ピーター・ティール「起業をするには20代ですら遅いね」

スーツを着ているやつなんかには投資しないね(Flickr)

今すぐマシュマロをひとつ食べるか、それとも食べるのを15分我慢して、ふたつマシュマロをもらうか」というスタンフォード大学が行った有名な実験があります。

その実験では「先送りできる子供は優秀である」と評価されているようですが、人生ではたとえ我慢して先送りしてもマシュマロという報酬は増えてくれません。

人生は20代で決まる」の著者メグ・ジェイは、多くの20代の若者が時間を無駄にしていると警鐘を鳴らしています。

先延ばしにしたところでマシュマロは増えない(Flickr)

先延ばしにしたところでマシュマロは増えない(Flickr)

メグ・ジェイは、20代の若者は、30代になれば人生は大きく変わると何の根拠もなく考えており、多くの決断を先送りにしているのだと語りました。

彼女によれば、20代というのは、海の真ん中を漂っているような感じであるそうで、どの方向へでも泳いでいくことはできるが、どこにも陸地が見えないためどこに向かっていいかがわからない時期だといいます。

20代は、海の真ん中を漂っているような時期

20代は、海の真ん中を漂っているような時期

20代という海の真ん中を漂っている時期だからこそ、少し方向を変えるだけで辿り着く場所も大きく変わるわけです。

しかし多くの人々はどこかの誰かが突然ボートでやってきて、どこか素敵な場所へ連れて行ってくれると勘違いしているため、自ら泳ごうとしないのだといいます。

メグ・ジェイは、20代は人生の中で最も重要な10年間であって、人生を決定づける出来事の80%は35歳までに起こり、収入の伸びのほとんども、初めて仕事についてからの10年間で決まってしまうのだと述べています。

いかに20代の時間がそれからの人生において重要な意味を持つかについては疑問の余地はなさそうです。

20代の過ごし方であなたの人生は決まります(Flickr)

20代の過ごし方であなたの人生は決まります(Flickr)

「人生でもっとも破壊的な言葉は『後で』だ」と有名な心理学者は述べています。

私たちは選択を先延ばしにすることで様々な可能性を将来に残していると思いがちですが、実は「選択しない」という選択をすることによって確実に多くの可能性は失われているのです。

「30歳をすぎると起業が難しくなる」と投資家たちは口を揃えて言っていますが、これは経験や実績が邪魔をして「守りの姿勢」に入ってしまうからだそうです。

実際に「資金を貯めて、経験を積んでから起業する」と言った人で本当に起業した人をあまり見たことがないのではないでしょうか。

人生でもっとも破壊的な言葉は「後で」だ

人生でもっとも破壊的な言葉は「後で」だ

シリコンバレーでもっとも影響力を持つ投資家と言われるピーター・ティールは、20代ですら起業をするには遅いと考え、20歳以下の若者に起業をするための10万ドルを提供するプログラムを実施しています。

彼は、「人は、大学に入ると本当の計画や目的を見失ってしまう」と述べており、本当であればハーバードでもスタンフォードでも行けるような優秀な学生に多額の資金を渡すことで、今すぐ起業をさせるのだそうです。

大学なんて行ってないで今すぐ起業しろ(Flickr)

大学なんて行ってないで今すぐ起業しろ(Flickr)

マーク・ザッカーバーグもビル・ゲイツも大学を中退して起業しましたし、イーロンマスクに関しては2日しか大学に通わなかったそうです。

このことからも、成功するには「後で」などと考えず、「今すぐ」始める必要があるように思えます。

人生では決断をどんなに先送りにしても「マシュマロ」が増えることがなければ、誰かがボートで助けになど来てくれることもありません。

だからこそ20代というもっとも大切な時間をただ機が熟すのを待ちながら無駄にしていないで、「今すぐ」一歩を踏み出し、どこかに向かって泳ぎだしてみる必要があるのではないでしょうか。

 

参考書籍

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【書評】 「ピーター・ティール 世界を手にした『反逆の起業家』の野望」 | keita-takeuchi.com にコメントする コメントをキャンセル

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