転職エージェントを利用したい一方で
「何社応募すればよいのだろうか?」「複数利用だと大変じゃないの?」
と悩んでいる方も多いでしょう。
結論から言うと、転職エージェントは複数登録するのが基本です。
そして、やみくもな複数登録は、転職活動を必要以上に大変なものにしてしまいます。
結果として、満足のいく転職ができない可能性が高くなるでしょう。
複数登録のメリット、デメリットをしっかり把握しないと、膨大な情報にただ流されてしまうからです。
転職に失敗して、後悔したくありません…!
そこで本記事では、転職エージェントの不安を解消するために、以下の内容をお伝えします。
- 100人に聞いた転職エージェントの使い方
- 複数利用するときの注意点
- おすすめの転職エージェント
- おすすめの転職サイト
- 転職の具体的な進め方
この記事を読めば、転職エージェントを掛け持ちする際の注意点が分かり、満足のいく転職を実現できます。
おすすめ転職サービスを知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
転職エージェントの登録・利用について100人に聞いてみた
具体的にどう使っているのか、100人のビジネスマンに聞いてみたよ。
【調査概要】
- 調査対象:入社1〜3年以内に転職した20〜25歳のビジネスパーソン100名
- 調査期間:2021年〇〇月〇〇日〜◯◯日
- 調査方法:アンケート調査
【調査結果】「複数の転職サービスを利用した方が良い」と答えた人が全体の72%
「転職活動では複数の転職サービスを使うべきか?」という設問に対し、
- 「はい」と答えた方が72%
- 「いいえ」と答えた方が28%
という結果が出ました。
*転職サービス(『転職エージェント』もしくは『転職サイト』)
多くの人が複数使うべきだと感じているんだね。
「はい」と答えた方からは、以下のような声が集まりました。
- 「いろんなサイトを見て、情報収集をしたかったから」
- 「転職サービスによって、求人掲載されている企業が違う場合があるため、複数登録しておいた方が良い」
- 「キャリアアドバイザーとの相性が合う・合わないがあるため、何社か利用して比較するべき」
- 「各転職サービスよって、強みがある業種・職種があるため複数登録しておいた方がよい」
一方、「いいえ」と答えた方からは、以下のような意見が出ています。
- 「転職サービスを多く併用していると情報量が多くなり、逆に混乱してしまう」
- 「複数使用すること管理が煩雑になったり、返事が遅れたりなどのミスを防ぐため」
- 「企業の絞り込みがむずかしく、迷いが生じたりやり取りが増えたりして大変になる」
実際に転職した人の意見だから、とても参考になるね。
複数の転職サービスを利用することによって、転職の選択肢が広がったり、自分の相性に合う担当者と出会えたりなど、メリットを多く享受している方が多いようです。
しかし、複数の転職サービスを利用するデメリットとして、受け取る情報量が多くなることで逆に迷ってしまうという意見もみられました。
利用した転職エージェントは「2社」が最多
転職サービス(『転職エージェント』もしくは『転職サイト』)のうち、転職時に「転職エージェント」を利用した方は、アンケート回答者100名のうち「91名」でした。
その91名を対象に、利用した転職エージェントの数を調査したところ、以下の結果となりました。
利用した転職エージェントの数 | 人数 |
---|---|
1社 | 35名 |
2社 | 41名 |
3社 | 12名 |
4社 | 1名 |
5社以上 | 2名 |
利用していない | 9名 |
合計100名 |
このように今回の結果においては、転職時には転職エージェントを「2社」利用している人が最多(41名)であることが分かりました。
2~3社使っている人が半分以上いるね!
利用したことがある転職エージェントは「リクルートエージェント」が最多
利用した転職エージェントを質問したところ、以下の結果となりました。
サービス名 | 人数 |
---|---|
リクルートエージェント | 57名 |
マイナビエージェント | 40名 |
doda | 31名 |
エン エージェント | 11名 |
パソナキャリア | 7名 |
JAC Recruitment | 2名 |
マイナビジョブ20’s | 2名 |
その他 | 11名 |
「リクルートエージェント」が57名で最多、そして「マイナビエージェント(40名)」、「doda(31名)」と続きました。
大手転職エージェントが上位を独占しているという結果から、認知度や信頼度が高い転職エージェントが、求職者から選ばれやすいと考えられます。
利用した転職サイトの数は「1社」が最多
転職サービス(『転職エージェント』もしくは『転職サイト』)のうち、転職時に「転職サイト」を利用した方は、アンケート回答者100名のうち「88名」でした。
その88名を対象に、利用した転職サイトの数を調査したところ、以下の結果となりました。
利用した転職サイトの数 | 人数 |
---|---|
1社 | 53名 |
2社 | 18名 |
3社 | 11名 |
4社 | 4名 |
5社以上 | 2名 |
利用していない | 12名 |
合計100名 |
このように今回の結果においては、転職時には転職サイトを「1社」利用している方が最多(53名)であることが分かりました。
転職サイトは、転職エージェントと違って1社の人が半分以上だね。
利用したことがある転職サイトは「リクナビNEXT」が最多
利用した転職サイトを質問したところ、以下の結果となりました。
サービス名 | 人数 |
---|---|
リクナビNEXT | 68名 |
ビズリーチ | 21名 |
エン転職 | 10名 |
マイナビ転職 | 7名 |
キャリトレ | 6名 |
doda | 5名 |
その他 | 30名 |
「リクナビNEXT」が68名と最多であり、続く「ビズリーチ(21名)」や「エン転職(10名)」に大きく差をつける結果となりました。
大手転職サイトが上位を独占しているあたり、転職エージェントと同様に、認知度や信頼性が高いことが求職者に選ばれやすい要因であると予想されます。
【結論】転職エージェントは複数利用すべき
結論、転職エージェントは2~3社利用することがおすすめです。
複数利用することで以下のメリットがあるからです。
- 自分にあったエージェントを比較できる
- 求人の数・種類が増え選択肢が広がる
- 様々な角度からのアドバイスをもらえる
1.自分にあったエージェントを比較できる
複数の転職エージェントを利用することで、他のサービスと比較して自分に最も合ったエージェントを選ぶことができます。
一言でエージェントといっても、そのスキルや仕事の質は一人一人異なります。
エージェントによって得意な分野はちがうからね…
転職を成功させるために、複数のエージェントを比べてより相性が合う人を選ぶことが大切です。
2.求人の数・種類が増え選択肢が広がる
転職エージェントは、企業によって強みが全く異なります。
複数の転職エージェントを利用することによって、求人の数が増えることはもちろん、それぞれのエージェントの強みを生かすことができます。
エージェントの種類はおおきく次の3つに分けられるでしょう。
- 「総合型」:網羅的に求人案件を抱えている転職エージェント(いわゆる”大手”の転職エージェントはこれにあたる)
業界問わず、さまざまな求人が豊富にそろっている。
コンサルタントのスキルが高い。
- 「特化型」:特定の業種や職種に強い転職エージェント
その業界・職種を知りつくした人が在籍していることが多く、必要になるスキルなどを教えてもらえる。
- 「中小・個人」:1~10人前後の少数精鋭で運営している転職エージェント
1人1人ていねいにサポートしてくれる。
他の応募者とバッティングしにくく、選考がすすみやすい。
自分の目的にあった転職エージェントを利用することはもちろん、違う分野のエージェントにも登録することで、あたらしい発見があるかもしれません。
3.様々な角度からのアドバイスをもらえる
転職エージェントは、求職者の悩みをしっかりと聞き、じっくりと向き合ってくれます。
求職者の状態に合わせて、親身にアドバイスをしてくれるでしょう。
複数の転職エージェントを利用することで、様々な角度からのアドバイスをもらうことができ、より満足できる転職活動になることは間違いありません。
まだ「転職しようか迷っている..」という方も、ぜひ一度気軽に転職エージェントに相談してみてください。
複数利用するときの注意点
もちろん複数利用にはデメリットもあります。
上手に転職エージェントを掛け持ちするために、注意するべきポイントをまとめました。
- 自己分析をしっかりと行う
- スケジュールの管理を徹底する
1.自己分析をしっかりと行う
転職エージェントに複数登録すると、非常に多くの情報を受け取ることになります。
ある程度、自分の軸を持ったうえで情報に触れないと、迷いが生じて混乱してしまいます。
自己分析をしっかり行い、転職をする目的を明確にしたうえでエージェントを利用しましょう。
2.スケジュールの管理を徹底する
複数のエージェントに登録すると、多くの面談・面接をこなすことになります。
スケジュールの管理を徹底しないと、面談・面接の予定がバッティングする、もしくは予定そのものを忘れてしまい、企業やエージェントに悪い印象を与えかねません。
自分のスケジュールを把握して、相手に失礼のないようにしましょう。
また、同じ求人に複数の転職エージェントから応募することはやめましょう。大きなトラブルの原因にもなります。
また中には、「この人は信頼できないな」と感じる転職エージェントもいるかもしれません。
その際には担当者を変えてもらう、別の転職サービスに切り替えるなど速やかに対処していくことも必要です。
詳しい内容は以下の記事にまとめているので、こちらも参考にしてください。
おすすめの転職エージェント
これから転職活動を始める方に、おすすめの転職エージェントを3つ紹介します。
マイナビジョブ20’s
公式サイト:https://mynavi-job20s.jp/
転職活動が初めての20代の方であれば、マイナビジョブ20’s以上におすすめの転職エージェントはありません。
職務経歴書の作成や転職活動の面接を人生で経験したことない方にとっては、マイナビジョブ20’sの専門的で手厚いサポートは非常にありがたいでしょう。
他の転職エージェント経由だと職歴や経験がないとの理由で通らない書類も、マイナビジョブ20’s経由なら通るといったことが本当によくあります。
マイナビジョブ20’sに求人を出している企業も、第二新卒や20代の若手社員を求めているので、マッチングが非常にしやすいです。
\ 20代の初めての就職・転職活動におすすめ /
無料登録後もお金はかかりません。
リクルートエージェント
公式サイト:https://www.r-agent.com/
リクルートエージェントは、求人の量と質が圧倒的業界最大手です。
業界最大手のリクルートだからこそ持つノウハウと、圧倒的な求人数によって求職者の転職活動を万全の体制でサポートしてくれます。
また、企業からの信頼も厚く、「リクルートエージェントにしか求人を出さない」大手優良企業もあるほどです。
利用者数も圧倒的最大手の転職エージェントで、他のエージェントと併用しながらでも確実に登録だけしておいて損はないでしょう。
\ 業界最大手の信頼感 /
かんたん3分で完了。無料登録後もお金はかかりません。
パソナキャリア
公式サイト:https://www.pasonacareer.jp/
初めての転職活動で、丁寧なサポートを希望される方にはパソナキャリアがおすすめです。
転職活動に必要なすべての工程に対して丁寧できめ細かいサポートをしてくれるのが特徴で、初めての転職活動を行う方であれば利用して損はないでしょう。
リクルートエージェントほどではないものの、16,000社以上と取引実績があり、幅広い求人を取り揃えているのと、転職業界の老舗だからこそ持つ転職ノウハウに魅力があります。
\ 業界トップクラスの質の高いサポート /
無料登録後もお金はかかりません。
おすすめの転職サイト
転職エージェントに登録したら、転職サイトも同様に登録しておきましょう。
おすすめの転職サイトを3つ紹介します。
doda
公式サイト:https://doda.jp/
20代で転職を少しでも検討しているのであれば、dodaがおすすめです。
未経験者OKや学歴不問の求人を多数扱っていて、公開求人数も10万件以上と非常に多いです(2022年8月現在)。
キャリアアドバイザーの支援が受けられることや、スカウト機能もあるなど、多様なサービスを併用し効率的に転職活動を進められます。
20代の忙しいビジネスパーソンは確実に登録しておきましょう。
登録が非常に簡単ですので、とりあえず登録しておいて間違いないでしょう。
\ かんたん3分で完了 /
無料登録後もお金はかかりません。
リクナビNEXT
公式サイト:https://next.rikunabi.com/
リクナビネクストは、業界最大数の求人数を求人数を誇っています。企業から届くオファー機能があるので、転職活動を効率的に進めるための武器になります。
転職活動者の8割以上が登録しているサイトですので、あまり紹介の必要はないかもしれません。
機能が非常に多いので使いこなすのが難しいかもしれませんが、「履歴書」と「職務経歴書」の無料作成ツールと、「人気求人ランキング」の2つを利用すると良いでしょう。
\ 業界最大手の転職サイト /
かんたん3分で登録完了。無料登録後もお金はかかりません。
ビズリーチ
公式サイト:https://www.bizreach.jp/
ビズリーチはハイクラス向けの転職サービスで、年収600万円以上の方に支持される転職サービスNo.1です。
登録しておくだけで優良企業から直接スカウトが届き、効率的に転職活動を行うことができるうえ、転職意思がそれほどなくてもスカウトによって自分の市場価値を測ることができます。
年収1,000万円以上の求人が3分の1以上を占めており、外資系の求人や管理職の求人も豊富に扱われているので、ハイクラスの転職をする方には間違いなくおすすめです。
転職活動の進め方
こちらでは、転職活動の全体像を簡単に紹介します。
おおまかな流れをつかんで、自分のステップにあった準備をすることが大切です。
転職活動は、次の4つのステップで進みます。
「自分について知る」と、「企業について知る」の2つの情報収集が必要です。
履歴書や職務経歴書を書いて求人に応募します。
筆記試験や適性検査、採用担当者との面接を行います。
条件を交渉して、実際に働く意思を企業に伝えます。
この全体像を頭に入れたうえで、転職活動をすすめていきましょう。
より具体的な進め方を知りたい方は、以下の記事を参考にしましょう。
この記事では、転職サービスを20社以上使い倒してきた僕が、転職を成功させるためのコツを紹介しています。
転職活動を始めようとしているけど、どうしたらいいかわからない…
転職活動をしているけど、全然内定が出ない…
こんな悩みを持っている方におすすめの記事です。
まとめ
転職エージェントをいくつ登録するべきか、また複数登録の注意点についてお伝えしました。
大事なことは、たくさんの情報の中から、必要な情報だけを利用し、戦略的に転職活動を進めることです。
満足のいく転職ができるようしっかりと準備を進めましょう!
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