ベンチャー企業への転職を考えた時に「年収」は気になりますよね。
「ベンチャー企業ってやってることがかっこいい!」「最先端のシステムとか働き方を取り入れてそう」とベンチャー企業に憧れを持っていて、ベンチャー企業への転職を考えている人も多いと思います。
しかし、カッコよさだけでは生活できませんので、ある程度の年収を求めるのは当たり前です。
そこでこの記事では、「ベンチャー企業の年収はどれくらい?」「ベンチャー企業と大手企業の年収ってどれくらい違うの?」という疑問について解説します。
- ベンチャー企業と大企業の年収比較
- ベンチャー企業での出世
- ベンチャー企業に向いてる人、向いてない人
- ベンチャー企業への転職におすすめのエージェント
ベンチャー企業ってデータがあんまり公開されてなくて年収とかわかりにくいこともあるよね
ベンチャー企業の年収について知るなら転職エージェントや転職サイトを使うといいよ
ベンチャー企業への転職を目指す方は、ベンチャー企業の転職に強い転職サイトと転職エージェントを利用してみてください。下記の記事でランキング形式でおすすめのサービスをご紹介しています。
\仕事やキャリアに悩んでいる方必見/
ストレスセルフチェック (厚生労働省)
公式サイト:https://kokoro.mhlw.go.jp/check/
選択式の質問に答えることで、職場におけるストレスレベルを測定してくれます。もし自分のストレス状態が気になる方はチェックしてみてください。
市場価値診断 (ミイダス)
公式サイト:https://miidas.jp/
質問を答えていくだけで、想定年収や面接確約のオファーを獲得でき、あなたの市場価値が簡単にわかります。自分の現在地を知りたい方におすすめです。
キャリアカウンセリング (ポジウィルキャリア)
公式サイト:https://posiwill.jp/career/
キャリアに特化したパーソナル・トレーニングサービス「ポジウィルキャリア」。20代~30代のキャリア相談受講者数No.1で安心。45分間の無料面談をすることができます。
【5分で読める】転職の進め方
関連記事:https://jobotaku.com/tenshoku-success/
転職活動を始めようとしているけど、どうしたらいいかわからない方向け。具体的にどんな転職サービスをどのように利用すれば転職を成功させることができるのかをお伝えしています。
ベンチャー企業と大手はどちらが年収が高い?
ベンチャー企業と大手企業の年収を比較すると以下のような違いがあります。
- 初任給はベンチャー企業の方が高い
- ベンチャー企業では出世が早く、年収が上がりやすい傾向がある
- 大手企業は年功序列が根強く年収は上がりにくいが、役職につくと大幅に昇給する
- 大手企業では福利厚生が充実しており、ベンチャーを上回ることもできる
1. 初任給はベンチャー企業の方が高い
日経大企業の大卒平均初任給は、約21万円です。
一方、ベンチャー企業の平均初任給は、約26万円と高めに設定されています。(参照:FASTGROW)
ベンチャー企業の中にはアビームコンサルティングのように初任給が34万円を超えるケースもあり、大企業の新卒と同等もしくはそれ以上の額です。(参照:東洋経済 「初任給」が高い未上場企業250社ランキング)
ベンチャー企業が初任給を高く設定しているのは、優秀な人材を確保するためです。
ベンチャー企業は「実力主義」の傾向があるため、若くてもスキルのある人にはしっかりと見合った報酬を払うことで優秀に人材を集めます。
日本では未だに大企業志向が残っているため、ベンチャー企業は給料を高めに設定することで就活生にアピールできるという面もあります。
ベンチャー企業は新卒でも即戦力が求められます。
従業員が3000人以上の大企業の平均給与は約38万円に対して、ベンチャー企業は30万前後と大企業の方が平均の給与は高めでした。
データでは大企業は勤続年数も長く、役職が上がるにつれて給与も高くなるため、平均給与が高くなりやすいです。(参照:日本経済団体連合会 定期賃金調査結果)
実際、ベンチャーは成果主義のため、若くても仕事ができる人は稼げる仕組みになっています。
2.ベンチャー企業では出世が早く、年収が上がりやすい傾向がある
ベンチャー企業は大手企業より出世が早く、年収が上がる速度も早いです。
基本的にベンチャー企業は実力主義の会社が多く、年齢に関わらず、成果を残せれば、役職持ちになれるのは魅力の一つです。
早ければ20代後半で管理職で、30代で部長クラスになれる可能性もあります。
ベンチャー企業の管理職の年収相場は600〜800万程度、部長クラスでは800万〜1000万円程度ですので、30代の前半で1000万を超えることも可能です。
(参照:厚生労働省 賃金構造基本統計調査)
3.大手企業は年功序列が根強く年収は上がりにくいが、役職につくと大幅に昇給する
一方、日系大企業では年功序列型が多く、キャリアを積むことで徐々に出世することが可能です。
そのため、日系の大手の場合、一般的に、管理職には早くて30代前半、部長クラスは早くて40代前半と昇格するのに時間がかかります。
日経大企業の管理職の年収相場は800〜1000万円、部長クラスになると1000〜1500万円です。(参照:厚生労働省 賃金構造基本統計調査)
出世するまで時間がかかることが多いですが、出世するとかなり年収が高くなるのが大きな特徴です。
大企業では、安定した給料が受け取れるメリットはありますが、出世枠が少ない分ベンチャー企業の方が出世した際の年収は高くなることが多いです。
4.大手企業では福利厚生が充実しており、ベンチャーを上回ることもできる
大手企業はベンチャー企業に比べて、福利厚生やボーナス、退職金など手厚いことが多いため、40代くらいでベンチャーの年収を逆転することもあります。
ベンチャー企業の中にはとてもユニークな制度を取り入れていることもあり、働きやすさは高まってきています。
しかし、福利厚生の金額面では敵わないことが多いのが実情です。
どのような福利厚生や退職金のシステムがあるかは転職エージェントなどを活用して確実に把握しましょう。
大手のメーカーだと退職金で最大2〜3000万もらえるって聞いたことがあるよ
5.ベンチャー企業は業績で年収が大きく変わることもある
ベンチャー企業は短期的に業績が大きく変動するため、年収もそれに影響されることが多いです。
ビジネスが波に乗って、業績が上がっていけば年収も比例して数年でドンドン上がって行きます。
また、実力主義の傾向が強いので、年齢に関係なく結果を出していけば昇進できるのでより年収を高められます。
これから伸びていく企業・業界を転職サイトや転職エージェントでしっかり見極めることがポイントです。
しかし、実力主義のベンチャー企業でもいくら個人で成果をあげても年収が上がらないケースもあります。
ベンチャーの中には不安定な事業を行なっている企業もあるため、そういった企業では給与が業績に影響されやすく、特に上場前の企業は赤字なことも少なくありません。
ベンチャー企業の中には、給与を支払うために金融機関やベンチャーキャピタルからお金を借りている企業もあります。
その場合は会社の業績が黒字に転じるまで年収は上がりづらいです。
項目 | ベンチャー | 大手企業 |
---|---|---|
初任給(平均) | 約26万 | 約21万 |
出世 | 早い | 遅い |
福利厚生 | 企業によるがあまり手厚くない | 手厚い |
管理職の年収(相場) | 600万〜700万 | 800万〜1000万 |
部長級の年収(相場) | 800〜1000万 | 1000万〜1500万 |
特徴 | 実力主義 | 年功序列 |
ベンチャーへの転職をおすすめできる人
ベンチャー企業では年齢に関係なく、若くても出世できる可能性が高く、その分早くから高い年収を得ることもできるため、ベンチャーへの転職を考えている人も多いです。
しかし、必ずしも全ての人に向いているわけではありません。
ベンチャー企業への転職がおすすめなのはこれらに当てはまる方たちです。
- 早く出世して稼ぎたい人
- スピード感を持って働きたい人
- 役職に関係なく裁量権を持って働きたい人
- 一時的でも年収が下がるリスクを受け入れられる人
「30代前半で年収1000万を達成したい!」と考えている人には実力主義の色が濃いベンチャー企業はおすすめです。
ベンチャー企業で働くにはスピード感が必要で、承認を得るだけでも大手企業とのスピードの差は一目瞭然です。
また、ベンチャー企業では年齢に関係なく仕事を任せられ、十分なマンパワーがない場合もあります。
早くから重要度の高い仕事を自分1人でやらなければならないこともあり、そういった責任感のある仕事をやっていきたいという人には向いていると言えます。
そして、ベンチャー企業では業績の影響を受けやすく、大手企業よりも年収レンジが低いこともあります。
転職直後などは年収が下がる可能性があるというリスクを把握でき、受け入れられる人は挑戦すべきです。
ベンチャーへの転職をおすすめできない人
ベンチャー企業の雰囲気や働き方はいわゆる日系大手企業とは全く異なります。
転職して後悔しないように、自分がその雰囲気に向いているのか冷静に判断するのが大切です。
1.ワークライフバランスをきちんと維持したい人
ベンチャー企業は高給の代わりに、成果を出すため、仕事に明け暮れる日々が続きます。
プライベートも充実させたい人には、時間が足りないかもしれません。
2.仕事をじっくり進めたい人
ベンチャー企業では、質よりスピードが重視されることが多いです。
時間をこなすのに時間がかかるタイプの人は、ベンチャー企業には向いていないかもしません。
3.安定的な仕事につきたい人
上記のようにベンチャー企業は事業が不安定な場合もあり、給与が下がったり、破産のリスクも少なからずあります。
経営が安定している会社の方が良い場合は、ベンチャー企業には行くべきではないかもしれません。
4.専門性を身につけたい人
専門性を身につけたいなら、今の会社と同じ業界でキャリアを積んでみてください。
業界を渡り歩いた方が専門的なスキルは身につきやすいです。
ベンチャー企業では新しい事業に挑戦することが多くため、あまり専門性は身につきません。
ベンチャー企業へ転職して年収を上げるためには転職サイトや転職エージェントを使おう
転職サイトや転職エージェントを使うべき理由
ベンチャー企業に転職して、業績が悪くなって年収が下がってしまったということを避けるためにも事前によくチェックすることが必要です。
そのためにも転職エージェントを利用するのがおすすめです。
ベンチャー企業への転職に転職エージェントを使う理由は大きく3つあります。
- ベンチャー企業は数が多く、情報収集が大変。
- ベンチャー企業は口コミサイトなどでは評判が見つけにくい
- 掲載企業とのパイプが強く、自分を推薦してもらえる。
転職エージェントは自分の希望に沿って、検索しただけでは見つかりにくいような会社も教えてくれ、自分で求人を探す手間を省くことができます。
掲載企業との繋がりも深く、創業間もないベンチャーでも、自分を推薦してもらえることが魅力です。
また、転職する時に意識すべき大切なポイントは3つあります。
- 入社した後にどのようなポジションが空いているか
- 入社後のキャリアパス
- 企業の業績・利益率
こうした情報は転職エージェントを通して収集することができます。
転職したのに、ポジションが空いていなくて昇進できない、昇進するプロセス、評価基準が不明瞭ではもったいないです。
また、業績・利益率が低い企業は高い年収を用意することが難しいことも多々あります。
そういった事態を避けるために転職エージェントからしっかりと情報を集めましょう。
また、転職エージェントは給与交渉も代わりに行ってくれます。
面接時には「給与を高くしたい!」とアピールするのは難しいかもしれませんが、事前に希望の年収レンジを伝えておけば、交渉のプロでもある転職エージェントがしっかりと交渉してくれます。
給料をあげたいからベンチャー企業に転職したのに、給与が上がらないなんてことを避けるためにも転職エージェントを使うのはとても重要です。
- ベンチャーへの転職には転職サイトや転職エージェントを使う
- 転職サイトや転職エージェントでは情報収集ができる
ベンチャー企業への転職におすすめのサイトとエージェント
転職サイト
ベンチャー企業への転職では以下の転職サイトにまず登録しましょう。
ベンチャー企業を見つけるなら、転職サイトのdodaが特におすすめです。
理由は、以下の3つです。
- 20代の求人情報が多く、ベンチャー企業の求人も豊富
- レコメンド機能でベンチャー企業に絞った求人情報が得られる
dodaの求人数は14万件以上とかなり豊富で、ターゲットは主に20代が中心です。(※2023年3月時点)
ベンチャー企業は平均年齢が20代と若い会社も多いため、dodaではベンチャー企業の求人も豊富に扱っています。
レコメンド機能とは、AIが利用者の経歴や条件に合わせて、おすすめの求人を紹介してくれます。
おすすめされる求人に対し、「興味がある」「興味なし」をタップしていくことで、AIが自分の興味のある求人を学習してくれます。
ベンチャー企業に「興味がある」を押していけば、求人検索をせずに、理想のベンチャー企業に出会うことが可能です。
「興味ある」を押した企業が自分に興味を持ってくれると、プラチナスカウトが届きます。
プラチナスカウトの内定確率は非常に高いため、気になっているベンチャー企業があれば、積極的に「興味ある」を押してみてください。
転職エージェント
ベンチャーへの転職で使うべき転職エージェントは2つです。
- JACリクルートメント:年収800万以上の求人が80%以上。年収を上げたいならば登録必須。
- リクルートエージェント:転職活動のサポートの質が群を抜いて評判が高い。利用者満足度は業界最大手。
JACリクルートメントはハイクラスの求人に強い転職エージェントです。
年収800万円以上の求人が全体の8割を占めているので、年収を上げたいという方にはうってつけです。
ベンチャー企業だけでなく、日系大手企業の求人も多いため、とにかく年収アップを目的にする方は登録しましょう。
リクルートエージェントは実力・評判ともに高い転職エージェントで、求人数は業界No.1。優秀なキャリアアドバイザーがサポートしてくれます。「総合力No.1」の転職エージェントとの呼び名も高いです。
転職活動に不慣れな方は必ず登録しましょう。
転職サイトと転職エージェントは併用しよう
複数の転職サイトや転職エージェントを使い分けることがおすすめです。
理由は、以下の3つです。
- サイトやエージェントごとに限定公開の求人を持っているから
- エージェントにも相性があるから
- 同業他社の求人と比較することができるから
転職エージェントには限定公開の求人があります。
非公開求人は企業の求めるスキルや実績がある求職者にのみ紹介されるため、待遇の良い求人に、倍率の低い状態で選考に臨めるメリットがあります。
キャリアアドバイザーと自分と相性が合わないケースや、単純にエージェントのシステムが使いにくいケースもあります。
複数のエージェントに登録しているからこそ、損切りしやすくなります。
希望企業と同業他社の条件を比較することで、より待遇の良い企業を見つけることが可能です。
そして、転職活動の成功率を上げるために、次のデータを頭に入れてください。
「成功している転職活動者は、平均して4.2社の転職エージェントを利用している」
まとめ
この記事では、ベンチャー企業と大手企業の年収比較や、ベンチャーに向いている人、向いていない人を紹介しました。
以下のようなベンチャー企業に向いてる人は、積極的にチャレンジしてみましょう。
- 早く出世して稼ぎたい人
- スピード感を持って働きたい人
- 役職に関係なく裁量権を持って働きたい人
- 一時的でも年収が下がるリスクを受け入れられる人
ベンチャー企業への転職を考える時には、事前に転職エージェントやサイトでの情報収集が大切です。
せっかく企業の風土に憧れてベンチャー企業に転職したのに、「年収が下がってしまった」「なかなか昇進できない」「雰囲気が合わなった」などのリスクを最小限にするためにも転職エージェントや転職サイトを活用しましょう。
どれも無料で使えますので、上手に利用して転職活動を成功させましょう。
コメント