【要約】USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?

USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか

天才マーケター森岡毅の処女作。『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』

簡易な言葉でマーケティングとは何かを伝えてくれる入門書です。

森岡ファンの間では、バイブル的1冊になっており、『確率思考の戦略論』と合わせてマーケティングの2大巨塔とされています。

サクッと2時間程度で読める内容ですが、得られるものはその何倍もの価値あり。

本記事では、『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』の要約と感想を書き記していきます。

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目次

USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?の要約

USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか_

本書は、USJの業績V字回復の立役者となった天才マーケター森岡毅氏が、マーケティング戦略の発想方法について解説したものです。

本書で紹介されているフレームワークを用いることで、自分がアイデアを考える際にどこに集中して頭をフル回転させればいいのかがわかるようになります。

マーケターであれば、ここに書かれているアイデア発想法や森岡氏のマインドセットは非常に参考になるので是非読んでみると良いでしょう。

『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』から学べること

マーケティングを専門としている人でも、そうでない方でも多くのエッセンスを学ぶことができます。

簡易なので空き時間にサクッと読んでマーケティングについて学んでしまうと良いかと。

マーケティングはアートではなくサイエンスである

USJのV字業績回復に向けたアイデアは、周囲から見れば成功する可能性のものすごい低い大胆不敵なものだったいいます。

しかし森岡氏によれば、そのアイデアは緻密に計画された戦略よってに導き出したため、決して奇跡などではなくシナリオ通りのストーリーであったそうです。

彼の書いた『確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力』にも、成功するための「確率」を戦略的に操作して高めていくことがマーケターの仕事であると書かれていましたが、その確率を上げるためにも本書に描かれているフレームワークなどを用いる必要があるのでしょう。

森岡さんの名著of名著

マーケティングのアイデアも決してひらめきではなく、彼の生み出した発想法によって導き出しているようです。

その発想法を「イノベーションフレームワーク」と彼は名付けており、以下の4つの柱で構成されています。

  • フレームワーク
  • リアプライ
  • ストック
  • コミットメント

それぞれを簡単に説明していきます。

フレームワーク

アイデアを生み出すに当たって、最も大切なことは何を必死に考えればよいかわかっていることだそうです。

フレームワークを用いて、探すべきアイデアの「手掛かり(必要条件)」を推理して導き出すことから始めるのが重要だといいます。

本書では3つのフレームワークが紹介されていますので興味のある人はぜひ読んでみてください。

それらによって正しい目的設定の仕方や、戦略を考える順番などがわかるようになります。

リアプライ

フレームワークを用いて、何を考えないといけないかが明確になった段階で、すぐに自分自身でアイデアを生み出そうとすることはよくないそうです。

まずはこの世界中の過去から現在に至るどこかに、似たような問題に直面した人がいるのではないか?と疑ってかかることが必要だといいます。

アイデアは世界中に転がっており、インターネットによって既存の逸脱なアイデアをかき集めて検討することが容易になりましたので、このメリットを使わない手はありません。

リアプライの利点としては下記3点。

  1. どこかで成功しているアイデアを土台にした方がプロジェクトに圧倒的なスピードをもたらす
  2. どこかの消費者で試されている分だけ成功の確率も高い
  3. アイデアを自分で生み出すための引き出し(ストック)がものすごく増える

詳しくは本書の解説を読んでみてください。

ストック

ストックとは「あの人は引き出しが多い」などと表現される長所のことです。

アイデアを思いつくためには、そのアイデアにまつわる「文脈」のことをよく知っていなければいけないといいます。

そうしたストックは、日頃からどれだけ自分へのインプットを増やす機会を作れるかによるそうで、現代人は残業などしてないで仕事以外のインプットの機会をもっと増やすべきだと著者は述べていました。

コミットメント

コミットメントは前の3つとは違い精神論です。

これは「良いアイデアを絶対に思いつくぞ!」という気力の事で、結局はアイデアを考えつくまで考え抜く事が必要なのだといいます。

これが一番大切な事なのにできていない人が多いと述べられていました。

マーケターは現場に行け

マーケターは頭でっかちになってしまうのではなく、きちんと自分で体験し、自分の感覚で確かめる事が重要なのだそうです。

実際に現場に足を運んでみたり、商品を使い込んでみたりして、顧客やユーザーの心理を徹底的に考えなければいけません。

価値を生み出すアイデアの切り口は、ほとんどの場合「消費者理解」の中に埋まってるといい、マーケターはこの「消費者目線」を基本にしなければアイデアも戦略も判断も全てにおいて焦点がずれてしまうそうです。

泥臭い部分も優れたマーケターには必要な部分なのでしょう。

『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』まとめ

以前読んだ「確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力」も含め、マーケターとして著者の森岡氏から学ぶことは非常に多いです。

天才と思われているマーケターであっても、努力を積み重ね、泥臭いこともやっていることがわかり、凡人の自分などはもっともっと正しい努力をしていく必要があるように感じました。

アイデアの出し方を学びたい人や、マーケティングや事業戦略に携わる人であれば読んで損のない素晴らしい本です。

700円で程度で変えて、2時間弱くらいで読めるのでぜひ読んでみてください。

この記事を書いた人

浅井 優太のアバター

国公立大学外国語学部英米学科卒業。TOEIC 970点 / IELTS 7.0 / 高校の英語教員免許保有。新卒から大手メーカーの海外営業として働く。

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