転職サイト登録が会社にバレたら大変!身バレを防ぐ5つの対策

転職サイト登録が会社にバレたら大変!身バレを防ぐ5つの対策

「転職サイトに登録して転職活動を進めたいけれど、今の職場にバレてしまうのではないか?」

転職サイトを利用したくても、このような疑問を抱いて登録できずにいる人も多いのではないでしょうか?

転職を考え始めたときに疑問に思いがちなポイントですが、基本的には転職サイトに登録したからといって今の職場にバレることはありません

ただし、ごく少数ながら今の職場にばれるケースがあります。

この記事では転職サイト登録が今の会社にバレる理由とその対策を解説します。

この記事でわかること
  • 転職サイト登録が会社にバレる理由
  • 会社にバレるデメリット
  • 転職サイト登録が勤務先にバレない対策

考えられるリスクと適切な対策方法を事前に知り、より安心して転職サイトを利用しましょう。

目次

転職サイト登録が会社にバレる3つの理由

転職活動がバレた

思いも寄らないことが原因で転職サイトに登録したことが在職中の会社にバレてしまうことがあります。

その主な理由は以下の3つです。

転職サイトの登録がバレる理由
  • スカウト経由でバレる
  • 知人や関連会社経由でバレる
  • 職歴でバレる

これから、それぞれどのようなポイントに注意すれば良いのかを解説します。

「在職中の会社に絶対にバレたくない」と思っている人は、転職サイトに登録する前にチェックして適切に対策しましょう。

きちんと対策しておけば、在職中の会社にバレてしまうリスクを大幅に減らせます。

理由①スカウト経由でバレる

会社に転職サイトへの登録がバレる理由の1つがスカウト機能です。

スカウト機能とは「転職サイト内で企業が登録者に対して個別にオファーを送信する機能」です。

スカウト機能を活用する際に企業側の担当者は登録した情報の一部を確認できるため、会社が登録した転職サイトを利用している場合は注意が必要です。

  • 住所地の都道府県
  • 最終学歴(学校名)
  • 保有資格
  • 現職の職務内容
  • 転職する理由
  • 希望年収
  • 希望職種
  • 希望勤務地

通常、スカウトを送る段階では在職中の企業名などの細かい情報は確認できませんが、住所の一部や最終学歴などは閲覧できます。

企業側の担当者がこれらの情報をチェックしているうちに、「ひょっとしてあの人では?」とバレてしまうことがあります。

理由②知人や関連会社経由でバレる

知人や関連会社経由で、会社に転職サイトの登録がバレる場合もあります。

自分が登録した転職サイトを会社が使っていなくても、知人の会社や関連会社が使っているケースもあります。

これらの情報は立派な個人情報なので、通常は知人の会社や関連会社が在職中の会社に伝えることはありませんが、何らかの理由で伝わってしまい、バレる場合も中にはあります。

登録者側が関連会社からのオファーを受諾し、条件交渉や選考日程の調整を行っているときに伝わってしまうと危険です。

この段階では詳細な個人情報が判明しているので、誰が転職サイトを利用しているかが明らかになってしまいます。

理由③職歴でバレる

登録情報に詳細な職歴が記載されていれば、その情報から転職サイトの利用が社内の人にバレてしまうことがあります。

特に、専門的な職種に就いている場合は職務経歴書の内容からバレやすいので注意しましょう。

他にも、専門用語を使うことにも注意しなければなりません。

在職中の会社でしか使われていない専門用語や商標などを使っていると、「もしやうちの社員では?」と人事から勘ぐられ、誰なのか特定されてしまうこともあります。

職歴を詳細に記述した方がスカウトを受けやすいものの、在職中の会社にバレるリスクが上がることを覚えておいてください。

【リスクあり】転職サイトの登録が会社にバレるデメリット

転職活動がバレないように対策する

転職サイトに登録したことが在職中の会社にバレるデメリットについて見ていきましょう。

会社にバレる主なデメリットは以下の3つです。

転職サイトの登録が会社にバレるデメリット
  • 降格・減給の恐れがある
  • 転職活動を妨害される
  • 職場内の人間関係が悪化する

それぞれどのようなことが考えられ、どんなリスクがあるのか解説します。

転職サイトへの登録が会社にバレるデメリットを知れば、可能な限りバレないように対策することの重要性を理解できるでしょう。

デメリット①降格・減給の恐れがある

在職中の会社に転職サイトに登録したことがバレると、処遇が悪くなる可能性があります。

それに伴って降格や減給といって不利益な扱いと受ける可能性があり、注意が必要です。

じょぶお

直接転職活動をしていることを理由にした降格・減給は考えにくいものの、何らかの理由をつけてこれらの処分を下すことは十分に考えられます。

このような事態に陥ることを避けるためには、そもそも転職サイトへの登録が在職中の会社にバレないようにあらかじめ対策することが重要です。

デメリット②転職活動を妨害される

降格や減給といった不利益な扱いを受けなくても、転職活動自体を妨害される可能性があります。

上司から執拗に引き止められたり、面接に行くための有給休暇を認めてもらえなくなったりするかもしれません。

場合によっては、転職先が決まっているのに退職を認めてくれなかったり、なんらかの脅しを掛けてきたりする可能性もあります。

しかし正社員の場合、退職希望をいつでも企業に申し入れられ、申し出に反して、企業側が社員に労働を強いる行為は禁止されています。

当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。 この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。

出典:民法 | e-Gov法令検索

使用者は、暴行、脅迫、監禁その他精神又は身体の自由を不当に拘束する手段によつて、労働者の意思に反して労働を強制してはならない。

出典:労働基準法 | e-Gov法令検索

しかし、会社や上司によっては人材の流出を防ぎたいと思っていたり、感情的になっていたりして妨害行為をしてくることがあります。

妨害されると思うように転職活動を進められないので、そもそも在職中の会社に転職活動していることがバレないようにするのがいいでしょう。

もし、転職妨害が疑われる行為を受けた場合は、社内の相談窓口や、お近くの労働基準監督署・弁護士などに相談することをおすすめします。

デメリット③職場内の人間関係が悪化する

転職活動中であることが社内でバレてしまうと、職場内の人間関係が悪化するリスクもあります。

社内でチームで仕事している場合、メンバーに転職活動中であることが知られてしまうと、良好な関係を維持しにくくなるでしょう。

転職活動に力を入れすぎて現職の仕事がおろそかになるとさらに危険です。

じょぶお

すぐに転職先が決まればダメージは少ないものの、なかなか転職先が決まらなければ人間関係が悪化したままその職場にとどまらなければなりません。

職場内の人間関係が悪化すると、チーム内での円滑なコミュニケーションに影響が出て仕事をスムーズに進めるのが難しくなる可能性もあります。

このような状況に陥ることを防ぐためにも、転職活動中であることが職場内にバレないようにするために、普段どおり仕事に打ち込みましょう。

転職サイト登録が勤務先にバレない5つの対策

転職サイトを利用するユーザー

転職サイトに登録したことが在職中の会社にバレるとさまざまなリスクがあるため、バレないために適切な対策を講じることが大切です。

ここからは、転職サイトに登録したことがバレないための対策は以下の5つを紹介します。

転職サイト登録が勤務先にバレない対策
  • 勤務先をブロックする
  • 特定しやすい情報を記載しない
  • 担当者にあらかじめ伝える
  • 会社のPCで転職サイトにログインしない
  • 転職エージェントと併用する

複数の対策を併用すれば、さらにバレにくくなります。

自分の状況に応じて適切に対策し、安心して転職サイトを利用しましょう。

バレない対策①勤務先をブロック設定する

在職中の会社からのスカウトをブロックする設定にするのがおすすめです。

ブロック設定するとその企業からのスカウトが届かないだけでなく、企業側の担当者が登録情報を閲覧できなくなります。

じょぶお

登録情報を確認できなければどのような人なのかを判断できないため、バレるリスクを大幅に減らせるでしょう。

転職サイトによっては現在の勤務先として入力した企業への情報公開を自動的にブロックしてくれるところもあります。

スカウト自動ブロック機能

出典:doda

例えば、大手転職サイトのdodaでは上記のようにシステムで自動的にブロックすることが明記されています。

まずは自分が利用している転職サイトの仕組みを知り、適切にブロック設定して在職中の会社に転職サイトを利用していることを知られないようにしましょう。

バレない対策②特定しやすい情報の記載は避ける

在職中の会社にバレるリスクを減らすためには、個人を特定しやすい情報を記載しないことも大切です。

特に職務経歴書からバレるケースが多いため、現職の仕事内容を細かく書きすぎないようにしましょう。

その会社でしか使われていない用語や商標、部署名などを用いないようにしてください。

じょぶお

他にも、役職や担当しているプロジェクト名などを明記しているケースもバレやすいといえるでしょう。
転職サイトに登録する職務経歴書を作成するときは、何の情報をどの程度公開するのかをよく考えてください。

会社への身バレを防ぐには「自社の担当者がこの職務経歴書を見ても特定されないだろうか?」と考えながら職務経歴書を作成するのがおすすめです。

所属している部署名を一般的な名称に置き換えたり、達成した成果を概数で表記するだけでも在職中の会社にバレにくくなります。

バレない対策③担当者にあらかじめ伝えておく

転職サイトの担当者に事前に会社にバレたくない旨を伝えておくのも有効な方法です。

在職中の会社に関する情報だけでなく、どこの会社に自分の情報を伝えてほしくないのかを具体的な社名と共に伝えてください

担当者があらかじめこれらの情報を知っていれば、知らず識らずのうちに伝えてほしくない会社に情報を開示してしまうことを防げるでしょう。

転職活動していることを在職中の会社に知られたくないのであれば、自分でできる対策を講じるだけでなく担当者にもきちんと伝えておくのも大切です。

バレない対策④会社のPCで転職サイトにログインしない

会社のPCでは転職サイトへのログインを控えるのも、バレない対策として有効です。

会社によっては社内ネットワークを利用した通信のログを取っており、何らかのきっかけで転職サイトを利用していたことがバレる可能性があります。

勤務時間中に転職サイトを利用したことがバレると最悪な場合、勤務時間中には仕事に専念していない(職務専念義務違反)として、懲戒処分を受ける可能性もゼロではないので注意してください。

通信ログが残る可能性を考えると、休憩時間などであっても会社のPCではなく私物のPCで転職サイトにログインするのが安全です。

バレない対策⑤転職エージェントと併用する

在職中の会社にバレずに転職活動を進めるには、転職サイトだけではなく転職エージェントも併用するのがおすすめです。

転職エージェントではキャリアアドバイザーが転職活動を全面的にサポートしてくれるので、より効率的に転職活動を進められます。

もちろん、キャリアアドバイザーと面談するときに現職に関する情報を伝えれば、在職中の会社に転職活動していることがバレないように配慮してくれるでしょう。

じょぶお

転職エージェントと転職サイトの併用は、効率的に転職するためにも役立ちます。

特定の転職エージェントにしか掲載していない優良求人も存在するので、登録する価値は十分にあるでしょう。

転職サイトと転職エージェントを併用すればより多くの求人情報に触れられるので、自分に合った転職先を見つけやすくなります。

以下の記事では特におすすめの転職サイトと転職エージェントを紹介しているので、ぜひご参考ください。

まとめ:転職サイトの登録がバレる原因と対策

転職活動に励む

基本的に、転職サイトに登録したからといって在職中の会社にバレることはありません

しかし、専門性が高い職種に就いているケースやあまりにも詳細過ぎる情報を登録した場合ではこの限りではないので注意が必要です。

転職活動していることが在職中の会社にバレると困る人は、以下の5つを意識してください。

転職サイト登録が勤務先にバレない対策
  • 勤務先をブロックする
  • 特定しやすい情報を記載しない
  • 担当者にあらかじめ伝える
  • 会社のPCで転職サイトにログインしない
  • 転職エージェントと併用する

適切に対策すれば、よりバレるリスクを下げられます。

前もって必要な対策を行い、安心して転職活動に励みましょう。

この記事を書いた人

浅井 優太のアバター

国公立大学外国語学部英米学科卒業。TOEIC 970点 / IELTS 7.0 / 高校の英語教員免許保有。新卒から大手メーカーの海外営業として働く。

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