AirBnBの生みの親ポール・グレアム「成功するスタートアップとそうでない物を分けるのは『絶対に成し遂げたいこと』があるかどうかだ」

「上辺のきらびやかさだけを追い求めて、『見た目だけのスタートアップ』を始める人が本当に多い」

こう述べたのは、DropBoxやAirBnBといったユニコーン企業を世に輩出した、スタートアップ養成所Yコンビネーターの創業者ポール・グレアムです。

「スタートアップ」と聞くと、GoogleやFacebookのようなクールなオフィスで、気の合う仲間とワイワイ働いてるようなイメージを抱き、毎日が充実して楽しそうな世界を思い描くでしょう。

しかし、事業が上手くいかなくなった時に、憧れだけを追い求めて起業した人たちは、「自分たちがどれだけバカだったか」を気付くのだとグレアムはいいます。

ファッション感覚で起業したって絶対に失敗するよ(Unsplash)

ファッション感覚で起業したって絶対に失敗するよ(Unsplash)

ポール・グレアムによれば、スタートアップが成功する確率は7%しかないといい、DropboxやAirbnbなどのように大化けする確率に限っては0.3%ほどしかないそうです。

彼は、成功するスタートアップとそうでないものを分けるのは「絶対に成し遂げたいこと」があるかどうかだといい、ただスタートアップをやりたいという理由だけで起業しても確実に失敗すると述べました。

スタートアップが成功する確率は7%しかない

スタートアップが成功する確率は7%しかない

Facebookを創り上げたマーク・ザッカーバーグも、「世界をよりオープンにし、つなげる」という「絶対に成し遂げたいこと」があります。

テスラ・モーターズやスペースXを経営するイーロンマスクも、「人類を火星に移住させる」という壮大な夢を持ち、その夢を「絶対に成し遂げる」と信じて努力しているからこそ週に100時間も働く「仕事の鬼」になれるのです。

イーロン・マスクは、起業家として成功するために必要なこととして「起業家は粘り強く、毎週80~100時間、地獄のように働くべきです」と述べていますが、「絶対に成し遂げたいこと」がなければそこまで働くことなどできるわけがありません。

絶対に成し遂げたいことがあるから誰よりも働くことができる(Unsplash)

絶対に成し遂げたいことがあるから誰よりも働くことができる(Unsplash)

スティーブ・ジョブズも「真の粘り強さがあれば、起業家としての成否は半ば決まったも同然だと思う」と述べましたが、最近の研究でも、「粘り強さ」は血統や生まれつきの能力や才能以上に成功における重要な要因であることがわかったそうです。

つまり、たとえ最悪の状況下で苦しんでいても、目標に向かって一直線に進み、最後までやり遂げる情熱と忍耐を発揮できる人が成功するのでしょう

「粘り強さ」が成功するためには必要(Unsplash)

「粘り強さ」が成功するためには必要(Unsplash)

「絶対に成し遂げたいこと」に向かって粘り強く努力できることが成功する起業家としてなくてはならない要素のようです。

自分の人生をかけて成し遂げたいことが何なのかを考えてみて、「絶対に成し遂げたいこと」がもし見つかったのであれば、たとえ7%しか成功確率がなくとも、人生をかけて粘り強く努力していけばいいのではないでしょうか。

参考書籍

ランダル・ストロス「Yコンビネーター シリコンバレー最強のスタートアップ養成スクール

デビット・カークパトリック「フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた)

ベン・ホロウィッツ「HARD THINGS

リンダ・キャプラン・セイラー「GRIT 平凡でも一流になれる『やり抜く力』

岡本太郎「自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間”を捨てられるか

アレクサンドラ・ウルフ「20 under 20 答えがない難問に挑むシリコンバレーの人々

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