社員口コミサイトのVorkersが名前を改め『Openwork(オープンワーク)』になりました。
求職サイトや企業の公式ホームページを見ているだけでは「本当の情報」を手に入れることが難しいですよね。
しかし、多くの人が職場を決める際に重視しているのが、実際にその企業で働く中の人の声だと言います。
求職活動していた時は求職サービスと並行しながら、企業の口コミサイトを見て実際に企業で働く人の声を集めてたよ。
口コミサイトや実際に働いている人の声は、本音と建前の「本音」の部分を伝えてくれるからありがたかったね。
この記事では企業の口コミサイト「OpenWork」の評判を紹介します。
下記の就職・転職活動のフェーズでは、STEP 3やSTEP 4のタイミングで利用すると最大限価値が発揮されるサービスです。
STEP1やSTEP 2については、この記事では解説しません。
ただ、もし下記の求職サービスを利用していないのであれば損をしているのでオープンワークと合わせて確実に利用するようにしましょう。
OpenWork(オープンワーク)とは国内最大規模の社員口コミサイト
Vorkers(ヴォーカーズ)は2019年5月23日にOpenWork(オープンワーク)へと社名変更。
2007年の創設以来、国内最大規模の就職・転職のための社員口コミサイトへと成長してきました。
- 社員クチコミ数と評価スコアは1330万件
- 会員数は500万人
(2023年3月時点)
サービスを使っているのは社会人だけではありません。
現在では、大学生も多く利用しています。
意識の高い就活生はVorkers(現オープンワーク)を利用しているイメージがあったなあ
社名変更の背景には、本気で「オープンワーク」をジョブマーケットプラットフォームにしていきたい強い思いがあるそうです。
オープンワークの名称には、「より透明性の高い(Open)、仕事(Work)選びを提供する」という想いがあり、社会の一人一人が企業の本当の情報に触れ、働きがい・やりがいのある企業選択ができる世界を目指していることがわかります。
OpenWork(オープンワーク)は、ジョブマーケットの透明性を高めることで、健全な雇用環境の発展に貢献するとともに、企業と個人のより良いマッチングをサポートし、一人ひとりが自分らしく生きることを応援したいと考えています。
(オープンワーク公式サイトより)
OpenWork(オープンワーク)の評判は?口コミ・年収の信憑性は?
オープンワークでは次のようなことができます。
- 社員口コミの閲覧
- オープンワークの独自アルゴリズムによる企業の総合評価の閲覧
- 求人検索
企業評価のところは非常にわかりやすく表現されています。
わたしが見た時点で企業評価スコアが1位だったGoogleのものです
Googleでは人材を育成するより、一人ひとりが今の価値を最大限発揮して良い報酬をもらってるんだろうなんてことがイメージできるね
しかし、気になるのが口コミや評価スコアの信憑性かと思います。
もちろんすべての口コミが信憑性があるはずはなく、中には内容が事実と乖離しているものもあるでしょう。
ただ、オープンワークでは口コミのクオリティを担保するために全力を尽くしており、次のような取り組みを行っています。
- オープンワーク社員によるすべての口コミの目視審査
- レポート回答に厳格なルールを設定
- 不適切な口コミの報告システムの提供
特にレポート回答のルールには優れていると思う点が多く、コピペが制限されていたり、回答には500文字以上を書かなければいけないなど、スパム投稿をしづらい構造になっています。
退職した社員による逆恨みに近いような口コミ投稿は非常に少なく、仮にそのような投稿があったとしても、いわゆる誹謗中傷のような極端にネガティブな内容は掲載されないようになっています。
また一度投稿された口コミは原則として変更・消去ができないので、クオリティが担保された口コミが集まる仕組みになっているのです。
嫌がらせのコメントをするにもかなりの時間を食うし、目視確認や不適切な口コミの報告で削除される可能性が高いから、相当ひまでないとわざわざ虚偽の口コミを投稿したりしないだろうね(笑)
また、評価スコアをつける際にもオープンワークは一工夫をしており、単純な平均値をスコア化するだけではなく、最新性や回答者数、乖離性なども考慮して算出しています。
圧倒的な口コミ回答数を誇り、独自のアルゴリズムによる評価スコアをつけているので非常に信頼できます。
実際に勤めている企業の評価スコア等を見てみるとおもしろいかもしれません。
Openwork(オープンワーク)で口コミを見るには?登録方法を解説
オープンワークで口コミを見る方法は以下の2つです。どちらかを行えば、全ての社員口コミを閲覧することができます。
①Openwork(オープンワーク)独自の適正診断を受ける
1つ目の方法は、オープンワーク独自の適正診断を受けることです。
OpenFinder(オープンファインダー)と呼ばれる適性診断ツールで、働く上での自分の特性、価値観、働き方のタイプを知ることが出来ます。
設問は100問(全て選択式)で、目安回答時間は20分です。
自分と同じ「働き方タイプ」の人の社員口コミを参考にできるよ。
実際はもっと早く診断を終えることができたし、これで口コミを全部閲覧できるようになるのは嬉しいね。
②有料プログラムに登録する
2つ目はオープンワークの有料プログラムに登録することです。
月額1,100円(税込)で全ての口コミを閲覧できるようになります。
どちらの方法でも構いませんが、初めてオープンワークに登録した人は①の適正診断の方法がおすすめです。
費用もかかりませんし、最大20分ほどで口コミの閲覧が出来るようになります。
OpenWork(オープンワーク)の評判・口コミ
すべての口コミに信憑性があるわけではないものの、オープンワークは口コミの質の高さ・業界比較・年収比較の点からとても使いやすいサイトです。
ここからは、実際にユーザーが使ってどう感じたのかについて口コミを紹介していきます。
OpenWork(旧Vorkers)の悪い評判・口コミ
OpenWork(オープンワーク)を使ってあまり良く思わなかった方の声が下記です。
Vorkers(現OpenWork)で気をつけた方が良いのは、投稿者は退職者か転職検討者が大多数なので、多少バイアスかかりネガティブな意見が多くなっているということ。あとN数少ないベンチャーとかは見極め難しいです。
— バチコリ慶 (@bachi_kori) October 8, 2019
OpenWorkについてのこういう話、結構聞く。
経営陣や人事から「人の採用したければ、良い点数で書き込んで点数上げよう!」「みんな会社好きなら協力するよね」的な話があったという噂も聞いたことある。
そのうちそれ系の通知のキャプチャーがどこから漏れるのではないかと密かに思っている…。 https://t.co/nV2XQD1ny8— どこかのネクラ人事さん (@jinjinotweet) March 7, 2020
今の就活でOpenWorkを利用しない手はないけれど、みんな好き放題書いてるから、自分なりの判断軸がないと一層迷うことになる場合が多い。思いきりも大事
— KLEIN (@kiyo_1983) September 3, 2019
オープンワークに集まった悪い口コミは以下のとおりです。
- 中小企業やベンチャー企業など、口コミ数が少ない場合見極めが難しい
- 意図的に良い口コミが書き込まれている場合がある
- 自分の就活軸がないと、情報過多で一層迷うことになる
基本的に、オープンワークでの各企業の口コミ数は会社の規模(社員数)に比例します。
中小・ベンチャー企業などは口コミ数が少ないため、どういった企業なのか見極めが難しくなってしまうことには注意しましょう。
また、口コミの投稿者の性質として、退職者や転職検討者が多いので必然的にネガティブな意見が多くなります。
一方で、会社のイメージ向上のためにポジティブな口コミを意図的に書かせる事例もみられるようです。
情報を全て鵜呑みにせず、あくまでも1つの判断材料として捉える意識を持つ必要がありますね。
オープンワークの情報の信ぴょう性は高いものの、自分なりの判断軸を持つことで必要以上に情報に惑わされないことが大切です。
OpenWork(旧Vorkers)の良い評判・口コミ
OpenWork(オープンワーク)を使って良かったと感じている求職者の方の声が下記です。
下記同意です。
openworkは特に良いです。
点数高いところに転職して、満足してます。#openwork https://t.co/S7NcLjViSJ— タイロン@軸ずらし転職×リカレント教育(大学院) (@AOK9B1NlDGMv5Lo) July 28, 2020
企業の良い面はごまかせられるけど、悪い面はごまかしきれず回り回って結局投稿されることになる。
僕はOpenWorkの回し者ではありませんが、あのサイトの退職検討理由は基本ちゃんとしたことが書かれていますね。
きちんとマイナスな面も見ておきたい場合は絶対に見ておいたほうが良いです😉— Hiroakey@英語学習 / キャリア (@Mahaloha7days) June 24, 2020
【ブラック企業の見極め方】
〜こんな企業には気をつけよう〜
・完全未経験大歓迎が売り
・未経験歓迎なのに研修がない
・みなし残業制度が採用されている
・従業員や元社員からの評判が悪い
・常に求人を出している
・厚生労働省公認のブラック企業企業の口コミ検索はopenworkってサイトが良い👌
— Ryuki Ishii|Web制作 (@Ryuki__log) April 1, 2020
・実際に入社する前に、良い点も悪い点も、数値で確認できる
・求人情報や企業情報ではわからないことを見ることが出来る
ことが、Openworkを使うメリットになりそうですね!
実際にOpenWork(オープンワーク)を使ってみた感想と評価
OpenWorkを実際に登録から利用までしてみました。
今回は、現在もっともオープンワークで評価の高かったGoogleについて調べながらこのサービスの特徴や良さを紹介していきたいと思います。
オープンワークの口コミの質は非常に高い
口コミの質は非常に高かったです。
プロダクトが強すぎるためにGoogle社内では活躍できてしまうなど「なるほど」となりました。
ネガティブな口コミもきちんと存在しており、参考になるものがいくつもありました。
退職検討理由は参考になるものが多そうですね!
オープンワークの業界の平均スコア・年収比較が便利
企業総合評価は相対比較しないとあまり意味をなしませんよね。
実際に使ってみると、業界の平均スコアとの比較や、業界内でのランキングなど使える評価指標が多数存在していました。
業界全体として評価がいいのか、企業として評価がいいのかを比較するのに役立ちますね
就職・転職先を検討する際には非常に使える機能だと思いました。
オープンワークの年収・給与情報は求職後の自分の待遇をリアルに想定できる
口コミ数に比べると少ない気がしました。
しかし、年齢や在籍期間、役職、職種とともに年収や給与が掲載されているため、就職・転職後の給与をリアルに想像することができそうです。
Googleの年収、半端ないですね(笑)
履歴書を登録すれば企業からスカウトを受けられる
オープンワークでは、企業の口コミ・評判とあわせて求人も掲載されています。
求職者だけでなく、新卒の求人にも利用されており、各企業の求人情報を細かくチェックすることが可能です。
また、条件によっては企業からスカウトが来ることもあります。
会員登録を行い、基本情報やWeb履歴書を公開することで簡単にスカウトをもらうことができました。
オープンワークは、入会・退会ともに、とても簡単だったよ。
「メッセージ」に来るスカウトに返信すれば選考にのることが出来ますが、きちんと対策をしなければ落ちてしまいます。
不安な場合は他の求職サービスも利用しながら、転職活動を進めましょう。
スカウトの頻度を調整できたり、現職の会社にバレないようにブロック企業を設定できたりと、システムの質自体はレベルが高かったです。
オープンワークの求人情報はまだまだ発展途上
システムの質は非常に高いですが、求人の質はまだまだ発展途上の実感でした。
求人情報を探すのであれば現段階では他の求職サービスを利用した方が良いでしょう。
なぜなら圧倒的に求人の量も違いますし、求職者へのサポートの質も違うからです。
今時点では、希望する企業の口コミを調査するためにオープンワークスを使い、実際の応募はエージェント経由で行うなどの使い分けをした方が良いでしょう。
また、個人的におすすめの使い方としては、オファー型サイトから届いた求人を、実際どんな企業なのかをオープンワークで確認するやり方です。
エージェントと話すのが面倒くさい人は、このスタイルはかなりハマると思うよ(笑)
OpenWork(オープンワーク)のオススメの使い方と注意点
OpenWork(オープンワーク)を使うにあたって、オススメの使い方と注意点をまとめます。
このような使い方をすることがオススメです。
- 企業説明やHP上の情報と実際に働いている人の声を集め、企業の実態を知りにいく
- 入社を決める前にあえてネガティブ情報を知り、本当に入社すべきか検討する
- 業界での立ち位置や業界自体の将来性などを含め、企業研究に活かす
- (面接時)面接最後の逆質問の時、企業HPだけでは足りない情報を補完し、質問材料にする
一方、OpenWork(オープンワーク)の活用において、下記の点に注意して使うようにしましょう。
- 自分の軸を持ち、口コミ情報に流されないようにする
- ベンチャーや中小企業などでは口コミ数が少ないので、信憑性が薄い可能性がある
- (可能であれば)入社を考えている企業で働いている人にOB訪問し、直に声を聞く方が信憑性がある
信憑性のある口コミサイトではあるもののあくまでも口コミなので、情報を鵜呑みにせず自分軸で考えるようにしましょう。
Openwork(オープンワーク)に関してよくある質問
- Openwork(オープンワーク)は信頼できる口コミサイトですか?
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100%の信頼はできませんが、非常に具体的な部分まで言及してる口コミも多く、一定の信憑性はあると考えて良いでしょう。
一方で、”退職者”や”転職検討者”が投稿者の多くを占めるため、ネガティブな意見が多くなること、そして、そもそも口コミ数が少ないベンチャー企業などは見極めが難しいことなど、心に留めておくべき事項はいくつかあります。
口コミサイト全体に言えることですが、自分なりの判断軸をもって情報を選別しましょう。
- Openwork(オープンワーク)の口コミが見れません。どうすれば見ることが出来ますか?
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Openwork(オープンワーク)に掲載されている口コミを見るには、大きく分けて2つの方法があります。
①Openwork独自の適正診断を受験する(特典として口コミを閲覧できるようになります)。
②有料プログラムに登録すること(月1,100円)。
その他にも、キャンペーン時に登録することなどが挙げられますが、この2つが主な方法です。詳細は記事内に掲載していますので、ご覧ください。
- Openwork(オープンワーク)の口コミにはどのような情報が記載されていますか?
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各企業の年収や働きがい、残業時間から組織体制まで、あらゆる情報が記載されています。
それらの情報が点数としてスコア化されているため、企業ごとの比較も容易にできるのです。
転職活動はもちろん、学生の就職活動にも参考になる情報と言えるでしょう。 - Openwork(オープンワーク)に登録して口コミをした場合、個人情報がバレることはあるでしょうか?
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Openworkの口コミを見た第三者が、投稿者の個人情報を知ることは出来ません。
一方で、かなり詳細な事項まで書き記されている口コミがありますので、社内で勘付かれる可能性はあるかもしれませんね。 - Openwork(オープンワーク)を使って転職したいのですが、各企業に直接連絡すればいいのでしょうか?
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はい。Openwork(オープンワーク)内には企業の口コミ・評判とあわせて求人も掲載されているため、直接申し込むことが出来ます。
また、条件によっては企業からスカウトが来ることもあります。
会員登録を行い、基本情報やWeb履歴書を記入・公開すれば、スカウトをもらえるようになります。
就職・転職活動をする上で重要なポイント
就職・転職活動をする上で、企業の口コミ等を調べて企業を理解することはもちろん重要ですが、一方で自分自身を理解することも重要です。
自分の市場価値はどのくらいか把握しているでしょうか?
市場価値を理解するには大きく2つの方法があります。
一つ目の方法は『ミイダス』などの市場価値を調べてくれるサービスを利用することです。
ミイダスでは質問に答えていくだけで簡単に自分の想定年収を知ることができ、自分の市場価値がどの程度か理解することができます。
数分程度で完了するので気になる方はぜひ試してみて下さい。
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無料登録後もお金はかかりません。
二つ目の方法はオファー型のサイトに登録することです。
『キャリトレ』などのオファー型のサイトに登録しておくだけで様々な企業からオファーが届き、自分に対する市場からの需要を把握し、自身の市場価値を理解することができます。
僕も、キャリトレに登録してるけど、楽天やサイバーエージェントなど名だたる企業からオファーが来たりするよ。
転職活動を成功させるための具体的な進め方
転職活動をこれから始める方もいれば、なかなか転職が決まらずに悩んでいる方もいらっしゃるかと思います。
転職活動の進め方の記事では、転職サービスを20社以上使い倒してきた僕が、転職を成功させるためのコツを紹介しています。
それぞれのステップに合わせて、具体的にどんな転職サービスをどのように利用すれば転職の成功に近くかお伝えしています。
もし転職活動に悩みを持っているのであれば、ぜひ少しでも参考にしてみてください。
OpenWork(オープンワーク)の評判まとめ
結論、オープンワークは非常に役立ちます。
実際の口コミや企業評価を見てみても、肌感覚と乖離している感じはしませんでした。
そして何より、集まっている口コミの数が他の口コミサイトの比じゃなかったです。
無料でここまでの数の企業の中の人の声が聞けるのは非常にありがたいことですよね。
就職・転職活動で最後に効果を発揮するのは実際に働いている人の声や本音です。
オープンワークのような口コミサイトを使い倒して就職・転職を考えている企業の本当の姿を把握する努力をし、自分に合った企業を選択できるようにして欲しいです。
その他の企業口コミサイトや、おすすめの求職サービスは下記です。ぜひ併用して利用することをおすすめします。
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