読書をしてもなんだか身になってる気がしない…。
その理由は、インプットしかしてないからです。
「読んで終わり」の読書をしていては、読書を人生に活かすことができません。
アウトプットすることを意識して本を読むことで、インプットの質も上がり自分の血肉となる読書ができるということが本書では語られています。
読書をしてもあまり効果が得られていないと感じている方や、もっと効果的な読書方法を知りたいと思っている方はぜひ本書を手に取ってみてください。
読書の質が圧倒的に向上します
『読書は『アウトプット』が99%』
本書には読書をアウトプットするための方法として、「話す」「書く」「行動する」の3点が紹介されていました。
僕は「書評ブログ」として「書く」をアウトプットとして採用しています。
本の中で書評のオススメの書き方として「何が書いてあったか」「何を学んだか」「どう活かすか」の3点を書くのが良いと書かれていましたので、今回はこの3点に沿って書いていこうと思います。
- 何が書いてあったか
- 何を学んだか
- どう活かすのか
『読書はアウトプットが99%』で何が学べるか?
結論、読書をした後にどうアウトプットすべきかが学べます。
多読する人にとっては、アウトプットよりもインプットの方法を知りたいのかもしれませんが、アウトプットがあって初めて良質なインプットができるはずですので、本書から学べることは多いと思います。
アウトプットを意識した読書
僕も読書はそれなりにする方で最低でも週に2冊は読んでいますが、筆者の言うように人生に活かせていない気がします。
書評をブログに書き始めてからはそれなりに血肉となり始めている気がしますが、それまでは読んでなんとなく自分がすごくなった気分で終わっていました。
本書では、本を読む際に「アウトプット」を意識すると学びが深いと繰り返し書かれていましたが、まさにその通りだと感じています。
僕も書評を書くために、「他の人に伝えたい部分」(この本から学べること)を探しながら本を読むようになったため、「ただ読む読書」「目的を持って読む読書」にスタイルが変化しました。
その結果、学びの質や速度が向上したと実感しています。
アウトプットを念頭に置く考え方は、読書に限らずビジネスでも有用でしょう。
例えば、ミーティングでも、この30分の話し合いからどういった形のアウトプット(結論)を出すのかをあらかじめ定義しておけば、各人がそれを目指して話を進めるようになり、話の脱線や無駄がなくなります。
読書で鍛えた能力はこうして実世界でも活かせるはずです。
読書についての誤解
読書についての誤解として以下の4点があげられています。
- 最初から最後まですべてを読まなければならない
- 前から後ろに読まなくてはならない
- 本を汚してはならない
- 本はいつでも読める
この中でも「①最初から最後まですべてを読まなければならない」は、多くの人が考えていることだと思います。
たしかに人間には、サンクコストの考えが働いて、この本に払った数千円の元をとるぞ!と意気込み、最後まで読まないともったいないと考えがちです。
しかし本に書かれていることの中で大切なことは約10%くらいであるとも言われています。
そのため、本のすべてを満遍なく読むことの方が「時間」という大切な資源を失っており、結果的にもったいないことになっていると気づくべきです。
この「すべてを読む」という考えを捨てると、読書へのハードルはグンと下がると思います。
読書で要約力を鍛える
アウトプットベースの読書をすると「この本はなにを言いたいのか」を考えながら読むようになります。
つまり、言いたい内容を自分なりに要約する力がつくのです。
筆者は経営コンサルタント出身なのですが、コンサル時代に「要約力」の大切さを痛感したのだといいます。
プレゼンにしてもメールにしても、要点を簡単にまとめられなければビジネスの世界では成功できません。
アウトプットを意識した読書をすることでビジネスでも使える「要約力」を同時に鍛えることができるのです。
『読書は「アウトプット」が99%』のまとめ
アウトプットを意識した読書をすることで、インプットの質が上がったり、要約力がついたりと良いこと尽くしだと学びました。
本を読んだだけで終わらせてしまうのではなく、アウトプットにつなげる方法を考えていくべきです。
読書は最大の自己投資とも言われますが、読み方を間違えれば「なんとなく成長してる妄想」を抱くだけでしょう。
具体的なアウトプットの方法や本の読み方も書かれていますので、普段の読書が人生に活かせていないと感じている人や、これから本格的に読書を始めてみようかなと思っている人はぜひ手始めにこの本を読んでみてください。
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