TOEICの目標スコア達成に必要な勉強時間は?効率的な勉強方法と共にTOEIC970点の僕が解説します

TOEICの目標スコア達成に必要な勉強時間は?効率的な勉強方法と共にTOEIC970点の僕が解説します

TOEICで目標スコアを取得するにはどれくらいの勉強時間を確保すれば良いのか。

僕は、TOEICで970点を取得しており、周りの友人や会社の同期からよく次の2点を聞かれます。

  • どれくらいの時間をかけたのか?
  • どうやって勉強したのか?

社会人の方は、TOEICの勉強に多くの時間をかけることはできず、目標スコアに達成するための最低限の時間効率的な勉強方法を知りたいですよね。

じょぶこ

社会人になってからは、忙しくて時間も体力もなくてTOEICの勉強のために長い時間を取ることなんてできないよ。

じょぶお

そんな人のために、必要最低限の勉強時間と短い時間で効率的に勉強する方法をTOEIC970点の僕が教えていくよ。

この記事でわかること

  • TOEICの目標スコアを取得するための最低限の学習時間
  • TOEICの目標スコアを取得するための効率的な学習方法
目次

TOEICの目標スコアを取得するのに必要な勉強時間

実は、TOEICのスコアと勉強時間の関係に関しては、論文で明言されています。

英語学習では、学習の進捗度や達成度を測る目安のひとつとして「勉強時間」があります。

現在の自分の英語力と目標スコアとのギャップを埋めていくのが、TOEIC学習における基本的なアプローチです。

これを前提とし、現状のスコアから目標スコア達成までにかかる勉強時間の目安をまとめたものが次の表となります。

この表はOxford University Press(オックスフォード大学出版局)が、TOEICを受験する生徒を指導する講師向けに作成した指南書に掲載されているものです。

元々はTOEICの開発に関わった、元早稲田大学教授の故・三枝幸夫氏の1985年の論文で掲載されています。

簡単にこの表の見方を説明すると、一番左のコラムの縦軸には「Current score」(現状のスコア)が表示されています。

そして、横軸には「Target score」(目標スコア)が100点刻みで表示されており、この2つが交わった箇所が必要とされる学習時間となります。

例えば、現在のスコアが550点の方の場合は次のように読み取れます。

現状スコアが550点の場合必要な時間
550点→650点(+100点)225時間
550点→750点(+200点)450時間
550点→850点(+300点)725時間
じょぶお

550点の人が750点を目指すには、450時間。毎日2時間勉強しても7ヶ月位はかかるってことだね。

じょぶこ

TOEICのスコアは一長一短で上がらないってことだね。

この表からわかること

  • スコアを100点上げるには200〜300時間の勉強が必要
  • 現状のスコアが高い人ほど100点上げるのにより多くの時間が必要

一般的に十分な英語レベルがあるとされる850点を目指す場合にはどれほどの勉強時間が必要なのでしょうか。

1日2時間勉強すると仮定して計算してみると以下のようになります。

1日2時間の勉強でTOEIC850点を目指す場合

スクロールできます
現状のスコア 850点まで必要な勉強時間 必要な期間
250点 1,450時間 725日 24ヶ月(2年)
350点 1,225時間 612日 20ヶ月
450点 975時間 487日 16ヶ月
550点 725時間 362日 12ヶ月(1年)
650点 500時間 250日 8ヶ月
750点 275時間 137日 4ヶ月半
じょぶこ

750点の人でも約4ヶ月、550点の人だと約1年間に渡って毎日2時間の勉強を続けなければいけないんだね。

1日1時間の勉強時間だと単純にこの2倍の期間が必要な計算です。

必要な勉強時間にはもちろん個人差がありますが、英語を身に付けるのは1日にして成らずということがよくわかります。

学生ならともかく、社会人で毎日2時間の勉強時間を確保するのは相当難しいです。

ここからは忙しい社会人がどのように勉強時間を確保して、目標のスコアにいち早く達成するかを解説していきます。

TOEICは時間をかけて勉強する価値がある

550点の人が850点まで点数を上げようとすると毎日2時間の勉強を約1年続けなければいけないという結果が出ましたが、これを聞いても「そんなの無理だ」と諦めてはダメです。

TOEICの点数が高いほど年収は上がる傾向にあり、特に700点を超えると一気に上がります。

1年かけてでも勉強すれば必ずリターンがあるのがTOEICです。

またTOEICの点数があれば、「英語ができる」と思われるので、仕事でも多くのチャンスが訪れます。

僕もTOEICが900点以上あったおかげで海外営業になれましたし、2年目までに5回もの海外出張・海外からのお客さんのアテンドなど通常では経験できないことに恵まれています。

TOEICのスコアは日本ではかなりの効果を発揮します。

実際に喋れるかどうかは関係ありません。

ぜひ勉強を継続して、海外出張・年収アップに繋げましょう。

【社会人向け】TOEICの勉強はスキマ時間を活用して行おう

社会人の方は、毎日2時間の勉強時間を確保するのは非常に難しいものです。

つまり、勉強時間をいかに確保できるかが鍵で、スキマ時間を使って勉強することがTOEICスコアを上げるためには必要不可欠です。

社会人の1日を思い返してみると想像以上にスキマ時間は多く、ざっと挙げるだけでも次のようなものがあるのではないでしょうか?

  • 朝晩の通勤時間
  • お昼休み
  • 出張時の移動時間
  • 休日に出かける際の移動時間
  • 寝る前の15分
じょぶこ

思い返してみると確かに多くのスキマ時間があるね。

これらのスキマ時間を有効に使うことができれば1日1、2時間程度は作り出すことも可能ではないでしょうか?

まとまった2時間を取ることはなかなか難しいかもしれませんが、こうしてスキマ時間に少しずつ勉強することで2時間程度の勉強時間が確保できるのではないでしょうか?

15分、20分といった短い時間でできる勉強方法はたくさんあります。

忙しい毎日のこうしたちょっとした時間では英単語を覚えたりやリスニングの問題を数問解くなど、やり方はいくらでもあります。

通勤時間にぼーっとスマホをいじってる時間に勉強する、寝る前にだらだらしている時間に単語を覚える、これだけでも大きな差になります。

短時間の勉強をこまめにすることで、「何時間も勉強しなければいけない」という嫌な気持ちもなく続けやすくもなります。

スキマ時間におすすめのTOEIC勉強法とツール

じょぶお

ここでは短時間で効果的に勉強できるツールをTOEIC970点の僕が実際に使ってよかったと思うものだけを紹介します。

スタディサプリ

僕がもっとも優秀だなあと思った英語学習アプリが『スタディサプリ』です。

スキマ時間に英語学習をするのに適したアプリとして、スタディサプリ以上のものはないのではないでしょうか?

僕は通勤時や昼休みに利用していましたが、次の3点が良かったと思っています。

  • 通勤に重い参考書や単語帳を持ち運ぶ必要がない
  • 満員電車でもスマホ片手で勉強できる
  • 会社の昼休みなどにやっても勉強している感が出ない
じょぶお

スマホだけでできるのが嬉しいですね。

スタディサプリでできること

  • TOEIC20回分に相当するパート別の演習問題
  • 人気講師 関先生のオンライン講座を約300本閲覧可能
  • レベル別単語集の閲覧

スタディサプリさえあれば、いつでもどこでもTOEICの勉強がスマホ一つで簡単にできます。

現在は、7日間の無料体験ができますので、とりあえず試しに使ってみても良いと思います。

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Amazon Audible

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通勤時間にスマホで音楽を聞く人は、その時間をAudible(オーディブル)での英語学習と読書を同時にしてみてはいかがでしょうか?

その際にぜひ英語を聞くようにしましょう。洋楽を聴いたり、Youtubeで英語の動画を見るのももちろん良いのですが、英語のリスニング学習におすすめなのがAmazonが提供するAudible(オーディブル)です。

Audibleは月額1,500円でオーディオブックが聴き放題になるサービスで、日本の書籍はもちろん洋書も数多く取り揃えており、英語を聴き流すためのアプリとしてかなり優秀です。

じょぶお

Amazonが提供するだけあって、英語も綺麗だし、再生速度も細かく変更できるし、リスニング学習に最適だよ。

社会人になると英語を学習するための時間を取ることは難しいですが、Audibleなら通勤中や家事の合間などで簡単に英語の勉強ができます。

また、Audibleはオーディオブックなので言うまでもなく読書もできます。

本を読む時間もなかなか取れないのが社会人の現状だと思いますので、読書と英語学習が同時にできるAudibleはかなりおすすめです。

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洋書を読む

洋書を読む

通勤時間など移動の際の時間潰しの定番といえば、読書ですよね。

その読む本を洋書に変えてみましょう。英語は読めば読むだけ慣れていきます。

難しい分厚い本でなくても持ち運びに便利なサイズもたくさんあります。

英語は触れる時間が長く、読んだ量が多ければ多いほどリーディングの能力も上がりますので、話がわかりやすい有名な作品から少しずつ読むのがおすすめです。

単語を勉強する

寝る前の時間に一番おすすめしたいのは単語などの単純暗記です。

寝る直前に勉強したことは記憶に残りやすいという科学的根拠もあり(きちんと寝ないといけませんが)、寝る前の15分〜30分で集中して勉強すれば非常に効果的です。

ですので、特に単語や文法などひたすら暗記が必要なことはこの寝る前の時間に覚えることがよいです。

単語帳やスタディサプリを上手に活用してこの時間に単語をマスターしましょう。

じょぶお

僕も単語帳を使って毎日30分の勉強を3ヶ月ほど続けて単語帳1冊マスターできました。

より詳しい勉強法はこちらも参考にしてください。

TOEICの点数アップに必要な勉強時間と効率的な学習方法まとめ

個人差はありますが、TOEICで100点アップするためには200〜300時間が必要だと述べました。

毎日2時間勉強しても半年近くかかる計算です。

しかし、忙しい社会人が仕事で疲れた後に2時間勉強を続けるのは容易なことではありません。

だからこそ、スキマ時間を上手に活用することがTOEICの点数アップへの鍵となります。

移動時間やお昼休み、寝る前の時間に勉強すれば1日1時間は勉強することができるはずです。

参考書はもちろん、スタディサプリやAmazonのAudible(オーディブル)を使えばいつでもどこでも勉強できる時代です。

これらのツールを上手く使ってTOEICの点数アップに繋げましょう。

この記事を書いた人

浅井 優太のアバター

国公立大学外国語学部英米学科卒業。TOEIC 970点 / IELTS 7.0 / 高校の英語教員免許保有。新卒から大手メーカーの海外営業として働く。

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