圧倒的成長?スタートアップで働く4つのメリット・デメリット

圧倒的成長?スタートアップで働く4つのメリット・デメリット

キャリアを選ぶ時に検討することリストの中には、次のようなポイントがあるでしょう。

  • 給与
  • 福利厚生
  • 安定
  • ワークライフバランス

キャリア志向の方であれば、成長環境や業界の成長率等も考慮に入れるかもしれません。

世代によって、このキャリア選択のリスト内の優先度は異なっています。

Generation Xと呼ばれる世代は、給与がもっとも優先度の高い選択軸でした。

逆に、Generation Y(ミレニアル世代)と呼ばれる世代は、企業文化やワークライフバランスの優先度が比較的高いです。

  • Generation X:1960年代初頭または半ばから1980年代に生まれた世代
  • Generation Y:1980年代序盤から1990年代中盤(または2000年代序盤)までに生まれた世代

世代が変わるにつれて、どのようなキャリアを描きたいかの考え方が大きく変わってきた結果、現在の若い世代では「スタートアップで働く」の選択肢が人気を得てきました。

自由な環境や、成長できるイメージから優秀な若手社員がどんどんとスタートアップへ転職していくのも時代の流れを写しています。

ただし、スタートアップが合う人と合わない人は明確に分かれます。

この記事では、スタートアップで働くことのメリット・デメリットを紹介します。

僕自身、スタートアップと大企業の両方で働いた経験があるので、その比較からスタートアップの何が良くて、何が良くないのかを解説していきます。

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目次

スタートアップで働くことのメリット

スタートアップで働くメリット

スタートアップで働くことのメリットはまとめると次のような点です。

  • 短期間で大量の経験を積むことができる
  • 裁量権が大きい
  • 短期間で大量の経験を積むことができる
  • 裁量権が大きい
  • 短期間で圧倒的な成長が期待できる
  • 働き方が自由

短期間で大量の経験を積むことができる

スタートアップ過ごす1年間は、大企業で働く3年〜5年分にも相当する場合があります。

スタートアップは短期的な成長を目指しているため、そこにいるすべての社員が自分の持てる力のすべてを発揮します。

スタートアップへ転職する方は、何かしらの専門スキルを買われるのですが、創業者はその専門スキル以上の働きを求めるのが現実です。

マーケターであっても営業もしますし、エンジニアでもカスタマーサポートをする必要もあるでしょう。

なぜなら、スタートアップには仕組みも環境も整っていない中で、短期的に大きな成長をしないと「死」が訪れるからです。

ここからここまでが自分の仕事と行った線引きをする人は必要ありません。

生き残るためには自分の役割を定義することなく、事業の成長のためには何であっても行う姿勢(当事者意識)が大切です。

人によっては、スタートアップのこの「職種や経験に捉われず、何でもやる姿勢」は合わないかもしれません。

しかし、現在のスキルセット以外の業務も実践の場を通して鍛えることが可能なので、成長意欲の高い方にはこの上ない環境になるのではないでしょうか。

裁量権が大きい

スタートアップで働くと、大企業の何十倍もの裁量権があることに驚きます。

大企業では全体の一部を担当するのに対し、スタートアップには一部という概念がありません。

承認フローや意思決定のプロセスが整っていないので、個人が結果に対して責任を持って一つ一つの業務を進めます。

そのため、アウトプットの量が大企業で働く人の何十倍にもなるのです。

新卒入社した会社で、メンターから「20代のうちはとにかくアウトプットを出すこと」と教えられました。

アウトプットを出すことで、フィードバックが返ってきます。

フィードバックによって人は大きく成長していくため、裁量権のある職場でどんどんアウトプットを出していくことは成長への近道です。

もちろんアウトプットを出せば出すほど、失敗も多くなるため時にはメンタルがやられることもあるでしょう。

成長には痛みが伴うのは当たり前ですので、スタートアップで働くのであれば大きな裁量権を活かしてどんどんアウトプットしていきましょう。

短期間で圧倒的な成長が期待できる

スタートアップは、スピート感を持って成長することが求められます。

スピード感がなくなり、成長が止まった瞬間に資金ショートで死ぬのがスタートアップ企業です。

スタートアップの93%は失敗するとも言われていますが、その理由の多くは限られた時間内に市場に受け入れられる状態まで走りきれなかったため。

常に革新を起こし続け、成長し続けなければ成功する7%には入れません。

そんな挑戦の日々ですので、もちろん毎日がプレッシャーだらけです。

ゆっくり一歩一歩成長していきたい方にとっては、スタートアップは合いません。

逆に、寝食も忘れて夢中になって働いている人だらけの環境で耐え抜くことができれば、短期間で圧倒的な成長を遂げることができるので成長意欲の高い方にはおすすめです。

働き方が自由

多くの方は、スタートアップに対して「自由な環境」をイメージしているでしょう。

もちろん企業によりますが、多くの場合はかなり自由な環境が揃っています。

  • フレックスな業務時間
  • リモートワークOK
  • スーツを着なくて良い
  • ジムや仮眠スペースなどの設備が整っている
  • フリーフードがある

いくつかのスタートアップのオフィスにも遊びに行ったことはありますが、自由な雰囲気に満ち溢れていました。

多くの研究でも、職場の雰囲気や環境が従業員に与える影響の大きさも証明されています。

だからこそ、新しくできたスタートアップは、社員のクリエイティビティが発揮されるような環境を整える工夫に力を入れられているのです。

Googleのフリーフードなどは特に有名ですが、従業員がカジュアルに会話ができる「偶然」を必然的に作るために、そのような仕組みを作っているそうです。

社員が成果を出すことが、企業の成長に直結するスタートアップでは、働きやすい自由な環境が揃えられていますので、そういった環境で働きたい方には非常におすすめです。

スタートアップで働くことのデメリット

スタートアップで働くデメリット

スタートアップで働くことには、デメリットももちろんあります。

  • 仕事量が多く、長時間労働になりがち
  • 安定してない
  • 給与が高くない場合がほとんど
  • ワークライフバランスが取りづらい

仕事量が多く、長時間労働になりがち

スタートアップで働く場合、仕事量の多さには覚悟する必要があります。

9時〜5時で働いて帰るような生活を求める場合は、スタートアップで働くのはやめておきましょう。

スタートアップは短期間で大きく成長できなければ、その先に待っているのは死です。

そのため、成長のためならできることはすべてやりますし、成功するためであれば、休日を投げ出してでも働く人ばかり。

もちろん時代の流れもあるため、すべてのスタートアップがそうではありませんが、基本的には仕事量が多く、長時間労働になることを覚悟して入社すべきでしょう。

趣味の時間が欲しい方などにとっては、選ぶべき選択肢ではないでしょう。

安定してない

先ほども述べた通り、スタートアップの93%は3年以内に失敗して倒産します。

大企業であれば、たとえ一つのプロジェクトが失敗したとしても企業は存続可能です。

ましてや、その失敗に対して個人が何かを失うということはありません。

しかし、失敗すればスタートアップであれば企業がなくなります。

安定を求めるのであれば、スタートアップは取るべき選択肢ではありません。

ただし、スタートアップで挑戦をして成功することができれば大きなリターンが待っているため、その冒険に出てみるもの悪くないでしょう。

そういったチャレンジングな環境で戦いたい方は、ぜひスタートアップの門を叩いてみてください。

給与が高くない場合がほとんど

スタートアップの給与は決して高くはありません。

そして基本的にはボーナスなどないのが普通です。

なぜなら、スタートアップは少ない資金を使って事業をグロースさせることが最重要課題なので、資金があればすべてを事業に投資したいのが本音です。

安定した給与を求めるのであれば、スタートアップは最善の選択肢ではないでしょう。

ただし、金銭面でいえば、Exit(企業を売却)した際のストックオプションで大きく稼げる可能性はあります。

MEMO

ストックオプションとは、会社が従業員や取締役に対して、あらかじめ定めた価格で、会社の株式を販売するインセンティブ制度だ。ストックオプションの権利を持つ従業員は、自社の株式を安く購入できる権利を得る。(参考:ストックオプションとスタートアップ その実態に迫る。

とはいえ、ストックオプションで大きく儲けることができるのは相当成長したベンチャーのみです。

給与を目的にスタートアップで働くのはやめておいた方が良いでしょう。

ワークライフバランスが取りづらい

スタートアップの社員は、外から見える楽しそうな一面の裏腹に、相当なプレッシャーと戦う毎日です。

生きるか死ぬかの日々を過ごしているため、ワークライフバランスなどほとんどありません。

仕事が好きで、携わっている事業に対して愛着がなければまず続けることができないでしょう。

競合も同じように毎日成長していく日々の中で、心にゆとりを持って働くことなどなかなか出来ません。

スタートアップで働く期間には、人生を捧げるくらいの覚悟を持つ必要があるのです。

スタートアップで働くことのメリット・デメリットまとめ

スタートアップで働くことのメリット・デメリットを紹介してきました。

メリット
  • 経験値
  • 裁量権
  • 圧倒的な成長
  • 自由
デメリット
  • 仕事量
  • 不安定
  • 給料が低い
  • 仕事漬けの日々

結論、いろんなリスクを背負ってでも、短期的な成長を求める方でなければスタートアップはおすすめしません。

大企業かスタートアップかどちらでも働けるチャンスがあるのであれば、90%の方には大企業をおすすめします。

ただし、将来起業したいと思っていたり、誰よりも成長したいと思う10%の層の方であればリスクを背負ってでもスタートアップで働いてみるのも良いでしょう。

この記事で紹介したスタートアップで働くメリット・デメリットも参考にしながら、どんな企業形態で働きたいのかも考えてみてください。

この記事を書いた人

浅井 優太のアバター

国公立大学外国語学部英米学科卒業。TOEIC 970点 / IELTS 7.0 / 高校の英語教員免許保有。新卒から大手メーカーの海外営業として働く。

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