突然ですが、勉強していますか?
「学生でもないのに何で勉強?」という人、「した方がいいんだろうけどそんな時間ない」という人、いろいろだと思いますが、「もちろん!毎日勉強してます!」と断言できる人は少ないのではないでしょうか。
学生時代は当然のように勉強に時間を割いていたものの、社会人になると日々の業務の忙しさやその他の様々な事情で「勉強をしていない」ことそのものに意識が向かなくなっていくものです。
実は、社会人としての成長期である20代こそ、「勉強」がキャリアにとっても人生にとっても大きな投資になります。
そこで今回は、社会人が勉強をしない背景、社会人が勉強をするメリット、そして勉強するべきモノについてご紹介していきます。
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日本の社会人は1日6分しか勉強しない?
世界的に「生涯学習」の重要性が話題になり、日本でも教育訓練支援給付金といった社会人の学習費用の一部を負担するといった支援制度があります。
ところが、このような支援制度の認知度は低く、総務省が実施した「社会生活基本統計」という調査によると、社会人が1日に学習や自己啓発といった勉強に費やすのは、平均でたった6分です。
海外に目を向けると、30歳以上の成人であっても大学の公開講座を受講するなど、通学を続ける人の割合が一定数いることが統計からもわかります。
経済協力開発機構(OECD)が実施した「国際成人力調査」によると、ヨーロッパ諸国では30代成人の5〜8%が通学による学習を継続させている一方で、日本は1.6%とOECD加盟先進国最下位の低さです。
社会の制度や働き方が勉強のしやすさを後押ししているともいえますが、やはり個々の勉強に対する意識の差が大きな要因でしょう。
日本では、企業内での教育制度が海外に比べて充実していることも、仕事以外で勉強することの必要性を感じづらい状況を助長しているともいえます。
働き方改革が進み、グローバル化が進むこれからの時代、「生涯学習」の姿勢をもてるかが20代のキャリアプランを大きく左右します。
そして20代のうちに勉強して、勉強する習慣を確立してしまえばそれだけで差別化できます。
なぜ社会人は勉強しないのか
日本の社会人が勉強しない背景には、先述の通り社会制度も大きく関係していると考えられます。
ただ「勉強」には、通学以外の方法も多くあり、勉強しない理由は個々の事情にあるのが現状とです。
社会人になってからの学びこそが、日々変わりゆく時代に対応するために重要ということは、感覚としてわかっている人も多いですよね。
ではなぜ社会人は勉強しないのでしょうか。
その理由として次のようなものが挙げられます。
- 忙しくて勉強する時間がない
- キャリアアップに興味がない
- プライベートは好きなことがしたい
- 仕事を含めやる気が起きない
- 勉強する価値がわからない
ここでは、それぞれの理由について確認していきましょう。
1.忙しくて勉強する時間がない
労働法の改正が進み、社会的に時間外労働を削減する動きが進んでいるとはいえ、業種や職種によっては常態化した残業で疲弊している人は多くいます。
満員電車での通勤時に読書などは物理的に難しく、残業して家に帰ってきたら疲れ切っていて、週末はたまった家事をこなすので精一杯という中では、勉強する余裕は時間的にも精神的にもないですよね。
勉強する時間を確保する以前に、仕事でのパフォーマンスを上げるためにも、日々の生活に「余裕」を生み出す工夫をする必要があります。
2.キャリアアップに興味がない
意外に多いのが「出世や昇給といったキャリアアップに興味がない」という人です。
出世に興味がないことが「悪い」ということではありません。
出世に興味がない事で、結果として将来的に自分自身が困る可能性が高まるということです。
今の仕事に満足していて、これ以上何も求めていないから、わざわざ勉強する必要がない、という人は、「予期せぬ事情で今勤務している会社が倒産してしまったら」「突然解雇されたら」という想像力をもつことが大切です。
知らないこと、新しい環境へ興味をもつことが、「勉強」の必要性への気づきにつながるでしょう。
3.プライベートは好きなことがしたい
日々の仕事でストレスを感じるからこそ、プライベートはリラックスができるような好きなことがしたい、と思うのは当然のことです。
リフレッシュする時間を効率よく取り入れることは、仕事にも普段の生活にもメリットが多いです。
ただ「勉強=つらい・面倒」というネガティヴなイメージを「勉強=おもしろい・楽しい」とポジティヴに転化させることで、勉強でリラックスやリフレッシュができるようにもなります。
学ぶことを楽しめる姿勢は、プライベート時間の使い方を多彩にするでしょう。
4.仕事を含めやる気が起きない
勉強どころか、毎日の仕事にすらやる気が起きず、「楽をしたい」という想いだけが先行している状況が理由になっていることがあります。
「今が良ければそれでいい」という考え方では、いざ「欲しいモノ」や「やりたいコト」ができたときにどう動けばいいのかがわからなくなります。
社会人が「勉強する」ことで、あらゆることに対処する方法を身につけることができます。
簿記の勉強をすれば、経理の仕事に就いて給与アップを目指せるだけではなく、日々の家計の管理を工夫して効率よく貯金ができるかもしれません。
いざというときに「楽する」ためにも、日頃の勉強の積み重ねによって手に入る可能性に目を向けてみましょう。
5.勉強する価値がわからない
社会人が勉強しない理由の全てに通ずることでもあるのが、「勉強する価値がわからない」という状況です。
残念ながら、日本の学校教育は自主性を育てるよりも、義務的な性格が強く、良い学歴のため、高収入の仕事に就くため、という社会的肩書を手にするために「やらされている」感をもつ人が多いですよね。
結果として、「勉強」に対してネガティヴなイメージがつき、「学校で勉強したことは何も役に立たない」という経験値が「勉強は価値がない」という考えを生み出しています。
「海外旅行で現地の人とコミュニケーションを楽しんでみたい」と思ったら、あなたは何をしますか?
英会話の勉強をしますよね。
このように、「やりたいコト」を実現するために必要なスキルを身につける行動が「勉強」です。
スリムな体型を手に入れるために健康的な食生活に関する本を読む、人見知りが強いから話し方ワークショップに参加する、こういった新しい知識やスキルを身につけようとすること全てが勉強だということを認識することが大切です。
勉強しない理由はさまざまですが、何よりも勉強する価値、つまりメリットを理解することで、勉強しない「理由」が「言い訳」だったと感じるかもしれません。
社会人になって勉強するメリット
「勉強した方がいいのはわかっている」と感覚的に理解するだけでは、「勉強しない理由」という名目で言い訳をしてしまいます。
効率良く勉強している社会人は、勉強するメリットを具体的に体感値として理解しているものです。
社会人になって勉強することで、あらゆるメリットを得ることができます。
主なメリットとして次のようなことが挙げられます。
- できる仕事の幅が広がる
- 給与アップを目指せる
- 一生使えるスキルが身に付く
- 働き方の選択肢が増える
- モチベーションが上がる
ここでは、それぞれのメリットについて確認していきましょう。
1.できる仕事の幅が広がる
社会人が勉強しやすいものとして、自分の仕事に関連するものを選ぶのが始めやすく目的意識を持ちやすいでしょう。
直接的に関係がなくても、キャリアパスを進んでいく中で、知識やスキルをもっていることで職務の選択肢が増えます。
プログラミングといったIT関連の知識やスキルといった、業種・職種を問わずに役立つものを勉強することで、業務の効率化を実践してキャリアアップにつなげることもできるでしょう。
2.給与アップを目指せる
ビジネス総合誌「プレジデント」が年収2,000万円以上と年収500万円以上のビジネスマンに実施したアンケート調査によると、「仕事以外の時間に勉強している」人は年収2,000万円以上で約7割、一方年収500万円台で約4割と、収入が高い人ほど勉強に時間を割いていることがわかります。
勉強の習慣をもつことで、政治・経済などへの関心の強さにつながり、ビジネスに求められるスキルを身につけることができます。
仕事以外の時間の勉強が、キャリアの質を上げ給与アップに結びつくということです。
3.一生使えるスキルが身に付く
専門的な知識を勉強して身に付けることは、道具を手に入れるのと同じことといえます。
日々の仕事に直接関連していなくても、幅広い知識をもつことは、仕事の進め方や考え方というビジネスの基礎力アップにつながります。
知識・知恵・考え方は、年齢を問わずあらゆる場面で活用できるスキルとなり、いざというときに臨機応変に柔軟に対応できるでしょう。
20代から勉強する価値を理解していれば、年を重ね経験を重ねつつ、一生使えるスキルを増やして活躍の場を広げることができます。
4.働き方の選択肢が増える
終身雇用が一般的で、大企業に入社できれば定年まで安泰という時代は終わりつつあるといえます。
働き方改革が進み、個々の市場価値と働き方に対する意識が「生活の安定」の基盤となる時代です。
また最近は「複業」「パラレルキャリア」などと呼ばれる複数の仕事をもつ働き方も注目され、専門的な知識やスキルが働き方の選択肢を広げてくれます。
転職や独立といったキャリアプランでも、あらゆるパターンを想定することができるという意味でも、知識やスキルを身に付けるために勉強するメリットは大きいでしょう。
5.モチベーションが上がる
勉強をすることで、知識やスキルはもちろん新しい人脈を手に入れることができます。
新しい出会いによって、新しい考え方・視点を知り、「もっと勉強しよう」というモチベーションにつながります。
そして、その自発的に沸きあがるモチベーションが、日々の仕事や生活を生産的に前向きにしてくれるでしょう。
このように、勉強することは、あなたの市場価値を底上げするだけではなく、考え方や姿勢を成長させることができます。
勉強するメリットの多様性を理解した今、何から始めたらいいのでしょうか。
社会人が勉強するべきモノ
社会人が勉強することは、メリットがあるというより、「やらないとダメ」だととらえるべきなのかもしれません。
20代で勉強する時間は、「自己投資」です。
キャリアアップを一気に目指すことができる30代に、20代の投資が価値を発揮していきます。
こちらの記事を参考にして、「自己投資」の一歩を進めてみましょう。
ここでは特に汎用性が高く、将来的な需要が見込めるおすすめの「社会人が勉強するべきモノ」を3つ紹介します。
- 英語
- プログラミング
- ビジネススキル
1.英語
仕事でもプライベートでも活用できるスキルとして、まずおすすめするのが「英語」です。
実際TOEICで高スコアをもつ人の方が年収が高いことが統計でも実証されており、英語力がキャリア上の強みになることは確実です。
需要が高いのはわかっていつつも、学生時代の苦手意識からなかなか始められないという人は、「英語が話せたらできること」を具体的にイメージしてみましょう。
「外資系企業に転職する」「海外出張をする」といった仕事関連はもちろん、「海外旅行で現地の人とコミュニケーションを楽しむ」「海外ドラマを字幕なしで観る」といったことでも問題なしです。
英語というツールが使えるメリットを具体化することで、「勉強する価値」を可視化でき、モチベーションを持続させることができます。
日本において英語力の一つの目安がTOEIC900点です。
900点以上のスコアがあれば、転職市場でも高く評価され、選択肢が広がります。
TOEICと転職の関係性については次の記事で解説してますので、ぜひ参考にしてください。
2.プログラミング
小学校で必修化することで話題になり、幅広い年齢層で重要性が認知されつつあるのが「プログラミング」です。
英語と同じように、義務教育の一環になるということが、今後の需要の高さを証明していますね。
実際、日々の業務だけではなく、日常のあらゆる場面でIT化が急速に進んでいます。
今後業種を問わず、あらゆる場面でITの知識が重宝されるようになり、その中でもプログラミングの知識は一生モノのスキルとしても活用できるでしょう。
何気なく利用しているウェブサイトがどのような仕組みで表示されているのかを知ることは、純粋に面白いものです。
「知る」楽しみをスキルに直結させることができるのも、勉強をするモチベーションには欠かせない要素です。
3.ビジネススキル
ビジネススキルとは、社会人が身に付けるべきスキルの総称といえます。
次のスキルが「ビジネススキル」の代表的なものです。
- 論理的思考力
- 問題解決力
- ファシリテーション力
日頃の業務を通して、実務レベルで習得することも可能ですが、より効率的に総合的に学ぶには、自主的な勉強が必須です。
ビジネス書やセミナー参加、動画講義受講など、教材となるコンテンツは多岐に渡ります。
挑戦しやすいタイプのものから、積極的に取り入れることで、社会人の基礎力を大幅に上げることができます。
今回ご紹介したもの以外でも、株式市場について学ぶことで経済全体の動きや仕組みを知り、生活に欠かせない「お金」に対する考え方を強くするなど、勉強の対象は膨大にあります。
勉強を始めるにあたって、20代の社会人の「自己投資」についての考えを深めることも大切です。
ビジネススキルを身につけるための簡単な方法は2つです。
- 読書
- ビジネススキル学習サービスを使う
読書
読書については、どのような本を読めば良いかわからない人も多いと思います。
実際に20代におすすめするビジネス本をこちらで紹介していますので、まだ読んだことがない本はすぐに読んでください。
ただ、1冊本読むのはなかなか時間がかかって大変ですよね。
途中で飽きてしまったり、まとまった時間がなく挫折してしまったりすることもあります。
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- 本が多すぎて、何を読めば良いかわからない。
- 忙しくて、本を読む時間がない。
- 教養を身につけたいが、どうしたら良いかわからない。
こんな人はぜひflierを使ってみてください
ビジネススキル学習サービス
最近ではプレゼンテーションスキルや論理的思考力が学べるサービスも登場してきています。
中でもおすすめするのがグロービスです。
グロービス学び放題は、動画を通じてビジネスや経営が学べる定額制のオンラインサービスです。
MBAレベルのビジネス講義をスマホやPCから視聴可能な手軽さから、忙しいビジネスマンを中心に絶大な支持を受けています。
まとめ
1日24時間という限られた時間の中で、仕事とプライベートを両立するだけでも大変だという人は多いでしょう。
だからこそ、勉強しましょう、ということです。
ランチタイムにSNSチェックに没頭する5分があれば、英語学習アプリで新しいフレーズを学ぶことができます。
まずあなた自身の1日を見直す、これもタイムマネジメントの勉強になります。
毎日の生活のあらゆる場面に「勉強のタネ」は潜んでいます。
勉強する価値を理解した行動で、あなた自身の価値を高めていきましょう。
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