リチャード・ブランソン「たくさん転ぼうという気がなければ、大したスキーヤーにはなれない」

飲料から航空まで多岐にわたる分野に進出しているヴァージン・グループの会長リチャード・ブランソン氏は、「失読症」で学校の授業は全然理解できなかった子供だったといいます。

彼は16歳で学校を中退しており、その時の校長先生には「ブランソンは大金持ちになるか、刑務所に入るかのどちらかだろう」と言われたそうです。

しかしブランソン氏の率いるヴァージングループの総従業員数は5万人を超え、彼の資産は51億ドルにまで及ぶと言われており、校長先生の予言は「大金持ち」というポジティブな方向へと転びました。

ブランソンは刑務所に行くか大金持ちになるかのどちらかだね。(Unsplash)

ブランソンは刑務所に行くか大金持ちになるかのどちらかだね。(Unsplash)

ブランソン氏は「人が行かない場所へ行くこと」に人生の大半を費やしてきたと述べており、プライベートでは、熱気球で大西洋を横断したり、59歳にしてロンドン・マラソンを完走したりと冒険的な人生を送っています。

既成の枠を破り、人と違う方向へ進もうとするのは彼のDNAに組み込まれた生まれつきの性分であるらしく、その性分はかなり功を奏してきたと彼自身が述べました。

冒険的な人生が功を奏してきた(Unsplash)

冒険的な人生が功を奏してきた(Unsplash)

仕事においてもプライベートにおいても「興味が持てないものはやらない」と高らかに宣言し、何においても「本気で楽しむこと」を常に念頭において生活しているそうです。

常に楽しみ、果敢に挑戦する人生を送っている彼だからこそ失敗の数も多く、時には死と隣り合わせの失敗までしている彼ですが、「とりあえずやってみて失敗から学ぶべきだ」と述べており、以下のように語っています。

「たくさん転ぼうという気がなければ、大したスキーヤーにはなれない」

何度も失敗しなければ大した成功なんて掴めないよ(Unsplash)

何度も失敗しなければ大した成功なんて掴めないよ(Unsplash)

「失敗は成功のもと」といったことは誰しもが小さい頃から言われ続けていることでしょう。

ビジネスや政治の世界、日常生活でも「失敗とどう向き合うか」が成功の鍵を握っています。

人は誰でも失敗を認めるのは嫌いで、それが仕事などの自分の人生にとって重要なことになればなるほど認めることの難易度は上がるそうです。

研究によれば、人は失敗を恐れるあまり曖昧なゴールを設定する傾向にあることもわかっています。

これは成功条件を曖昧にしておけば、たとえ達成できなくても誰にも非難されないためであり、失敗する前から面目を失わずに済むように逃げ場や言い訳を用意しようとしているからです。

私たちは失敗を恐れるがあまり、あらかじめ逃げ場や言い訳を用意してしまう(Unsplash)

私たちは失敗を恐れるがあまり、あらかじめ逃げ場や言い訳を用意してしまう(Unsplash)

ファーストリテイリングの柳井正さんも「失敗は必要。むしろできるだけ早く、失敗するほうがいいでしょう。小さな失敗を積み重ねることによって成功が見えてくる。」と述べていたり、最近の起業では「リーンスタートアップ」と呼ばれる「小さな失敗を重ねて育てる」やり方が主流になっています。

失敗することで次につながる貴重な学びを得ることができるのは明白であり、失敗から学ぶことがもっとも費用対効果が高いのです。

失敗から学ぶことがもっとも費用対効果が高い(Unsplash)

失敗から学ぶことがもっとも費用対効果が高い(Unsplash)

確かに失敗を認めるのは辛く苦しい作業ですが、失敗を隠して次につながる学習に欠かせない貴重な情報資源を活用することのないまま葬り去ることになるほどもったいないことはありません。

早く、小さな失敗を積み重ね、成功への学習材料を手に入れるためにもブランソン氏のようにたくさんの挑戦をしていくことが大切なのではないでしょうか。

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