、問題ごとに文法の解説もあるので実践型の学習をサポートする機能が万全です。
TOEICのスコアにかかわらず多くの人に利用してもらえるサービスだと思います。
日本社会ではTOEICのスコアが人生の大きなイベントに関わる
じょぶおたく:
なるほど。ちなみにSANTA TOEICのユーザー層はどんな感じなんですか?
佐藤:
TOEICのスコアだと、600点前後の方が多いです。属性としては、3〜4割程度が学生ユーザーでその他が社会人ユーザーになっています。
ユーザー課金型アプリなので学生が使ってくれるか正直不安でしたが、蓋を開けてみると多くの学生が利用してくれていて非常に嬉しいです。
文:
面白いデータがあって、社会人で利用してくれている人の中で結構な割合の方がTOEICを過去に受けたことがなかったり、受験する予定もまだ決まっていない人が多かったんです。
日本社会では、就職、転職、昇進のタイミングでTOEICのスコアがかなり重要なこともあり、まだ受験タイミングは決まっていないけどあらかじめコツコツ勉強を始める人が多いんだなあと新しい発見がありました。
じょぶおたく:
確かにかなり多くの社会人がコツコツとTOEICの勉強をしている印象はあります
文:
日本社会では、TOEICのスコアが人生の大きなイベントに関わるからこそ、ユーザーの学習へのモチベーションも高いんですよね。
TOEIC学習は継続が難しい。だからみんなで応援し合える仕組みが必要だと思った
じょぶおたく:
どのようにしてユーザーを拡大していったのでしょうか?
佐藤:
日本でのリリース1ヶ月で1万5000人以上のユーザーが利用してくれるようになりました。その後も順調に増え続けており、現在は8万ユーザーを超えています。
じょぶおたく:
最近ではSNSなどで様々なキャンペーンも行っていますよね。
佐藤:
はい。現在は「今度こそTOEICキャンペーン」を実施しています。詳細な説明は割愛しますが、参加者がTOEICの学習状況をシェアしてみんなで競い、応援し合うことで学習のモチベーションが保てるキャンペーンです。
「今度こそTOEICキャンペーン」は、SNS上の企画なのですが、以前弊社のインターンのTweetがバズった際にSNSの影響力を思い知って今回のキャンペーンの構想になっています。
そういった背景もあり、今回もよりSANTA TOEICを多くの人に届けられるように、SNSを選んでキャンペーンを実施することにしました。
じょぶおたく:
「今度こそTOEICキャンペーン」の状況はいかがでしょうか?
佐藤:
非常に好調です。現在は、参加してくれている方の学習モチベーションを下げないためにコンテスト内でも様々な企画をしています。やはりTOEICの学習を続けるのは難しいので、サポートチームでも学習者の声をきちんと吸い上げて丁寧にサポートするようにしています。
語学学習のプラットフォームになりたい
じょぶおたく:
SANTA TOEICやLangooの今後の展望について教えてください
文:
まずはSANTA TOEICだけで、TOEIC学習が完結するような世界観を作りたいです。そこでTOEICでも重要な「単語学習」をアプリ内でできるように現在も企画・開発中です。
そしてLangooでは、より言語学習のプラットフォームとなれるように突き進んでいきます。まずは英語学習のプラットフォームとなり、最終的には語学のプラットフォームを目指しているので日々精進していきたいと思います。
まとめ
「語学ができずに可能性が途絶えてしまう人を減らしたい」
言語習得は一朝一夕ではいきません。Langoo社は、テクノロジーの力を駆使してその課題を解決しようとしていました。
現在はSANTA TOEICを中心に、TOEICに特化してサービスを展開していますが、今後は語学学習のプラットフォームになるためにサービスの幅を広げていくそうです。
インタビューを受けてくださった文さんと佐藤さんの人がらも素敵で、本当に好きな会社になりました。
これからも様々なキャンペーンを実施していくそうなので、注目し続けたいと思います。
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