こんにちは、ぱーしーです。
私は新卒でとあるメーカーに入社し、海外営業に配属されました。そこで学んだことをシェアしていきたいと思います。
今回のテーマは「現場力」。
皆さんは自身の仕事で「現場」に立ったことがありますか?
仕事によって「現場」の定義は様々です。
営業としてお客様を相手にするのも現場。工場でモノづくりに携わるのも現場。こうしてWebサイトを運営するのも一種の「現場」だと思います。
そこで今日は「現場」の重要性について書いていきます。
- 社会人経験の少ない若手
- 若手を育てたい中堅
トヨタも重視する現場力
新入社員にはよく「とにかく現場に出ろ!」と上司は言います。かのトヨタ自動車をはじめとするトヨタグループでは「3現主義」という言葉があります。
- 現地
- 現物
- 現実
トヨタの採用ページにも載っています。
参考 トヨタウェイTOYOTA RECRUIT SITE要するに現地に自分の足で出向いて、現物を自分の目で確かめて、現実を理解しようということです。
この意識を持つことはどの業種でも役に立ちます。
営業として計画を作り、売り込みをして売り上げを稼ぐ。そのために様々なデータや資料から方策を考える、新商品を企画する。そうした時にやはり必要なのは情報収集ですよね。
インターネット・SNSが発達した今の時代、検索すれば欲しい情報はいくらでも出てきます。
しかし、そこで得られた情報がすべて正しいのでしょうか?
情報リテラシーが求められるこの時代だからこそ生の情報(=一次情報)が情報収集においてカギになります。
現場に出ることで以下のようなたくさんのメリットを享受できます。
- 生の情報を手に入れられる
- 仮説の検証・効果の確認が自分の目で見てできる
- 点で理解していたことが線になる
- 「現場」に立つ人の視点を理解してより良い仕事に繋がる
現場での体験
例としてたろちゃんの「現場」体験をお伝えしましょう!
私は1年目から海外出張に行かせてもらえました。今まで計画を考えたり、今後の方策を考えていましたが、全て前任者が残したデータや、先輩の経験、ネットで探した情報をもとに作っていました。
しかし、実際に行ってみると、ネットでは得られない情報ばかりでした。このエリアはこういうものがよく使われている。このメーカーのものが多い。この地域の人はこういう考え方。このお客さんは理論的に話したがるけど、こっちのお客さんは飲みながら打ち合わせする。
こういった情報はいくらインターネットで調べてもそうそう出てきません。
また、メーカーでは実習で工場でライン作業をするところが多いです。(たろちゃんの企業では通常3か月ほど)
現場で作業していると、1日肉体労働する大変さ、生産量が増えすぎて生産が追い付かず残業、材料から完成品までの流れなど、これも「現場」に立つからわかることばかりです。(単純作業を1日8時間+αやる苦痛もわかりますヨ)
なぜこれらが大切なのか考えてみましょう。
メーカーでは当たり前のことですが、生産の一連の流れがわからなければ自分の会社で何を、誰が、どこで、どうやって、いつ作っているのか理解できません。
でもこれはメーカーだけに限ったことではないはずです。
旅行したことない人間が旅行のツアーを企画できるでしょうか?パソコンをいじったことがない人がプログラミングできるでしょうか?
最後に: 自分から「現場」に行きたいとアピールしよう
「現場」の定義は仕事によって異なります。皆さんも自分にとっての現場に立ってみましょう。
企画・開発側の人ならば実際に営業してみる。売る側なら物・サービスができるところに参加してみる。
ですが、こういった機会は待っているだけではなかなか得ることはできません。是非自分から行きたい!とアピールしましょう。
上司の人は、部下が現場に行きたい!と言って断る人は少ないはずです。私も上司が一年目だろうが何回でも海外出張に行け!というスタンスでした。
自ら積極的に「現場」に立ち、より多くのことを吸収し、ワンランク上の社会人を目指しましょう!
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