「正社員がしんどくて明日の仕事を行きたくない…」
「正社員をやめたい。でも辞めるとどんなデメリットがあるんだろう…」
過去にわたしも、正社員が辛くて仕事をやめてしまったひとりです。
2年前わたしは、システム開発の下請け会社に正社員として入社しました。
しかし、半年で退職。
その理由は、長時間労働による心身の崩壊でした。
当時は、朝の9時に出勤して夜の21時に退社する、1日12時間労働の日々。
休みの日でもつねに仕事のことが頭が離れず、ひとときも心とカラダが休まる時間がありませんでした。
「このままじゃ何のために生きているか分からない」
このような想いに心が圧迫され、その会社を半年でやめる決意をしたのです。
いま思うと、わたしにとってそのときの選択は間違ってなかったと思います。
しかし、半年で仕事をやめてしまって、後悔したこともあります。
そのため人によっては、辛いときでも
- すぐにいまの会社をやめた方がよいケース
- いまの会社で働きつづけるために対処法を考えた方がよいケース
があると学びました。
そのため本記事では、実際に正社員をやめたわたしの経験をふまえて、以下の内容をお伝えします。
- 正社員がしんどい3つの主な原因
- 辛いときに効果的な対処法
- 正社員をやめたときのメリット・デメリット
- 実際に正社員を辞めた人たちの声
- 正社員を辞める前に考えておくべき3つのこと
「正社員をやめたいけど、どうしようか迷っている」という方の参考になりましたら幸いです。
それではまいりましょう。
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正社員がしんどいと感じる3つの理由とその対処法
辛いときはまず「どうして自分はしんどいのか?」という原因を探ることが大切です。
とはいえ辛い状況だと、なかなか自分を客観的に見つめることがむずかしいかもしれません。
なかには、「そもそも自分は何に悩んでいるのかも分からない…」という方もいるでしょう。
そのためいまから、よくある正社員のしんどい3つの理由をあげていきます。
- 【理由①】長時間労働による心身のストレス
- 【理由②】上司や同僚との人間関係が悪い
- 【理由③】業務量に対して給料が低い
以下では、さらに詳しく説明していきます。
そして、そのしんどい理由についての対処法もあわせて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
【正社員がしんどい理由①】長時間労働による心身のストレス
正社員がしんどい主な理由に「長時間労働」をあげる方が多いのではないでしょうか?
- 残業が多い
- 自分の業務の範囲を超えた仕事を与えられる
- 休日出勤がある
などのようなストレスを抱えてはいませんか?
厚生労働省が発表している調査でも、離職理由に「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」という人の割合が、男女ともに多いことがわかっています。
ちなみに、わたしが正社員のころ一番しんどかったのも、会社の劣悪な労働環境でした。
冒頭でもお伝えしたように、当時は朝の9時から夜の21時までの1日12時間労働。
仕事が終わってから家に到着すると22時50分で、あとは夜ご飯を食べてお風呂に入って寝るだけ。
それで1日がおしまいです。
「自分はなんのために生きてるんだろう」
「人生は楽しむためにあるはずなのに、なんでこんなにも身を削って働いているんだろう?」
仕事の行き帰りの電車に乗るたびに、このような暗い気持ちに何度も襲われていました。
劣悪な労働環境のせいで、人生が仕事に支配されてしまっていたのです。
わたしのワークライフバランスは完全に崩壊し、
「これ以上いまの会社で働いていたら、本当に人生が終わってしまう」
と危機感を感じ、退職するにいたったのです。
もし、わたしのように長時間労働で苦しい思いをしている方は、以下でお伝えする対処法を参考にしてください。
対処法:会社や国の相談窓口を利用する
労働条件が悪くてしんどい場合、まずは会社の相談窓口、もしくは上司にあなたの現状を相談してみてはいかがでしょうか。
まともな会社ならば、すぐに労働条件を改善してくれるでしょう。
しかし会社によっては、なかなか取り合ってくれない可能性も。
そのような場合は『労働条件相談ほっとライン』を活用してみることをおすすめします。
「労働条件相談ほっとライン」とは、厚生労働省から委託された事業者が運営する、労働条件に対する悩みを電話で相談できるサービス(無料)です。
「違法な労働外時間」や「過重労働による健康障害」など、労働条件をめぐるトラブルに対して、専門家が無料で相談に乗ってくれます。
そして、あなたの悩みに合った専門窓口も紹介してもらえます。
「労働条件が悪いけど、どうすればいいのかわからない」という方にとって、総合案内所のような役割を担ってくれますよ。
【正社員がしんどい理由②】上司や同僚との人間関係が悪い
これは正社員に関わらずですが、「職場の人間関係が悪い」こともしんどい理由の大きな原因となります。
日本労働調査組合の報告によると、「仕事を辞めたいと考えている理由を教えてください」という質問に対して、1番多かった回答が「職場の人間関係(全体の38.6%)」との結果が出ています。
つまり多くの方々にとって、職場の人間関係の悪さは、退職したくなるほどの強烈なストレスなのですね。
苦手な上司や同僚が職場内にいるだけで、通勤中に胃がキリキリしたり、不安を持ち続けながら業務にあたっていたりする方もいるのではないでしょうか?
そんな中でも、“正社員”という立場上「たとえ嫌でも上手く付き合っていかなければいけない」という気持ちがあるために、無理にがんばってはいませんか?
心身が限界となる前に、ぜひ以下の対処法を参考にしてください。
対処法:会社や国の相談窓口を利用する
先ほどと同様に、まずは会社の相談窓口、もしくは上司に相談してみることをおすすめします。
とはいえ
「そもそも会社に相談窓口がない」
「まわりに相談できる人がいない」
という方もいるでしょう。
そのような場合は、厚生労働省の委託事業である『ハラスメント悩み相談室』を活用する手段があります。
セクハラやマタハラ、パワハラなど、職場内のハラスメントについて「電話相談」「メール相談」ができます(無料)。
匿名でも相談できるため、もし誰にも言えないハラスメントの悩みを抱えている方は、ぜひ頼ってみてください。
【正社員がしんどい理由③】業務量に対して給料が低い
最後、正社員がしんどい理由は「業務量に対して給料が低い」ことです。
先ほどもご紹介した厚生労働省の報告でも、退職した理由のなかで「給料等の収入が少なかった」という人の割合が、男女ともに多い結果となっています。
会社やクライアントのために身を粉にして働いているにも関わらず、それに見合った給料をもらえなかったり、やりがいがなかったりしたら
「毎日たくさん働いて、たったこれだけの給料か…」
「やりがいもないし、なんで正社員だけ大変な思いをしなきゃいけないの?」
と嘆きたくなりますよね。
そんな場合は、以下の対処法を試してみてください。
対処法:人事や社長に交渉してみる
業務量に対して給料がわりに合わない場合、人事に直接交渉してみることをおすすめします。
もしくは、あなたが社長と普段から話せるくらいの仲の場合は、社長に直接訴えてみる手もあります。
わたしの元いた会社の事例をご紹介しましょう。
以前わたしが勤めていた会社で、中途で入社した同僚がいました。
その同僚は、自分の給料が低いことを人事と役員に直接訴えたのです。
そして見事に給与アップを実現。
もちろん、彼には給与アップに見合うスキルがあり、豊富な実務経験があったというのも事実です。
そのため、もしいま自分のスキルや実績に見合った報酬をもらえていないと感じるのなら、直接会社側に交渉してみてはいかがでしょうか?
しかし、交渉にのぞむにあたって注意点もあります。
それは「とりあえず給料を上げてほしい」という訴え方だと、会社側との関係に溝が生まれてしまう可能性があることです。
あなたが得たい結果があるのと同様に、会社側も達成したい目的があります。
あなたと会社、お互いがWIN-WINとなる着地ポイントを見つけることが、交渉です。
そのためまずは「どれだけ自分は会社に貢献できているか」という“事実”を準備したうえで、交渉にのぞむことをおすすめします。
正社員を辞めるとどんなメリット・デメリットがあるの?
さて、ここからはわたしが実際に正社員を辞めて感じた、「メリット・デメリット」を紹介していきます。
正社員を辞めるメリット3つ
まずは、正社員を辞めるメリットをご紹介します。
正社員を辞めるメリット
- 正社員のプレッシャーからの開放
- 自分のための時間を確保できる
- 正社員を辞めた焦りから新たな可能性が生まれることも
それぞれ詳しく説明していきますね。
メリット①:正社員のプレッシャーからの開放
正社員である以上、アルバイトの方よりも業務時間が長くなったり、仕事に対する責任が重たくなったりする傾向にあります。
さらには、自分の能力の範囲を超えた仕事であっても、責任を持って遂行しなければいけなかったりなど、会社側のプレッシャーを強く感じることもあるでしょう。
しかし、わたしのケースですが、正社員を辞めてアルバイトに戻ることで、これらのストレスから開放されました。
アルバイトに戻ることで、“必ず”正社員のときに受けていたストレスを解消できるわけではないのでご注意ください。あくまでわたしのケースです。
「明日会社行きたくない…」と思わなくなったり、休日のときに仕事のことが頭によぎらなくなったりしました。
ただ、だからといって「すぐに正社員をやめよう」という考えだけはやめてください。
その理由については、次章「正社員を辞めたデメリット」で後述するので、ぜひそちらをご確認くださいね。
メリット②:自分のための時間を確保できる
以前わたしが正社員で働いていたときは12時間労働だったので、仕事の日はまったくプライベートの時間が取れませんでした。
その後、別の会社にアルバイトという形で働きはじめたのですが、人生が一変しました。
というのも、自分の時間をたくさん確保することができたからです。
さらに、自分の使える時間が増えただけでなく、
- 嫌な上司と顔を合わせなくてよくなった
- 通勤ラッシュのストレスがなくなった
などのメリットも手に入れることができたのです。
とはいえ、アルバイトになってからは、正社員時代より2万円くらい手取りは減りました。
しかし、2万円と引き換えに、正社員時代の大きなストレスが解消できたのならば、十分すぎるくらいのメリットだと感じていましたね。
メリット③:正社員を辞めた焦りから新たな可能性が生まれることも
正直なところ、正社員を辞めてしまうと将来がかなり不安になります。
先ほどもお伝えしたように、わたしは正社員を辞めたあと、アルバイトで食いつないでいました。
そのため、正社員の周りの友人はどんどん出世していくのに「アルバイトの自分はこのままで大丈夫なのか?」と焦っていたのです。
ただ捉え方を変えれば、この状況は正社員を辞めて受け取れるメリットに転換できます。
どういうことか?
わたしの事例を紹介します。
わたしは正社員を辞めてしまった焦燥感から、「なにか新しいスキルを身に付けなきゃいけない」と考えていました。
正社員を辞めたことで自分のために使える時間が多くあったため、その空いた時間を使って本気でスキルアップを図ったのです。
具体的にわたしが取り組んだことは「ウェブ集客の勉強」。
そして、元々得意だった英語を活かして、ウェブ上で英会話スクールをはじめることができたのです。
いまではアルバイトをやめて個人事業主となり、最近ではオリジナルの英語学習教材なども販売しています。
まだまだ事業の成長途中ではありますが、自ら進めていく仕事が楽しくて仕方ありません。
このように、人生の焦りから自分の将来に対して本気になることができ、新たな可能性と出会えることがあるのです。
ちなみに、これもあくまでわたしのケースの話です。
正社員を辞めて独立することが良いというわけでもありません。
たまたま、わたしの場合は正社員を辞めて人生が良い方向に向きはじめましたが、人によっては辞めない方が良いケースもあるとも感じています。
そのため、次の章では「正社員を辞めるデメリット」を紹介しますので、ぜひご確認ください。
正社員を辞めるデメリット3つ
これから、わたしの経験を元に正社員を辞めるデメリットをご紹介します。
正社員を辞めるデメリット
- 金銭面での社会的な信用が減る
- 家族や親戚の風当たりが強くなる
- お金の不安がつきまとう
それぞれ詳しく説明していきますね。
デメリット①:金銭面での社会的な信用が減る
正社員を辞めるデメリットのひとつとして、金銭面での社会的な信用が減ってしまうということです。
このデメリットは、わたしたちの生活において大きな影響を与えてしまう可能性があります。
たとえば、不動産の契約や住宅ローンの申し込み、クレジットカード作成などの際の「審査」が不利になること。
正社員でない場合は、どうしても審査は落ちやすくなる傾向にあります。
というのも、正社員は一定の所得が約束されているため、経済面での信用度がある程度高いことが関係しています。
しかし正社員を辞めると、その信用を失ってしまい、審査が途端に通りにくくなるのです。
ちなみにわたしの場合、正社員を辞めてアルバイト生活をはじめたとき、月7万円の賃貸の申し込みを不動産会社から断られました。
アルバイトでも収入は正社員に近いくらいありましたし、貯金も十分にあったのにダメだったのです。
そのため、社会的な信用が減ってしまうという点では、正社員を辞めることは大きなデメリットだといえます。
デメリット②:家族や親戚の風当たりが強くなる
わたしが会社を辞めると両親に告げたとき、
「それでお前はこれからどうするんだ?」
「お前は甘えている」
など、必要以上に責め立てられました。
このように正社員を辞めてしまうと、家族や親戚からの風当たりが強くなる可能性があります。
一昔前までは、ひとつの会社で定年まで勤めあげることが普通でした。
そのため、正社員を辞めることは「逃げ」「甘え」と捉えられてしまう場合もあるのです。
ちなみに、自宅に戻ったときや、親戚で集まったときに、なんとなく肩身の狭い思いをすることもありましたね…。
デメリット③:お金の不安がつきまとう
わたしは正社員を辞めたあと、別の会社でアルバイトをはじめたわけですが、その会社では正社員に近いほどの月給を受け取ることができました。
しかし、正社員みたいにボーナスをもらえるわけではなく、昇進もしていくわけでもなかったので、収入の天井を感じていました。
「ずっとこのままの給料で大丈夫なのかな?」という不安を、つねに持ち続けていたのです。
アルバイトの場合、ボーナスをもらえない会社が多いでしょうし、時給も正社員と比べて低いことがほとんどではないでしょうか?
さらに、このご時世ですから、働く時間が短くなる可能性も十分ありえます。
正社員の場合は、働く時間が減ってもある程度給料が保証されているでしょう。
しかしアルバイトは、基本的に働いた分だけしか給料を受け取ることができません。
このように、正社員を辞めることは金銭面の不安を抱えてしまう可能性が高いのです。
正社員を辞めて良かった人・辞めて後悔した人のケースをそれぞれ紹介
さて次に、実際に正社員を辞めた人の意見をみてみましょう。
- 辞めて良かった人
- 辞めて後悔した人
これら2つのパターンの声をそれぞれ紹介していきます。
正社員を辞めて良かった人のケース
大企業の総合職や資格職でない限り、正社員でも恩恵そこまでないよ〜
税金ガンガン引かれまくる…
引用:https://girlschannel.net/topics/2291846/
たとえ正社員でも、収入によっては税金で引かれた給料が非正規の方と大差なかった、という意見ですね。わたしも経験したことがあります。
“私は正社員からパートになったけど今のパート先は健康診断無料、ボーナス(8万)、ハーゲンダッツ券、有給休暇も貰えるから助かってる。”
引用:https://girlschannel.net/topics/2291846/
非正規になっても、福利厚生もしっかり充実していて、ボーナスも有給もいただける会社もあるようです。転職する際は、しっかりと会社の条件を調べてみることがいかに大切かわかりますね。
正社員を辞めて後悔した人のケース
“結婚を機に正社員を辞めて後悔してます。
やっぱり安定した収入、福利厚生、ボーナスはありがたかった。今は時短で働く日数も少ないけど、そろそろフルタイムで働きたい。そうなるとやっぱり正社員の方がいい。”
引用:https://girlschannel.net/topics/2291846/
正社員はやはり、非正規よりも福利厚生やボーナスが充実しているという意見です。ちなみに、会社の状況が変化したときに、真っ先に時短などの影響を受けるのも非正規の場合が多いですよね…。
“私は正社員からパートになりました。
自宅の近くで通勤は楽になりましたが
やはり時給なので給料が安い!
フルタイムだし仕事してる量は正社員と変わらないので
正直アホらしくなります。
ボーナスもないし(数万の寸志です)
辞めなきゃ良かったなと後悔の日々です。 “
引用:https://girlschannel.net/topics/2291846/
上記の方は非正規で、正社員と同じ業務量に関わらず、正社員よりも給料が安いというケースです。しかもボーナスもほとんどないときたら、なんで非正規でいるのかわからなくなりますよね。
正社員を辞める前に必ず考えておくべき3つのこと
では最後に、正社員を辞めると心に決めたとき、必ずやっておくべきことをわたしの経験を踏まえて紹介します。
さて、一番大切なことは、正社員を辞めた後のプランをしっかりと立てておくことです。
わたしの場合、具体的な目標や計画を持たずに辞めてしまったため、約2カ月のあいだムダな時間を多く過ごすハメに。
昼まで寝て、午後もダラダラと過ごす…という堕落した生活を送っていました。
目標が決まってなかったため、そもそも予定も立てることができなかったのです。
いま思うと「本当にもったいない時間の使い方だったな…」と強く後悔しています。
そこで、このような失敗を犯さないために、正社員を辞める前に以下の3つを考えておくことをおすすめします。
- 生活費を計算しておく
- 今後の目標や計画を立てておく
- その目標を達成するために取るべき行動をリストアップしておく
いまからさらに詳しく解説しますね。
1.生活費を計算しておく
生活費を計算しておかないと、最低限いくら稼げばよいのか分からなくなります。
さらには、毎月手元から出ていくお金を把握しておかないと、正社員を辞めたあとにどんどん貯金が減ってきたとき、不安が強くなってきます。
そのため、まずは現状「1カ月」決まって出ていくお金を計算し、そのあとザックリとでも「1年間」で必要な生活費を調べておきましょう。
2.今後の目標や計画を立てておく
何も計画を立てずに正社員を辞めると、わたしのようにムダな時間を過ごすことになるかもしれません。
そのため、「正社員を辞めたあと、自分は何をしたいのか?」ということを考えた上で、
「どれだけ休むのか?」
「いつから仕事をはじめるのか?」
など、しっかりと計画を立てることをおすすめします。
3.その目標を達成するために取るべき行動をリストアップしておく
目標を立てたあとは「その目標を達成するためには、具体的にどんな行動を取るべきか」ということを洗い出しておきましょう。
そうしないと絵に描いた餅となり、結局行動にうつすことができないからです。そして、取るべき行動が明確になったら、その行動を「いつまでに行うのか」と期限を決めてください。人は、期限がないと後回しにしてしまう習性があるため、必ず具体的な日にちを入れておきましょう。
ぜひ、これら3つを紙に書き出してみてください。
「え? たったこれだけ?」「当たり前じゃない?」と思ったかもしれません。
いたってシンプルな方法ですが、きっと効果を実感してもらえると思います。
やはり人は、具体的な行動プランが目にみえた状態で用意されていないと、「いったい何をすればよいか分からない」となり、なかなか行動に移せないものです。
だまされたと思って、ぜひ一度やってみてください。きっと、あなたがいま取るべき行動が明確になるでしょう。
正社員を辞めたあと、すぐに別の会社で働きたい場合はどうすればいい?
なかには「正社員を辞めたあと、すぐに別の会社で働きたい」という方もいるでしょう。
そのような場合は、正社員で働いているときに「転職サイト」もしくは「転職エージェント」に登録し、転職先を探しておくことをおすすめします。
「転職サイトと転職エージェントってどう違うの?」と疑問に感じた方もいるかもしれませんね。
これらふたつの転職サービスの違いをザックリいうと、以下のようになります。
- 転職サイト
- 転職活動のすべての工程を自分ひとりで進めていく
- 転職エージェント
- プロに助けてもらいながら転職活動を進めていく
いっけん転職エージェントが良さそうにみえますが、実は両者にはメリット・デメリットがあります。
そのため、もし転職活動を本格的にはじめたい方は、以下の記事をご覧になって知識を深めておくことをおすすめします。
「すぐにおすすめの転職サービスを知りたい!」という方は、以下の記事をお読みください。
実際に20社以上の転職サービスを試してみたわたしが、ランキング形式でおすすめ転職サービスを紹介しています。
【まとめ】正社員がしんどい3つの原因と対処法
本記事では、正社員がしんどい3つの理由とその対処法を中心にお伝えしてきました。
最後にもう一度、本記事のまとめをお伝えします。
正社員がしんどい主な3つの理由と、その対処法は以下のとおりです。
- 【理由①】
長時間労働による心身のストレス
【対処法】
会社や国の相談窓口を利用することをおすすめします。 もしあなたが、違法な時間外労働を強いられている場合は、厚生労働省の委託事業である『労働条件相談ほっとライン』を活用する手があります。 - 【理由②】
上司や同僚との人間関係が悪い
【対処法】
会社や国の相談窓口を利用することをおすすめします。
もしあなたが社内の人からハラスメントを受けている場合は、厚生労働省の委託事業である『ハラスメント悩み相談室』を活用する手があります。 - 【理由③】
業務量に対して給料が低い
【対処法】
人事や社長に交渉してみることをおすすめします。
“正社員を辞めるメリット”
- 正社員のプレッシャーからの開放
- 自分のための時間を確保できる
- 正社員を辞めた焦りから新たな可能性が生まれることも
“正社員を辞めるデメリット”
- 金銭面での社会的な信用が減る
- 家族や親戚の風当たりが強くなる
- お金の不安がつきまとう
- 生活費を計算しておく
- 今後の目標や計画を立てておく
- その目標を達成するために取るべき行動をリストアップしておく
もし「正社員を辞めたあと、すぐに別の会社で働きたい」という方は、転職サービスを活用することをおすすめします。
以下の記事ではおすすめの転職サービスを紹介しています。
それでは本記事があなたのお役に立てれば幸いです。
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