年間100冊以上の本を読むマーケターの僕が、2021年最新の「おすすめマーケティング本」を紹介します。
小難しい学術書などは避け、マーケティング初心者の方にもおすすめできる書籍だけを厳選しました。
初心者におすすめできると言っても、決して表面的な知識しか身につかないような本ではありません。
ここにある8冊をすべて読んで、8割程度内容が理解できていればマーケターの入口に立ったと言えるでしょう。
それでは厳選に厳選した8冊をそれぞれ紹介していきます。
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確率思考の戦略論
- マーケティングの本質が分かる
- ブランドの作り方が分かる
僕が人生でもっとも感銘を受けた一冊です。
元P&Gの天才マーケター森岡毅さんの著作で、「マーケティングをアートからサイエンスに近づける」理論が提唱されています。
「ビジネス戦略の成否は『確率』で決まっており、その確率はある程度まで操作することができる」が、森岡さんの持論です。
『確率思考の戦略論』を読めば、顧客から熱狂的に愛されるブランドを作るために必要な要素を理解できます。
本記事で紹介する8冊で、どれか1冊だけおすすめするとしたら、確実に「確率思考の戦略論」をおすすめします。
元LINE執行役員の田端さんも『確率思考の戦略論』を絶賛してました。
Kindle版で3200円と高価だが、値段どうでもええわ!とここまで掛け値なくおすすめできる本も珍しい。マーケティングに関連するあらゆるプロなら3万円でも読むべき!>「確率思考の戦略論」〜USJでも実証された数学マーケティングの力。https://t.co/9HwILTBka4
— 田端信太郎 @田端大学塾長である! (@tabbata) October 16, 2016
名著中の名著
ジョブ理論
- マーケティングをアートではなく、科学するために必要な理論が身につく
- 顧客やユーザーの本質的欲求を把握するための方法が分かる
『イノベーションのジレンマ』でお馴染みの、クリステンセン教授の著書。
ジョブ理論とは、「人がどのようなものを買い、どのようなものを買わないのかを説明する理論」です。
この理論を用いれば、「イノベーションが運ではなく、自ら働きかけて起こせるようになる」といいます。
これまで「アート」や「センス」の領域であったマーケティング分野を科学しようとしています。
顧客のニーズのさらに深いところにある本質的な欲求を把握できるマーケターになるために、『ジョブ理論』は大切なことを教えてくれます。
マーケティングの名著
マーケティングとは「組織革命」である
- マーケターがやるべき仕事の本質が分かる
- 優秀なマーケティング組織の作り方が分かる
『確率思考の戦略論』で紹介した天才マーケター森岡さんの著書です。
上述の2冊と異なる点として、マーケター以外にも組織をマネジメントする立場にある人にとって非常に参考になる点です。
『マーケティングとは「組織革命」である』では、「マーケティング = 経営資源を消費者のプレファレンス(消費者のブランドに対する相対的好感度)に集中する能力」と定義されています。
つまり、プレファレンス(消費者のブランドに対する相対的好感度)を高めることがマーケターの仕事であり、そのための経営資源を投下する判断を下すのが経営者の仕事です。
本書を読めば、消費者の頭の中に “選ばれる必然性” (ブランド)を構築するために何が必要なのかがわかるでしょう。
マネジメントに携わる方にもおすすめ
USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?
- ひらめきではなく、科学的にアイデアを出す方法が分かる
- マーケターとして「自ら体験すること」の大切さが分かる
また天才マーケター森岡さんの著書です。
マーケティングの基本は、すべて森岡さんが教えてくれると言っても過言ではないです。本当に。
『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』は、USJの業績V字回復の立役者となった森岡さんが、マーケティング戦略の発想方法について解説したものです。
フレームワークを用いて、マーケティング戦略をひらめきではなく科学的に導き出す方法が紹介されています。
本書によれば、数字やデータばかりを見て頭でっかちになってしまうのではなく、きちんと体験したり、自分の感覚を使って製品やサービスを確かめる事がマーケターとしてもっとも重要だそうです。
アイデアの出し方を学びたい人や、マーケティングや事業戦略に携わる人には特におすすめの一冊です。
アイデアの出し方がわかります
レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのか
- ブランドを確立する魅力と大変さが分かる
- レッドブルの成功までの軌跡を通してマーケティング戦略の重要さが分かる
僕はこの本を大学生の頃に読んで、マーケティングの魅力に取り憑かれました。
なぜ200円もするただの飲み物にあれほどまで高揚感を感じ、毎日のように購入してしまうのか。その理由をブランドとマーケティングの両面から解説してくれています。
ブランドを確立するための戦略や、その難しさが本書を読むことで理解できます。
レッドブルの成功までの軌跡を学ぶことで、マーケティングやブランディングで大切なことがストーリーとして頭に入ってくるでしょう。
100円のコーラを1000円で売る方法
- 付加価値を生み出す方法が分かる
- 「マーケティングってこういうことなのね」が分かる
ストーリー形式のマーケティング本で、より初心者向けの内容です。
コンビニで売ってる100円のコーラを、どうしたら1000円で売れるのかをマーケティングの視点から解説してくれます。
結論を述べてしまうと、他社が提供できない、そして自社が提供できる価値、つまり「バリュープロポジション」を見つけて付加価値をつけることが必要です。
バリュープロポジションの考え方は、マーケティングだけでなく営業職でも企画職でも確実に必要でしょう。
「マーケティングってこういうことなのね」が分かる、初心者向けの良書です。
マーケティング初心者向け
ドリルを売るには穴を売れ
- 顧客が本当に求めていることを考える癖がつくようになる
- マーケティングの基本中の基本が理解できる
「ドリルを買う人が本当は何を求めているかわかりますか?」
これ、結構聞かれますよね。その元ネタに当たる本です。
「顧客にとっての価値を実現するために製品を買うのであって、製品を買うことが目的ではない」というマーケティングの基本中の基本を丁寧に伝えてくれます。
顧客のニーズの更に深いところにある本質的欲求を把握しようとする『ジョブ理論』と似てますね。
マーケティングの基本中の基本を学ぶために非常に有益な一冊です。
ブランディングの科学
- これまでのマーケティング理論をファクトに基づいて全否定
- 最新のマーケティング理論が分かる
現代を生きるマーケターの方が必読の一冊です。
ターゲットを定めて、セグメンテーションして…といった従来マーケティング理論は全くエビデンスに基づいておらず間違っていると著者のバイロン・シャープは述べています。
『ブランディングの科学』に掲載されている11の法則を理解して、ファクトに基づく正しいマーケティングをしていくことで、多くの人に愛されるブランドを創ることができるようになるでしょう。
新しいマーケティング理論に興味がある人はぜひ読んでみてください。
従来のマーケティング理論を真っ向否定
コトラーのマーケティング4.0
- デジタルマーケとオフラインマーケの融合が理解できる
- 認知から推奨までのカスタマージャーニーの考え方が理解できる
マーケティングといえばコトラーと言うくらい有名な方ですが、このマーケティング4.0が体系的にまとまっていてコトラー入門には良いかもしれません。
ほとんど人がスマートフォンを保有する現代では、マーケティングではマイクロモーメントを意識する必要があります。
テレビCMでブランドを認知して、それについてバナー広告で再度接触し、そのブランドをGoogleで検索して・・・と、オフラインとオンラインが融合し始めています。
そんな現代の中では各フェーズから各フェーズへの移行率を追いかける必要があり、コトラーはなぜそれぞれの移行率が重要なのかを徹底解説してくれています。
サービスやプロダクトのマーケティングを担当している方であれば確実に参考になるかと思いますので、ぜひ手に取ってみてください。
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1冊10分程度で読めるので、スキマ時間を活用して教養やビジネススキルを身につけることができます。次の記事でflierの評判や口コミをおまとめしていますので、ぜひ参考にしてみてください。
マーケティングを学ぶのにおすすめの本まとめ
マーケティング初心者の方にもおすすめできる書籍だけを厳選して8冊紹介いたしました。
最後に8冊をもう一度まとめておきます。
今回紹介した本は、どれも名著と呼ばれる本ばかりです。
もしまだ手に取ったことのない本があれば、この機会にぜひ読んでみてください。
年間100冊以上読む僕が、本当に自信を持って紹介できる本ばかりです。
まとまったお時間がある際に、ぜひ1冊でも良いので読んでみてください。
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