第二新卒はまだスキルや経験も乏しく、大手企業へ転職するのは厳しいと考えていませんか?
確かに、就職活動の時を思い出すと大手企業へ入社できるのはごく一部の学生のみでした。
しかし、第二新卒として大手企業に転職する難易度は、就活の時ほど高くありません。
現在は、第二新卒の市場価値が非常に高くなってきているのです。
例えば、マイナビジョブ20’sスカウトに登録すればさまざまな企業からオファーをもらうことができます。
第二新卒は、肩書きだけで評価されるわけではありません。
戦略的に転職活動をすれば大手への転職も実現できます。
この記事では、第二新卒で大手企業へ転職するための方法を書き記していきます。
第二新卒で大手に転職することは無理じゃない
第二新卒で大手企業へ転職することはどの程度難しいのでしょうか?
結論、新卒で大手企業に入るより第二新卒として大手企業に転職する方が簡単です。
しかし、第二新卒が大手企業から内定をもらうためにはそれなりの”コツ”が必要になります。
まずは第二新卒の転職市場や、企業が第二新卒を採用したい理由を知り、第二新卒としての転職活動の戦い方を見定めましょう。
そして面接におけるコツや使うべき転職サービスを見極めて攻める転職活動をしましょう。
とにかく、「大手から内定を勝ち取るための具体的な方法」が知りたい方は、下のボタンをタップして記事中の該当箇所にジャンプしてください。
第二新卒の転職市場
日本の生産労働人口は減少の一途を辿り、人材不足に悩んでいる企業が多く存在します。
若手の人材を採用することは今後の企業を成長させていく上で不可欠。
特に大手企業で著しく成長を遂げている企業であれば、新卒採用だけではまかないきれず、ある程度社会人としての基礎力がついている第二新卒を欲している企業は非常に多いです。
厚生労働省の調査によれば、現在は有効求人倍率が1.6倍近い「超売り手市場」であるため、求職者側が有利になっています。
有効求人倍率とは簡単に言えば、1人の転職希望者に対して、どれだけ求人があるかを示す数字。1.6倍とは、1人の求職者に対して1.6つの求人がある状態を示します。
また、新卒市場主義の日本では、就活の仕組みを通して優秀な人材を獲得するのは企業側の視点に立つと困難です。
就活の時には一部の優秀な層が多くの大手企業の内定を獲得しますが、彼らが入社するのは一社。
選ばれなかった企業は、補欠として考えていた候補者を内定させることになるため、本当に撮りたい人材を入社させることができているかというとそうではありません。
だからこそ第二新卒市場には、大きなチャンスがあります。
企業目線で見ると採用においての競争相手が少ない市場であり、新卒採用に苦戦している企業にとってポテンシャルの高い人材を採用するためのチャンスでもあります。
引用:Yahoo!ニュース
「新卒市場主義をぶっ壊す」といった理念のウズキャリなどの転職エージェントも登場してきているほどです。
では、この成長中の第二新卒市場でどのように戦っていけば大手から内定をもらうことができるのでしょうか?
まずは、企業側が第二新卒を採用するメリット・デメリットを理解することから始めましょう。
第二新卒を採用する企業側のメリット・デメリット
転職活動で重要なことが、相手側の企業が何を求めているのかを正確に把握することです。
第二新卒として転職する際には、企業が第二新卒に対して何を求めているのかを理解することから始めましょう。
ここでは、企業側が第二新卒を採用するメリット・デメリットの切り口でまとめます。
- 即戦力の“若手”を確保できる
- 内定後すぐに働いてくれる
- すぐに辞めてしまう可能性がある
- 受け入れが大変
上記のメリット・デメリットをきちんと理解した上で、
- 自分を採用することでそれらのメリットがある
- 懸念しているデメリットは自分の場合にはない
と伝えるようにしましょう。
相手が求めるものを提供するのは、転職活動の基本中の基本だね。
企業のメリットとしては、若手が採用できて内定後にすぐに働いてくれることです。
新卒と比較した際に、第二新卒は基本的なビジネススキルや社会人スキルをすでに身につけています。
また、内定後にすぐに働いてくれるため、空いているポジションにすぐに人員配置することも可能です。
逆にデメリットとしては、受け入れを慎重にしなくてはいけない点と、もしかしたらすぐにやめてしまうかもしれないリスクがあることです。
「若くてフレッシュ」ということは、裏を返せば最初の企業を早々に辞めようとしている、もしくは既に辞めてしまっているということです。つまり忍耐力がないのでは?採用しても長続きしないのでは?と、採用担当者が不安に感じる可能性もあります。(PASONA CAREER)
新卒であれば、同期のコミュニティがあるため、社内でのコミュニケーションや人間関係にそこまで苦労することはありません。
しかし、第二新卒で転職すると新卒でも中途ではない立場上、立ち位置に苦労します。
そのため、企業は工夫して社内で人間関係ができるようにする必要があります。
また第二新卒は、年齢も20代中盤であるため、キャリアについて試行錯誤している方も多く、早期に辞めてしまう可能性が低いとは言えません。
新卒の会社をやめた理由等を考慮し、求職者の離職可能性を熟考した上で採用するようにしているでしょう。
マイナビジョブ20’sなどは、第二新卒の転職に特化しているので利用価値は高いです。
第二新卒で大手に転職するためのおすすめ時期
転職にはおすすめの時期があります。
- 1〜3月に転職活動をして、4月入社を目指す
- 7〜9月に転職活動をして、10月入社を目指す
この時期は求人募集も多く、採用につながりやすくなります。
なぜならこの時期は、多くの企業の上期下期の境目になっていて、人事異動も多くなってポストが空くためです。
第二新卒に限った話でいうと、1年のうちの時期とキャリアの中での時期の話があります。
まず、「3年は働け」は全くの迷信です。
若いうちの3年はこの先のキャリアにとって、ベースや基準を作るあまりにも大切な時間です。
この3年を無駄にしてしまっていては、キャリアアップをしていく上で取り返しのつかないことになるでしょう。
詳しくは、以下の記事に書かれていますのでぜひ目を通してみてください。
第二新卒で大手に転職するためのコツ
第二新卒で大手に転職するためのコツを3つに絞って紹介します。
- 面接でポテンシャルをアピールする
- 求人情報は徹底的にリサーチしてチャンスを逃さない
- 第二新卒に強い転職サイトと転職エージェントを利用する
それではそれぞれを解説します。
面接でポテンシャルをアピールする
第二新卒を採用する企業は、スキルや経験をそこまで重視していません。
どちらかというと、研修が不要な新卒くらいに考えているため、ポテンシャル採用であることが多々です。
無理をして前職での成果や経験を語ろうとするのではなく、自分自身のポテンシャルを企業にアピールするようにしましょう。
もしスキルや経験に自信があるのであれば、そちらを推してみても良いかもしれませんので、一度MIIDAS(ミイダス)などでご自身の市場価値を測ってみてください。
無料かつ5分程度であなたの想定年収(いわゆる市場価値)を算出してくれます。
求人情報は徹底的にリサーチしてチャンスを逃さない
大手企業の求人はいつでも出ているわけではありません。
さらに大手企業の求人は当然、人気なので応募人数によっては掲載が早く終わる可能性もゼロではありません。
とは言っても、毎日求人を検索してチェックするのはとても大変ですよね。
大手企業の求人が出た時にきちんと応募できるようにするためには転職サイトや転職エージェントを利用するのが一番有効です。
自分の希望の業界や職種などを登録しておけばその条件に合う求人をきちんと紹介してくれます。
せっかくの大手企業への転職のチャンスを逃さないためにも登録しておきましょう
また、企業にはそれぞれ「求める人材」というものがあります。
いかにその人材に自分が近い素質があるかをアピールすることも大切です。
企業がどのような人材を求めているかを知るためにも転職サイトや転職エージェントを使って情報を集めることが必要です。
第二新卒に強い転職サイトと転職エージェントを利用する
第二新卒や20代の方はその年代に特化した転職サイトと転職エージェントを利用しましょう。
転職サイトと転職エージェントの違いがわからない方は「転職サイトと転職エージェントの違いを解説。使い分け方も紹介します。」を読んでみてください。
特に覚えておいて欲しいのが、転職エージェントを利用することです。
転職サイトだけでももちろん転職活動はできるのですが、第二新卒が大手企業の内定を取りに行くためには転職エージェントを確実に利用すべきです。
主な理由な次の2つになります。
- 転職サイトや企業HPからの応募では落ちてしまう求人でも通過しやすくなる
- キャリアアドバイザーから転職活動に対する手厚いサポートが受けられる
第二新卒は基本的には転職活動が初めてでしょう。
そのため、競争倍率の非常に高い大手企業から内定をもらうためには「全力」で転職活動に臨む必要があります。
転職エージェントからの応募は学歴や企業名に関係なく、書類選考が通過する割合は非常に高いです。
転職エージェントがある程度のフィルタリングをした状態で企業へ推薦してくれているので、書類選考はそれなりの確率で通過することができます。
第二新卒におすすめの転職エージェントと一般的におすすめの転職エージェントは違います。
他の記事で徹底的に比較した上で、20代におすすめの転職サービスを紹介していますが結論から述べると次の2つを利用すれば問題ありません。
もちろん、転職サービスは併用すればするだけ高い効果を発揮しますので業界最大手のリクルート系のサービスなども合わせて併用しても良いでしょう。
リクナビNEXTの調査によれば転職活動社の平均利用転職サービスが2.1社なのに対し、転職成功者は平均4.2社の転職サイトを利用していることがわかっています。(引用元:リクナビNEXT)
求人はとあるエージェントだけが持ってるような限定求人もあるため、複数登録しておくとそういった求人を見つけやすくなります。
また、転職サイトやエージェントを使っていて、自分に合わないなという場合のリスクを減らすこともできます。
転職サイトやエージェントは併用することでより効果的に転職活動を進められます。
ぜひ20代に特化した転職サイトと転職エージェントを利用した戦略的な転職活動で大手からの内定を勝ち取ってください。
第二新卒で大手に転職するための具体的な方法
第二新卒で大手に転職するための具体的な方法についてまとめます。
まずは必要な転職サイトと転職エージェントに登録しましょう。
転職成功者は平均4.2個のサイトに登録していると言われていますが、ここでは20代・第二新卒に特化した転職サイトとエージェントを一つずつご紹介します。
上の2つのサービスは、第二新卒の転職活動の武器になります。
まだ登録していない方は、無料で3分ずつで登録が済むので先に登録を済ませてしまってください。
- 7~9月 or 1~3月に転職する
- ポテンシャルをアピールする
- 第二新卒に強い転職エージェントを利用する
- 複数社受ける
- 面接対策を徹底的にやる
7~9月 or 1~3月に転職する
入社時期は期の変わり目を狙います。
上の方にも書きましたが、たいていの会社が4月入社と10月入社が多いのでそこを目指します。
この時期以外での転職を狙うのはなかなか厳しいです。
ポテンシャルをアピールする
第二新卒に専門的なスキルや経験を求めている会社などほぼありません。
大手であればなおさらで、専門性がある人が欲しかったら30代などの中途採用で獲得しています。
ですので、スキルや経験を推すのではなく、徹底的にご自身のポテンシャルをアピールしてください。
そう言われても、アピールの仕方がわからないという方がほとんどかと思いますので、第二新卒の転職に強い『マイナビジョブ20’s』とのキャリアカウンセリングを徹底的に利用してアピールポイントをまとめてください。
第二新卒に強い転職エージェントを利用する
先ほども述べましたが、『マイナビジョブ20’s』の利用をおすすめします。
サービス名からもわかるように、20代の転職に特化しています。
20代で初めての転職活動であれば、マイナビジョブ20’s以上におすすめの転職サービスは他にありません。
詳しくは下記の記事にまとめていますのでぜひそちらも目を通してみてください。
複数社受ける
就活で感じた方もいるかとは思いますが、面接は慣れていきます。
だからこそ、いきなりもっとも希望する会社の面接を受けるのはリスクです。
いくつか候補になりそうなところがあると思いますので、本命の企業を受ける前に複数社面接を受けておくことをおすすめします。
面接対策を徹底的にやる
就職活動の際の面接とは180度異なります。
ポテンシャルを見ているといっても、前職でどんな仕事をどれくらいの裁量を持って行っていたのかは確実に聞かれるでしょう。
自分の言葉で答えられるように徹底的に準備をしてください。
学生の時はキャリア支援室などを通じて練習ができたかもしれませんが、社会人になると大学はもう助けてはくれません。
ですので、転職エージェントを無料で使い倒して担当のエージェントさんに面接練習を徹底的に付き合ってもらいましょう。
彼らは何百人もの求職者の面接練習に付き合っているプロです。
的確なフィードバックももらえるかと思いますので、ぜひ何度も繰り返し面接練習をしていきましょう。
転職エージェントはちょっとハードルが高いな、と感じる方であればまずはdodaに登録してたくさんの求人を検索してみてください。
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無料登録後もお金はかかりません。
大手企業がだけがすべてではないことも覚えておこう
この記事を読んでいる人はきっと「大手企業に入りたい!」と思っている人ですよね。
大手企業は労働環境が良く、給料も高く、名前が知れていて皆からカッコいいと思われるなどメリットがたくさんあります。
しかし、その分、入ることが難しいことも事実です。
上記のような対策をしても、もちろん選考に落ちてしまうこともあります。
しかし、大手企業がすべてではありません。
世の中には大手企業よりもいわゆる中小企業やベンチャー企業の方が数が多く、そういった企業でも労働環境や給与などで大手企業に引けを取らないところはたくさんあります。
大手企業以外でもメリットはたくさんある
中小企業やベンチャー企業で働くことにもメリットはたくさんあります。
- ライバルが少なく昇進できるスピードが早いこともある
- 幅広く業務を任されることがあり、知識がつく
- 中小企業やベンチャー企業で経験と実績を積めば大手への転職も可能
僕が働いている会社で上司だった人は中小企業からの中途入社でした。
僕が入った当時は役職も係長クラスでしたが、そこらへんの管理職よりも圧倒的に優秀でした。
話を聞くと、いくつか中小企業を経験しており、結果を出せば20代や30代の前半で年収700万は得ていたと言っていました。
このように中小企業やベンチャー企業でも大手企業と同じように、もしかしたらそれ以上に成長することができます。
そして成長できれば20代後半、30代で大手企業にステップアップすることも十分可能です。
大手企業以外の情報は転職サイトやエージェントから入手しよう
大手企業が人気を集める理由に、知名度があり、誰もがどんな事業をやっているか知っているので、働くイメージがつきやすいというものがあります。
反対に中小企業やベンチャー企業は露出が少ないので、どんな事業を展開しているのか、入社したらどのようなことができるのかがわかりにくいですよね。
転職サイトや転職エージェントではこういった中小・ベンチャー企業の求人ももちろん数多く取り扱っていますので、転職サイトやエージェントを使えば効果的に情報収集ができます。
事前に転職サイトやエージェントを使って色々な企業の情報収集をきちんと行っておけば選択肢が広がります
20代におすすめの転職サイト「doda」はスカウト機能もあるので、声をかけてくれた企業の中から自分の興味のある企業を選ぶことができ、探す手間が省けます。
「中小企業やベンチャー企業の探し方がわからない!」という人はまずdodaに登録して、スカウトを待ったり、求人検索をしてみましょう。
また、転職エージェントでは自分の興味関心や将来のキャリアプランなどを伝えると、エージェントから自分にあった企業を紹介してくれます。
大手企業だけでなく幅広い選択肢から紹介してくれますので、一度相談してみましょう。
マイナビジョブ20’sは20代・第二新卒に特化した転職エージェントなので、是非登録しましょう。
20代におすすめの転職サービスを紹介していますが結論から述べると次の2つを利用すれば問題ありません。
【結論】第二新卒で大手に転職するのは無理じゃない!
第二新卒で大手に転職することは決して無理ではありません。
この記事でまとめた以下の情報なども参考にしながら、戦略的な転職活動をして内定を勝ち取ってください。
- 第二新卒の転職市場
- 第二新卒を採用する企業側のメリット・デメリット
- 第二新卒で大手に転職するためのおすすめ時期
- 第二新卒で大手に転職するためのコツ
- 第二新卒で大手に転職するための具体的な方法
もちろん、第二新卒で大手企業へ転職することは簡単だとは言いません。
しかし、この記事で書いたような内容をきちんと意識して転職活動をすれば可能性はあります。
ぜひ第二新卒の転職活動を成功させて幸せな人生を歩んでいってください。
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